異世界露出少女

江呂川蘭子

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5話

姉と再会する勇者

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 冥界の魔導士との派手な戦闘のあと、ジキはバンディガーブ騎士団を直接尾行するのはやめて、砂漠コウモリを使い魔にして離れて追跡する事にした。
「露骨に警戒させて、直接戦闘になれば騎士団の計画を調べることも出来なくなるからな」ジキはそう言うと、一旦は小さな集落を目指す事にした。
 半日ほどで目的の集落に辿り着くのだが、そこは、暗黒天魔教という黒魔術師の集落だった。
「おっと、コイツは男子禁制の魔術師だなぁ。俺は別行動にするよ。また、ご縁があればって事で。じゃあな」ウェストは、そういうとリュックを担いで砂漠を別方向に歩いて行った。
「女性の冒険者パーティが、一夜の宿を借りる事にするか……怪しまれそうだな」ジキがそう言うと、
「良からぬ、集団でしたら、わたくしのエネルギーにして、お二人にもお分けできますし、遠慮する事もないでしょう。昨晩の戦闘でお腹も空きましたし」とソフィアが笑う。
 三人が集落に入ると、暗黒天魔教の教団員たちは、意外に友好的だった。
 それというのも暗黒天魔教は、ジキの種族でもあるサキュバスを神と崇めており、彼らの神殿に祀られている女神像が、ジキに酷似していることが大きいと思われる。
 暗黒天魔教の信者は、人間ばかりでエルフや魔族のように魔力を持った者も少ないようだった。
 そんな具合で、争う事もなく三人はしばらくのあいだ教団で宿泊する事となった。
 翌日の朝、三人が教祖のデメテルと食事をしていたときの事である。
「それでは、勇者様は地上から召喚された方なのですか!」教祖デメテルが、驚いたように言った。
「教祖様は、地上人を見るのは、はじめてでございますか」と、ふたなりエルフのソフィアがたずねる。
「いえ、地上人は珍しゅうございますが、私どもの教団にも、この世界に迷い込んんだ地上人がおりましてね……年頃は勇者様より、少し年上ぐらいです。」と教祖は浮かない顔でいう。
「何か、困ったことでも有るのなら、言ってみなさい。アタシ達ができることなら、世話になったお礼をしたい」とジキは言った。
「その、地上人の娘は、突然この世界に迷い込んだようで、砂漠で死にかけているところを少し前に拾ったのですが、慣れてくると盗みは働く、ウソはつく、なんの能力もないと、いい所は、外見ぐらいでございまして、皆が砂漠トカゲのエサにしてしまえと、言うような事になっておりまして、まぁどうしたものかと考えあぐねておるのです」教祖は目尻の皺を気にしているのか両手で隠すように話す。
「で、その娘は、どこにいるのだ会ってみたい。使えそうならアタシたちが引き取ろう」とジキが言った。
「それが、皆が忌み嫌っておりまして、地下牢に閉じ込めております。一日に一度は食事を与えておりますが、本当に会われますか」教祖が顔色をうかがう。
「気にするな、三人で会ってみよう」ジキは、そう言うと食事を続ける。
 三人は、朝食を済ませると、地下牢に囚われた地上人の少女に会いに行く。
 地下牢には長い黒髪の美しい少女が独り蹲っていた。
「わたくしたちは、魔物などを退治する旅のものです。わたくしはソフィアというエルフの魔法使いです。こちらはジキというサキュバスの魔剣士、そして、この娘は、あなたと同じ地上から来たキャンディ村雨と言います。少しお話をしませんか」ソフィアは優しく少女に語りかけた。
 少女は、地上からたどり着いた時のままの服装だと思われるセーラー服のままだった。
「ここから出て、お風呂に入りたいです。わたしが、どうして牢屋に閉じ込められるかがわからないのです」と言って少女は、ソフィアの顔を見つめる。
「え!」とキャンディが驚きの声を漏らす。
 その声に少女はキャンディをまじまじと見つめる。
「狂子!狂子ちゃんですよね。」と少女はキャンディの顔をまじまじと見た。
「あ!やっぱりお姉ちゃんだ。」キャンディは、少女を見つめる。
「キャンディの姉なら、助けねばなるまい」とジキこと魔王ジークフロイドがいう。
「でも、この人は、お母さんと二人でアアシのことを捨てて逃げたんだよ」と意地悪な顔でキャンディは言う。
「お母様に言われて、仕方なかったのよ。許してちょうだい。お願いだからここから助けて」少女は涙ながらに訴える。
「教祖が言うような悪い娘には見えませんが、キャンディどうなんですか」とソフィ・バタイユが、キャンディを見つめる。
「そうよ、お姉ちゃんは、とってもいい子にゃんだよ。でもにゃあ、この人は信じられないぐらいの虐められ体質で、どこに行っても虐められるから、牢屋に入れられてても驚かないニャン」とキャンディは嬉しそうに笑う。
「そう言う事なら、助けてやろう」とジキがいう。
「でも、ニャア未来ちゃんって言うんだけど、牢屋が似合うんだなぁって思ってね。久しぶり顔見たら虐めたくなってきたにゃあ」
「狂子さま、昔のようにいっぱい虐めてください。どんな事でも致します。ここから出して貴女の奴隷にしてください」と少女は頬を上気させ悩ましい表情で訴えた。
 その少女の卑猥な表情に、ジキとソフィアはゴクリと唾を飲む。
「じゃあ、スカートを捲って股を開いて見せるニャン」そうキャンディが言うと、少女は座ったままセーラー服の短いスカートを捲り上げ、M字に大きく脚を開いた。少女の白いレースの下着は女性器と肛門部分に布がなく、イヤらしくビチャビチャに濡れた淫部が丸見えになる。
「じゃあ、みんなにオシッコする所を見せるにゃ」キャンディが言うと、少女は悩ましく悶えながら放尿をする。
 少女が尿を出すとチリリンと金具が揺れて鈴のような音が鳴る。
 それは、少女の包皮を切除された剥き出しのクリトリスに、付けられた金属ピアスが、尿道の前に揺れているものを彼女の小水が当たって、綺麗な音色を発していたのだった。
「おふぅおふふうううう!あっあっああああ」少女は尿を垂れ流しながら恍惚とした悦びの表情を浮かべ全身を振るわせていた。
「未来ちゃんは、おとなしい顔をしているけれど、なんでもやっちゃうドMの変態美少女なのにゃあ。」キャンディが説明している間に、尿を出し尽くした美少女は、床に出した自分の尿をぺろぺろと舐めていた。
「こんな汚い、メス豚だけど連れて行くのかニャア」とキャンディは意地悪く言う。
「わ、わたくしは是非とも仲間にしたいと思います」ソフィアの、ふたなりペニスは金属ケースの中で激しく勃起して震えていた。
「未来ちゃんはねぇ、エッツな事をやらせるより、我慢させる方が面白いんだにゃあ」キャンディは、玩具でも見るように姉を見下していた。
「未来ちゃん、もう二度と自分のおしっこを舐めたらダメだからね」とキャンディは強い口調で姉を叱りつける。
「ごめんなさい!ごめんなさい。狂子ちゃん許してください。いい子にします。わたしを助けてください。」未来は、泣きながら懇願するのであった。
「違うよ未来ちゃん。勇者キャンディ様この醜いメス豚を奴隷にして家畜以下の扱いをしてくださいって言わなきゃダメでしょ」キャンディの眼は、ジキたちが見たこともない妖しい輝きを放っていた。
「はい、勇者キャンディ様、いたぶられて悦ぶしか能のない汚らしいメス豚の未来をゴミ屑のように虐め続けてください。わたしが死にたいと言っても、それよりも酷い責苦で痛めつけて下さいませ。これからは毎日奉仕いたします。三人分の尿でも大便でも食べますから、お助け下さい。あううう」と未来は自虐的な言葉を吐きながら瞳を妖艶にギラつかせている。
 ジキとソフィアも、背中に冷たいものが走るのだが、未来を凝視し目を離すことが出来ないでいた。
「この人、正真正銘の気狂いでド変態だけど連れて行って大丈夫かニャア。アアシが気持ち悪いって思ったの、この女だけだにょ」キャンディが言うと、
「アタシは、未来を仲間にしたいと思うのだが、ダメなのか……」ジキは頬を赤らめ、太腿から淫汁を滴らせて言うのだった。
「みんな、ド変態なんだねぇ。ジキが良いんなら、アアシはかまわないけど。ウンコを食べるのだけは禁止させてね。ホントに気持ち悪いから」
「たしかに、不衛生なのは困りますね」ソフィアがポツリと言う。
「アアシね、コイツ臭いからイヤなんだよ」キャンディが、珍しくマトモな事を言っているのを見てジキが驚く。
「ここの、牢屋が臭いのは、もしかしてキャンディの姉のせいなのか……」ジキは、悪臭の原因に気づく。
「あ!そうか、お姉ちゃん臭いから、嫌われているんだ。おしっこ塗れだもんねぇ……」キャンディは凄くイヤな顔をする。
「わたくしは、強制的に清潔にする魔法を持っているのですが、どうでしょうか。」ソフィアが魔法の杖を一振りすると、悪臭が嘘のように消えた。
「ゾンビ兵と戦った後などに、自分の身体や衣服に使っていたものです。奴らの臭いと比べたら、未来ちゃんなどいい匂いだと思いますけれど……」ソフィアの言葉を聞いて、キャンディは、未来とソフィアは同族かも知れないと感じた。
「ただ、この魔法をかけると、わたくしが魔法を解除するまで、尿はただの水になり、大便は無味無臭の透明なスライムとして排出され、体臭は無くなってしまうのです……」ソフィアは残念そうに言った。
「ソフィアは、なにが不満にゃのかニャア」と勇者キャンディ村雨は、不思議に思い聞くのだった。
「匂いで性的な興奮を覚える事はないのですか?」ソフィアがこたえる。
「アアシ、けっこう潔癖症だから、臭わないほうが嬉しいニャン」
「キャンディとは意見が合いませんね。未来ちゃんは、わたくしが飼います」
「……連れて行くんですニャア」キャンディも未来を使って遊ぼうと思うのだった。

 ジキは、未来を引き取ると、早々に暗黒天魔教の施設から出て、この世界で一番の大都市であるルルイエを目指すと言う。
「ジキ、突然ルルイエだなんて、どうしたのですか?」ソフィアは、砂漠トカゲを操り幌馬車をルルイエへと走らせていた。
「宗教団体になり済ますのさ。その為にルルイエに登録された何千年以上の教団を調べに行く。そして出来るだけ古くて失くなる寸前の教団を見つけて買い取る。そうすれば神の啓示だと言ってバンディガーブ騎士団を直接追い回せるだろう」とジキは言った。
「それなら、新興宗教として追い回せばよろしいのではないですか?」とソフィアが答えると、
「新しい団体として登録するには、時間がかかる。団体の証明書の偽造は、偽物だとバレる可能性が高い。それほどまでにルルイエが発行する証明書は、五千年以上ものあいだ高度に造られているからだ。」ジキの頭の中で計画は纏まっているようだと、ソフィアは感じた。
「わかりました。でも、突然どうして思い付かれたのですか。よろしければ、わたくしにも聞かせてもらえませんか」ソフィアが言うと、
「未来の着ている服だ。セーラー服という地上の服をアタシは数千年前に見たことがあるのだ。確か時間と次元を超えて自分たちから、こちらの世界にやって来たと言っていた。アタシがセーラー服を最後に見たのは、五百年以上前になる。その教団名を知りたくなってな。そして未来を教祖として、活動をすれば、計画がうまく行くようなイメージがわいたのだ」ジキが、話している横ではキャンディが未来の股間の穴という穴を虐めていた。
「こら、キャンディ。教祖さまをもっと大事にしろ」とジキは、そう言いながらも未来の悩ましい表情を楽しんでいた。

 大都市ルルイエは、街の中心まで砂漠トカゲが入る事は禁止されているため、四人は街外れに砂漠トカゲと馬車を預けて、そこから街の中心に向かう蒸気機関であるスチームバスに乗らなければならなかった。
「スチームパンクじゃないですかぁ」未来がマトモな人間のように目を輝かせていた。
「わたくしたちも蒸気機関に乗るのは初めてなんですよ。まだ出来て二百年ぐらいの新しい技術ですからね」とソフィアが説明する。未来の好奇心を満たす可愛らしい姿に、キャンディは嫉妬心を密かに燃やしていた。
「何が教祖様にゃああ、未来のクセに生意気なんだにょお。酷い目に合わせてやるにゃああ」と小声でぶつぶつ言う。
「キャンディ。ぜんぶ聞こえているぞ」と魔王ジークフロイドは、勇者キャンディ村雨をギロリと睨みつける。
 キャンディは、姉の未来の登場により自分の立場が危ぶまれている事を感じた。
「お姉ちゃん、なんか欲しいものがあったら言ってね。なんでも買ったげるから」とキャンディはいきなり掌を返した。

 ルルイエの街は魚貝類が豊富で、その中でもイカや蛸の料理が有名だった。
 四人は、街のホテルにチェックインした後で、観光も兼ねて場末のシーフードレストランに入るのだが、メニューにあるのが、イアイアとかフングルとかヨグソートなど名前を見ても、よくわからない料理ばかりなので、店員にどんな料理なのか聞くのだが、言葉が通じないのか説明を聞くことが出来なかった。仕方なく、それぞれが適当に注文をした。
 テーブルに出て来たものは、目を疑うようなグロテスクなものだったのだが、意外と味は美味かったので、四人は満足する。
 特に未来は久しぶりに量のある食事だったので、ガツガツと流し込むように食べていた。
「アタシは、図書館で調べものをしたいのだが、三人はホテルに戻っても良いぞ。」ジキが、レストランの勘定を済ませると、そう言うのでソフィアは変態姉妹を連れてホテルに戻ることにした。     
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