セーラー服を着させないで

ルルオカ

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夕飯を食べてから少しくつろごうと、リビングのソファにもたれて、テレビをつけた。
が、音は鳴らず、映しだされたのは静止画。

とたんに、俺は顔を背けたものを、一瞬目に入ったのは、間違いなくセーラー服で「今日が初めて、JKのYO」とか何とか、チープなタイトルが表示されていたと思う。

「アダルトビデオか!」とすぐに見当がつき「親父はこんなものまで、参考にしているのか!」と歯軋りしながらも、視線を逸らしたまま、リモコンのボタンを押した。
ソファから立ち上がろうとしたところで、画面がまだ明るいのに気づく。

目を細めて見やれば、テレビには、いまだ静止画が映っていて、リモコンのボタンを押すも、びくともしない。

DVDプレイヤーのリモコンに持ちかえても同じで、果てには、コンセントを抜いても、画面は暗くならず、静止画がのさばっている。

DVDプレイヤーの配線を抜いたり、テレビを叩いたり、あれこれしているうちに、映像が流れだした。
もちろん、再生ボタンを押してはいない。

機械の故障だ暴走だのでは片付けられない、怪奇現象が起こっているようで、怖くもあったが、なんといったって、セーラー服を性的に見るのは、俺にとって神を冒涜するくらいのタブーだ。

テレビを止められないなら、俺が部屋から、いや、家からでていくしかないと、扉に向かったものを「君の名前は?」との映像の音声が耳に入ってしまった。

耳を塞ごうとしたのも間に合わず、「はい、義男です。十七歳です」と聞こえたからには、テレビに振りむかないではいられず。

はじめに目にしたときは、胴体だけしか映っていなかったものを、どこか違和感を覚えたからに、改めて見て、なるほどと思う。

タイトルも読めば、「今日が初めて、JKのYO」ではなく、「DKのYO」になっている。

いや、世の中には、そういう類の映像作品もあるだろうとはいえ、天と地がひっくり返ったって出演するわけがない。
生まれたての赤ん坊のように、汚れなき義男が。

それとも、もう童貞を卒業しているのかと、(自分から恋愛事情を聞くのを避けていたくせに)今更に疑ったものを、撮影者曰く「義男君はエッチが初めてらしいね」と。

「それにしても、なんでセーラー服を着て、初めてのエッチをしたいと思ったのかな」

頬や耳を薄紅に染め、目を伏せていた義男は、口元に手を当てつつ「学園祭で、女装することになって」とか細い声で応じる。

「その準備をしているのを、隣に住む幼馴染に見られたんです。
それから、なんか、セーラー服を着ていると・・・」

「エッチな気分になる?」と代弁してやれば、肩を震わせて、目に涙を滲ませた。
それ以上追及せず、ふふ、と笑ってから、「いい体しているね」と次の質問に移る。

「部活動はなにやっているの?」

「え、あ、その、け、剣道部です」

「ああ、だから、なんか清楚な感じがするのか。
雄々しいスポーツをやっているわりには、内股でもじもじしているのが、いいね。

体は引き締まっているけど、セーラー服を着ると、むちむち感がでるのもいい。
おっぱいなんか、盛り上がっているし」

「お、おっぱい、なんて、俺、男、だから」と胸を隠そうとしたのを、留めようとしないで、カメラを下のほうに向けた。

「よく見ると、太ももの肉つきも、立派なもんだ」とスカートのあたりにズームする。

「スカート丈はそんな短くないけど、肉つきのいい太ももが、布を押し上げるから、座ると見えちゃいそうだよ」

かっと顔を赤くした義男が、「だめ」と太ももの間に両手を突っこんで、スカートを押さえた。
目を瞑って、頭を垂れているのに、「だめ?」と膝小僧を手でさする。

びくりとして、肩をすくめたが、肯かないで、「だめ」とも口にしない。
 
「剣道仕込みの、鍛え上げられた太ももがどんなのか、触ってみたいなあ?
でも、やっぱりだめ?」
 
僅かに瞼を上げて、カメラを見やる義男。

潤んだ瞳を揺らめかすだけで、首を縦にも横にも振らなければ、口もつぐんだままでいたものの、かまわず、スカート内に手を滑りこませた。
「あっ!」と甲高い声をあげたのを、すぐに唇を噛んだとはいえ、口の隙間から、ふ、ふ、と息を漏らす。

 「いいね。思っていたより、いいよ。
柔らかすぎず、固すぎず。ずっと撫でて揉んでいたいくらい、程よい弾力があって、手触りがいい。

ちんこの先っぽで擦ったら、具合がよさそうだな。
先走りを、筋に塗りつけるようにして滑らせて、くちゅくちゅ水音を立ててさ」
 
太ももを撫で回されているのと、卑猥な物言いに追い詰められ、腰をよじりながら、内股になる。

太ももを這う手を挟みこんだのを、こじ開けようとしないで、おもむろに「おっぱい膨らんできたね」とカメラを上に向けた。 

前屈みになって、脇を閉め、腕に力を込めている分、胸が寄せられている。

セーラー服が引っ張られているから、突起が浮き彫りになってもいて、気づいた義男が胸元に腕をクロスさせた。
と、ほぼ同時に、無防備になったスカートに、元々、入りこんでいた手がさらに奥へと潜りこむ。

中心部分に指が行き当たったのだろう。
「あ、ああ、だめえ!」と悲鳴をあげた義男は、口内に溜めていた唾液を、漏らした。
 
「太ももにちんこを擦られて、精液を塗りたくられるのを想像して、体が喜んじゃった?
ほら、ここ、こんなに固くなっちゃって、震えている。

我慢できなくて、腰を振っちゃいそうかな?ん?」
 
笑いを含んで囁かれて、「は、あ、あ・・・」と湿った吐息をしつつ、内股になって、指摘されたからか、腰の揺れを抑えているようだった。

スカート内の手は、太ももにに挟まれて、身動きとれないようだが、指で撫でたり、引っ掻いているらしく「あ、ああ・・・!ん、あ、や」と喘ぎさせつづけている。

頑なに内股でいるのに相手は手をだしてこず、催促もしないで、身をよじるさまを、視姦するようにカメラを向けてくる。

相手より、義男のほうが焦らされ、追いつめられていたものを、喘ぎと涎を垂れ流しにしながら、足を開かない。





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