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もう一人の転生者
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「……解釈は自由だが、今重要なのは、ローリアン皇子、貴様の処遇についてだ。選択権を与えるのはこれが最後。逃げるか死ぬか、好きな方を選ぶがよい」
エリウはそう言うと、抜き放った剣の鋭い切先をローリアンの喉元へ突き付ける。その様子を、俺は息を呑んで見守っていた。あ、俺タケルっす。久しぶりの一人称っす。よろしこ!
いや~ユリヤの召喚獣が一瞬でやられたときは正直びびった。ローリアン皇子は噂に違わぬどころか予想以上の強さだったが、それでもさすがに多勢に無勢、我が家のチート娘六人を一度に相手に回しちまったら勝ち目はなかったな。
さて問題はここからどうするかだ。ほどほどにローリアン皇子を脅かして退却させるのが当初の作戦だったわけだが、ローリアン皇子が意地っ張りすぎて困っているというのが現状である。ゴーマ帝国に内紛の種を残すのが目的である以上、ここでみっともなく命乞いなどされたらそれはそれで不安なのだが、まさかここまで強情な猪武者だとは。
拘束され剣を向けられても、ローリアンに降伏に応じる気配はない。人質として捕えて交渉の材料にしようにも、ローリアン皇子の帝国内での立ち位置を考えるとあまり意味はなさそうだ。となるとここで殺すしかないわけだが……。
逃げるか死ぬか、と二択を突き付けたエリウも、実際どうしたものか迷っている様子だ。マジでどうすんだこれ? 殺っちゃう? 一応バトル要素もあるファンタジーで、登場したライバルキャラを序盤速攻殺す展開ってアリなん???
しかし、エリウが剣を握る手に力を込めたその刹那。
「えぇええええええええいっ!!」
雄叫びと共に、繁みの中から小さな人影が飛び出し、エリウとローリアン皇子の間に割って入った。虚を突かれたエリウは咄嗟に後退し、その人影とローリアンから距離を取る。
「リア兄、怪我はない!?」
闖入者が尋ねると、ローリアンを拘束していた氷と鞭が解け、ローリアンは驚きつつ声をかける。
「お前、何故ここに……ロズリックを頼むと言い残してあったではないか!」
「そのロズ兄さんから、リア兄を助けるように言われてここに来たの!」
ローリアン皇子を兄と呼ぶってことはロズリック? いや、それは有り得ない。何故ならば、その小さな人影は女だったからだ。つまり妹なのである。弟と聞いていたロズリックが実は女だった可能性も頭をよぎったが、二人の短い会話から、ロズリック皇子がこいつらとはまた別に存在することが窺える。俺らの知らない妹がいたってことか?
ローリアンの妹らしき女は剣を構え、エリウと対峙した。見たところ年は俺らと同じぐらいだろうか。兄は陽に透けるような銀髪だが、妹の方は茶色がかった黒髪。ローリアン皇子の端正な顔立ちと比べると柔らかい印象で、しかも結構かわいい。なんかいかにもAKBにいそうな感じである。兄は防具を一切身に着けていないが、妹は胴にチェインメイルを装備している。どうでもいいがローリアン皇子をロリ兄じゃなくてリア兄と呼ぶのは優しさだろうか?
しかし……俺は首を傾げた。
あの顔、な~んか見覚えある気がするんだよな……。
転生して十五年、館とその周辺にしか出歩かず、家族以外の人間とは全くと言っていいほど会っていない俺が、ゴーマ帝国の姫と顔を合わせてるわけねーんだが。
エリウの怒号が意識を現実に引き戻す。
「ソフィー、フリーデル、何故ローリアン皇子の拘束を解いた!?」
そうだ。エリウの言う通り、鞭と氷による拘束の解けたローリアンは自由を取り戻し、地面に落ちていた剣を拾い上げて今また臨戦態勢をとっている。あんだけ苦労して捕まえたのに何故?
だが、ソフィーとフリーデルも困惑気味に首を振るばかりだ。
「私たちは何もしていません」
「う、うん……なんか勝手に解けちゃってさ……」
面倒臭がりのソフィーはともかく、フリーデルまでがそう言うのなら確かなんだろう。じっくり考えている暇はない。ローリアン皇子一人にもあれだけ手間取ったのに、今度はその妹が加勢に来たのだから。
再び武器を構える姉妹たち。しかしその時、俺の横にいるヨルシカが妙な事を口走った。
「あれ……祈りの効果が、切れてる……」
ヨルシカの能力にも異変が……?
何が起こっているんだ?
「そう来なくっちゃな。何度でも叩きのめしてやるまでよ!」
切り込み隊長のイザベルが、地面に突き刺していた大剣を握る手に力をこめる。が、イザベルがついさっきまで軽々と振り回していたはずの大剣が、今度は微動だにしなかった。
「え……?」
「隙あり!」
動かない大剣に全筋力を集中していたその隙を見逃してもらえるはずもなく、ローリアンは身動きのとれないイザベルの懐へ一瞬にして潜り込むと、革製の胸当てに守られたイザベルの心臓を易々と貫いた。
「んぐっ……」
「まず一人」
姉妹の中でも最も屈強な体が、傷口から大量の鮮血を吹き出しながら、その場に力なく倒れ込む。
おい、ウソだろ……? イザベルが、腹筋シックスパックバキバキのあいつが、あんな簡単に……?
「イザベル!」
「そんな……どうして!」
地面に倒れ伏したイザベルは、何度か小刻みに体を震わせた後、微動だにしなくなった。狼狽する姉妹たちにエリウの怒号が飛ぶ。
「しっかりしろ! 戦いの最中だぞ!」
「でも、イザベルが……イザベルをローザに治させてあげなきゃ」
フィリアに促されたローザがイザベルに駆け寄ろうとしたが、エリウはローザの腕を掴んで引き止めた。涙ぐんだ目でエリウを見上げるローザに、エリウはゆっくりと首を横に振る。ローザは生きている者の傷を癒す能力を持っているが、前世の俺のように死者を蘇生することはできない。おそらくもう助からないイザベルのためにローザが動けば、ローリアンの格好の標的になっていただろう。
ローリアン皇子は鷹の如く鋭い眼光を周囲に走らせて次の獲物を探している。エリウはそれを遮るように自らローリアンの前へ進み出て、俺たちに言った。
「ここは私に任せて、お前たちは逃げろ!」
その一言に、エリウの悲壮な決意が滲み出ているように俺は感じた。たしかにエリウは強い。純粋な剣技なら姉妹たちはまだエリウには遠く及ばないし、ローリアン皇子とも互角に渡り合えるかもしれない。
だが、身体能力では明らかに分が悪い。エリウはアラサーだし、そもそも女なのだ。いや仮にあと十年若かったとしても、あのローリアンのチートじみた腕力と脚力に太刀打ちできるだろうか。
エリウは命を賭して俺達を逃がそうとしている。俺は叫んだ。
「逃げろって……エリウ、お前はどうすんだよ!」
こちらを振り返りもせず、エリウは答える。
「タケルももう気付いてるでしょ? 何かがおかしい。今ここで戦っても勝ち目はない。タケルたちはとにかくこの場を離れなさい」
「お前を置いて逃げるなんてできるわけ……」
「いいから早く!」
ここでエリウが死んじまったら、俺は何のために転生したのかわかんねえじゃねえか……!
エリウを一人残してきたことが、俺の一番の心残りだったんだぜ?
しかし、決心がつかない俺の手を引くものがいた。
「タケル、逃げよう!」
フィリアである。惨劇を預言した、俺たち姉弟の精神的支柱。そのフィリアが、目に涙を浮かべながら俺の右手をぐっと掴んでいる。
「リア兄、私も一緒に……」
「手出し無用! お前はあの娘たちを追え。あれはサンガリアの救世主の娘や息子たちだ。ただし深追いはするなよ」
「……わかった」
「伝説の聖剣を振るいしサンガリアの女神エリウ、お前の御首級を持ち帰れば、都市一つなどを遥かに上回る戦功となろう」
エリウは眉一つ動かさず答える。
「今の私はアランサーも使えぬただの女剣士だ」
「我々にとってはそうではない。お前がいなければ、ゴーマがかような苦境に陥ることはなかった!」
そう言い放つと、ローリアンは目にも留まらぬスピードでエリウとの間合いを詰める。ローリアンが振り下ろした斬撃をエリウは正面で受け止め、まさしく火花の散るような鍔迫り合いが起こったが、
「うおおおっ!」
ローリアンが腕力に任せてエリウを弾き飛ばす。エリウは二、三歩下がって踏みとどまるが、一瞬体勢が崩れたその隙をローリアンが見逃すはずもない。すぐさまローリアンの第二撃が襲い掛かる。
しかしエリウは冷静だった。横薙ぎに繰り出されたローリアンの攻撃を、今度は受け止めずに僅かに体勢を変えながら受け流すと、そのまま舞うようにくるりと身を翻し勢いをつけて、瞬間的に無防備になったローリアンの腹部へエルボーを叩き込んだのである。
「んぐっ!」
顔を顰めるローリアン。腹に攻撃を受けて一瞬動きが鈍化した隙をつき、今度はエリウが体の回転で勢いをつけた剣先をローリアンの胴体めがけて切り上げる。が、ローリアンは超人的な体幹と反射神経で飛び退いてこれを躱した。
時間にして約5秒前後の息が詰まるような攻防。傍目には互角のように見えたが、両者の表情には差があった。ローリアンは口元に僅かに笑みを浮かべているが、エリウは一層険しい顔に変わっている。
睨み合うエリウとローリアン。エリウは俺ら姉弟を追うよう命じられたローリアンの妹にも注意を向けており、俺たちの存在がエリウに余計な負担を強いているのは明らかだ。
「ほらタケル! 早く!」
フィリアに引きずられるようにして、俺は後ろ髪惹かれる思いで他の姉妹たちと共にその場を離れた。
!i!i!i!i!i!i!i!i
そして走ること数分。俺たちは館の近くまでどうにか逃げ延びた。
辺りは普段と何ら変わらない静謐な森。すぐ近くでゴーマ軍との戦いが起こったことなど想像もできないほど静かだ。
「あぁ……イザベル……」
フィリアが崩れ落ちるように地面に跪き、嗚咽を漏らした。
「フィリア……イザベルの最期は、夢の通りだったのか?」
俺が尋ねると、フィリアは顔を覆って二度、三度と頷く。
イザベルが殺されるまで、俺たちはフィリアの預言を疑っていた。警戒こそすれ、本気で信じてはいなかったのだ。しかし、現にイザベルはローリアン皇子の手にかかって殺されてしまった。何が起こったのかわからないが、ローリアンを拘束し圧倒的に有利な状態から一瞬にして危機に陥った。エリウが身を挺して俺たちを逃がしてくれなかったら、俺たちは本当に全員殺されていたかもしれない。
だが、俺たちは逃げて来られた。ローリアンの妹は途中まで俺たちを追いかけてきたが、この辺の森は俺たちの庭である。どうやら追跡の途中でこちらを見失ったようだ。
フィリアの見た夢の中でエリウはどうなったか、聞こうと思ったが、やっぱりやめた。聞くべきではないと思った。今、俺がエリウのためにできるのは、あいつの帰りを待つことだけなのだ。
俺は姉妹たちに言った。
「みんなはイリーナとカルラに今の状況を伝えてくれ。俺はここでエリウを待つ」
九人になった姉妹たちが館に戻り、俺は森の中で一人、エリウを待ち続けた。
戦場から逃げてくる中で一つわかったことがある。それは、姉妹たちの特殊能力が全く使えなくなっているということだ。シェリーは空を飛べなくなった。ソフィーは火を起こせない。フリーデルは氷を操れないし、シエラも雷を使えなくなった。ヨルシカの祈りも届かない。クロエの矢も、精度や威力が格段に落ちている。まだ確かめたわけではないが、ローザやユリヤの能力も同様に無効化されている可能性が高い。だからイザベルも成す術なく殺されてしまったのだ。
理由は全くわからない。一時的な現象の可能性はある。だがチート能力を失った今の姉妹たちは、俺に少し毛が生えた程度の戦闘力しか持っていない。もしローリアンがこの館にやって来たら、10対1でも歯が立たないだろう。
いや、何を考えてるんだ俺は。今頃きっとエリウがあのムカつく銀髪ヤローを叩きのめして、イザベルの仇をうっている。そうに決まってる。そしてもうすぐ俺たちのもとへ……。
と、その時。近くの繁みがカサカサと音を立てた。
「エリウ!?」
俺は思わず叫んだ。
しかし、繁みをかきわけて姿を現したその人影は、エリウにしては明らかに小さかった。
「見つけたぞ、サンガリアの救世主の息子!」
ローリアンの妹である。
「くっ……!」
俺は飾り程度に腰にぶら下げていた剣を抜き、エリウに何度直されたかわからない構えをとった。
道を知らぬ者が一人で迷い込んだら簡単には出られないこの森の中、こいつは正確に俺たちを追って来たってのか。だが逃げるわけにはいかない。この先には、俺の娘たちが住む館があるのだから。
ここで食い止めなければ。
「お前だけか……ならばここで、わが剣の錆にしてくれよう!」
と、ローリアンの妹も剣を構える。かわいい顔に似合わねえ台詞を吐きやがって。
いや、台詞だけじゃない。さっき一瞬見ただけでもわかる。この妹の身のこなしは只者ではない。もちろん兄のローリアンと比べればだいぶ劣るが、あのモブ感溢れる副隊長の野郎よりは強そうな予感がする。
つーか、異世界転生ものの主人公ってのは普通、なんかすげえチート能力を持ってて、こういう敵の美少女をテキトーにやっつけてくっころ展開に持っていけるもんなんじゃねえのかよ。ふざけんなよ!
などと悪態をつく暇もなく、ローリアンの娘は一直線に斬りかかってきた。
「えええいっ!」
「ぐおっ!」
上下左右から間断なく繰り出される斬撃の勢いは凄まじく、普段毎日のように姉妹たちと剣の稽古をしている俺でも、反撃どころか身を守るので手いっぱいだ。キンキンキンキンキンキンと、一時期なろう小説異世界ファンタジーの悪例として揶揄された戦闘シーンのような音が、森の静けさを掻き乱す。
だがそれも長くは続かなかった。
「そこだ!」
「うぁっ!」
ローリアンの妹、略してロリ妹の攻撃の勢いに押され、俺は迂闊にも剣を取り落としてしまったのである。雑草と腐葉土の上に落ちた剣は音を立てることもなく、俺はその場に尻餅をついた。それから一秒と間を置かず、ロリ妹の剣の鋭く尖った剣先が俺の喉元に突きつけられる。
ロリ妹は言った。
「他愛もない。鎧袖一触とはこのことか」
「んじゃあソロモンに帰れよお前」
「……はぁ? 何を言っているんだ貴様は」
眉間に皺を寄せたロリ妹の剣先が喉に触れ、プツリと破けた皮膚から生温かい液体が流れ出たのがわかった。ガン〇ムネタだと思ったからガ〇ダムネタで返したのに話が通じねえなコイツ!
ロリ妹はまるで憐れむような目で俺を見下ろした。
「私が初めて殺す人間として、せめてもの情けだ。なにかこの世に言い残すことはあるか?」
「……うるせーな。今エリウがお前の兄貴をブチ殺して戻ってくる。そしたらお前をひっ捕らえて処女膜ブチ抜いてやるから覚悟しとけよブラコン女」
「……下衆が」
返す言葉もねえ。元から俺は下衆な人間なんでな。命乞いでもして他の姉妹の居所を吐くかと期待したのかもしれんが、そうはいかねえよ。
最早ロリ妹の目に憐れみなどなかった。怒りに満ちて充血した瞳。剣を握る手に力が込められる。
だがその刹那、俺はこの女を初めて見た時に覚えた既視感の正体に気付いた。今際の際になってようやくじっくり顔を眺めることができたからだろう。
表情が違う。歳もかなり若い。十五年ぶりだから顔を忘れかけていたのかもしれないし、そもそも雰囲気が全く違うから気が付かなかったのだ。だが、他人の空似と片付けるにはあまりにも似過ぎている。
俺は灼けるような熱い感触に侵されつつある喉を震わせて、その女の名を呼んだ。
「ヒトミ……!」
ローリアンの妹は、どっからどう見てもヒトミだった。前世でタクシー運転手だった俺が、この世界に連れて来た女。
ヒトミは一瞬小首を傾げたが、すぐに冷酷な笑みを浮かべる。
「ヒトミ……? それが遺言か」
喉を刺し貫く痛み、傷口から急速に体の熱が逃げてゆく。それを知覚した次の瞬間、俺の意識は暗闇に飲まれた。
クソッ……。
せっかく転生したのに、ここで終わりかよ……。
エリウ、そして俺の娘たち。
止まるんじゃねえぞ……。
エリウはそう言うと、抜き放った剣の鋭い切先をローリアンの喉元へ突き付ける。その様子を、俺は息を呑んで見守っていた。あ、俺タケルっす。久しぶりの一人称っす。よろしこ!
いや~ユリヤの召喚獣が一瞬でやられたときは正直びびった。ローリアン皇子は噂に違わぬどころか予想以上の強さだったが、それでもさすがに多勢に無勢、我が家のチート娘六人を一度に相手に回しちまったら勝ち目はなかったな。
さて問題はここからどうするかだ。ほどほどにローリアン皇子を脅かして退却させるのが当初の作戦だったわけだが、ローリアン皇子が意地っ張りすぎて困っているというのが現状である。ゴーマ帝国に内紛の種を残すのが目的である以上、ここでみっともなく命乞いなどされたらそれはそれで不安なのだが、まさかここまで強情な猪武者だとは。
拘束され剣を向けられても、ローリアンに降伏に応じる気配はない。人質として捕えて交渉の材料にしようにも、ローリアン皇子の帝国内での立ち位置を考えるとあまり意味はなさそうだ。となるとここで殺すしかないわけだが……。
逃げるか死ぬか、と二択を突き付けたエリウも、実際どうしたものか迷っている様子だ。マジでどうすんだこれ? 殺っちゃう? 一応バトル要素もあるファンタジーで、登場したライバルキャラを序盤速攻殺す展開ってアリなん???
しかし、エリウが剣を握る手に力を込めたその刹那。
「えぇええええええええいっ!!」
雄叫びと共に、繁みの中から小さな人影が飛び出し、エリウとローリアン皇子の間に割って入った。虚を突かれたエリウは咄嗟に後退し、その人影とローリアンから距離を取る。
「リア兄、怪我はない!?」
闖入者が尋ねると、ローリアンを拘束していた氷と鞭が解け、ローリアンは驚きつつ声をかける。
「お前、何故ここに……ロズリックを頼むと言い残してあったではないか!」
「そのロズ兄さんから、リア兄を助けるように言われてここに来たの!」
ローリアン皇子を兄と呼ぶってことはロズリック? いや、それは有り得ない。何故ならば、その小さな人影は女だったからだ。つまり妹なのである。弟と聞いていたロズリックが実は女だった可能性も頭をよぎったが、二人の短い会話から、ロズリック皇子がこいつらとはまた別に存在することが窺える。俺らの知らない妹がいたってことか?
ローリアンの妹らしき女は剣を構え、エリウと対峙した。見たところ年は俺らと同じぐらいだろうか。兄は陽に透けるような銀髪だが、妹の方は茶色がかった黒髪。ローリアン皇子の端正な顔立ちと比べると柔らかい印象で、しかも結構かわいい。なんかいかにもAKBにいそうな感じである。兄は防具を一切身に着けていないが、妹は胴にチェインメイルを装備している。どうでもいいがローリアン皇子をロリ兄じゃなくてリア兄と呼ぶのは優しさだろうか?
しかし……俺は首を傾げた。
あの顔、な~んか見覚えある気がするんだよな……。
転生して十五年、館とその周辺にしか出歩かず、家族以外の人間とは全くと言っていいほど会っていない俺が、ゴーマ帝国の姫と顔を合わせてるわけねーんだが。
エリウの怒号が意識を現実に引き戻す。
「ソフィー、フリーデル、何故ローリアン皇子の拘束を解いた!?」
そうだ。エリウの言う通り、鞭と氷による拘束の解けたローリアンは自由を取り戻し、地面に落ちていた剣を拾い上げて今また臨戦態勢をとっている。あんだけ苦労して捕まえたのに何故?
だが、ソフィーとフリーデルも困惑気味に首を振るばかりだ。
「私たちは何もしていません」
「う、うん……なんか勝手に解けちゃってさ……」
面倒臭がりのソフィーはともかく、フリーデルまでがそう言うのなら確かなんだろう。じっくり考えている暇はない。ローリアン皇子一人にもあれだけ手間取ったのに、今度はその妹が加勢に来たのだから。
再び武器を構える姉妹たち。しかしその時、俺の横にいるヨルシカが妙な事を口走った。
「あれ……祈りの効果が、切れてる……」
ヨルシカの能力にも異変が……?
何が起こっているんだ?
「そう来なくっちゃな。何度でも叩きのめしてやるまでよ!」
切り込み隊長のイザベルが、地面に突き刺していた大剣を握る手に力をこめる。が、イザベルがついさっきまで軽々と振り回していたはずの大剣が、今度は微動だにしなかった。
「え……?」
「隙あり!」
動かない大剣に全筋力を集中していたその隙を見逃してもらえるはずもなく、ローリアンは身動きのとれないイザベルの懐へ一瞬にして潜り込むと、革製の胸当てに守られたイザベルの心臓を易々と貫いた。
「んぐっ……」
「まず一人」
姉妹の中でも最も屈強な体が、傷口から大量の鮮血を吹き出しながら、その場に力なく倒れ込む。
おい、ウソだろ……? イザベルが、腹筋シックスパックバキバキのあいつが、あんな簡単に……?
「イザベル!」
「そんな……どうして!」
地面に倒れ伏したイザベルは、何度か小刻みに体を震わせた後、微動だにしなくなった。狼狽する姉妹たちにエリウの怒号が飛ぶ。
「しっかりしろ! 戦いの最中だぞ!」
「でも、イザベルが……イザベルをローザに治させてあげなきゃ」
フィリアに促されたローザがイザベルに駆け寄ろうとしたが、エリウはローザの腕を掴んで引き止めた。涙ぐんだ目でエリウを見上げるローザに、エリウはゆっくりと首を横に振る。ローザは生きている者の傷を癒す能力を持っているが、前世の俺のように死者を蘇生することはできない。おそらくもう助からないイザベルのためにローザが動けば、ローリアンの格好の標的になっていただろう。
ローリアン皇子は鷹の如く鋭い眼光を周囲に走らせて次の獲物を探している。エリウはそれを遮るように自らローリアンの前へ進み出て、俺たちに言った。
「ここは私に任せて、お前たちは逃げろ!」
その一言に、エリウの悲壮な決意が滲み出ているように俺は感じた。たしかにエリウは強い。純粋な剣技なら姉妹たちはまだエリウには遠く及ばないし、ローリアン皇子とも互角に渡り合えるかもしれない。
だが、身体能力では明らかに分が悪い。エリウはアラサーだし、そもそも女なのだ。いや仮にあと十年若かったとしても、あのローリアンのチートじみた腕力と脚力に太刀打ちできるだろうか。
エリウは命を賭して俺達を逃がそうとしている。俺は叫んだ。
「逃げろって……エリウ、お前はどうすんだよ!」
こちらを振り返りもせず、エリウは答える。
「タケルももう気付いてるでしょ? 何かがおかしい。今ここで戦っても勝ち目はない。タケルたちはとにかくこの場を離れなさい」
「お前を置いて逃げるなんてできるわけ……」
「いいから早く!」
ここでエリウが死んじまったら、俺は何のために転生したのかわかんねえじゃねえか……!
エリウを一人残してきたことが、俺の一番の心残りだったんだぜ?
しかし、決心がつかない俺の手を引くものがいた。
「タケル、逃げよう!」
フィリアである。惨劇を預言した、俺たち姉弟の精神的支柱。そのフィリアが、目に涙を浮かべながら俺の右手をぐっと掴んでいる。
「リア兄、私も一緒に……」
「手出し無用! お前はあの娘たちを追え。あれはサンガリアの救世主の娘や息子たちだ。ただし深追いはするなよ」
「……わかった」
「伝説の聖剣を振るいしサンガリアの女神エリウ、お前の御首級を持ち帰れば、都市一つなどを遥かに上回る戦功となろう」
エリウは眉一つ動かさず答える。
「今の私はアランサーも使えぬただの女剣士だ」
「我々にとってはそうではない。お前がいなければ、ゴーマがかような苦境に陥ることはなかった!」
そう言い放つと、ローリアンは目にも留まらぬスピードでエリウとの間合いを詰める。ローリアンが振り下ろした斬撃をエリウは正面で受け止め、まさしく火花の散るような鍔迫り合いが起こったが、
「うおおおっ!」
ローリアンが腕力に任せてエリウを弾き飛ばす。エリウは二、三歩下がって踏みとどまるが、一瞬体勢が崩れたその隙をローリアンが見逃すはずもない。すぐさまローリアンの第二撃が襲い掛かる。
しかしエリウは冷静だった。横薙ぎに繰り出されたローリアンの攻撃を、今度は受け止めずに僅かに体勢を変えながら受け流すと、そのまま舞うようにくるりと身を翻し勢いをつけて、瞬間的に無防備になったローリアンの腹部へエルボーを叩き込んだのである。
「んぐっ!」
顔を顰めるローリアン。腹に攻撃を受けて一瞬動きが鈍化した隙をつき、今度はエリウが体の回転で勢いをつけた剣先をローリアンの胴体めがけて切り上げる。が、ローリアンは超人的な体幹と反射神経で飛び退いてこれを躱した。
時間にして約5秒前後の息が詰まるような攻防。傍目には互角のように見えたが、両者の表情には差があった。ローリアンは口元に僅かに笑みを浮かべているが、エリウは一層険しい顔に変わっている。
睨み合うエリウとローリアン。エリウは俺ら姉弟を追うよう命じられたローリアンの妹にも注意を向けており、俺たちの存在がエリウに余計な負担を強いているのは明らかだ。
「ほらタケル! 早く!」
フィリアに引きずられるようにして、俺は後ろ髪惹かれる思いで他の姉妹たちと共にその場を離れた。
!i!i!i!i!i!i!i!i
そして走ること数分。俺たちは館の近くまでどうにか逃げ延びた。
辺りは普段と何ら変わらない静謐な森。すぐ近くでゴーマ軍との戦いが起こったことなど想像もできないほど静かだ。
「あぁ……イザベル……」
フィリアが崩れ落ちるように地面に跪き、嗚咽を漏らした。
「フィリア……イザベルの最期は、夢の通りだったのか?」
俺が尋ねると、フィリアは顔を覆って二度、三度と頷く。
イザベルが殺されるまで、俺たちはフィリアの預言を疑っていた。警戒こそすれ、本気で信じてはいなかったのだ。しかし、現にイザベルはローリアン皇子の手にかかって殺されてしまった。何が起こったのかわからないが、ローリアンを拘束し圧倒的に有利な状態から一瞬にして危機に陥った。エリウが身を挺して俺たちを逃がしてくれなかったら、俺たちは本当に全員殺されていたかもしれない。
だが、俺たちは逃げて来られた。ローリアンの妹は途中まで俺たちを追いかけてきたが、この辺の森は俺たちの庭である。どうやら追跡の途中でこちらを見失ったようだ。
フィリアの見た夢の中でエリウはどうなったか、聞こうと思ったが、やっぱりやめた。聞くべきではないと思った。今、俺がエリウのためにできるのは、あいつの帰りを待つことだけなのだ。
俺は姉妹たちに言った。
「みんなはイリーナとカルラに今の状況を伝えてくれ。俺はここでエリウを待つ」
九人になった姉妹たちが館に戻り、俺は森の中で一人、エリウを待ち続けた。
戦場から逃げてくる中で一つわかったことがある。それは、姉妹たちの特殊能力が全く使えなくなっているということだ。シェリーは空を飛べなくなった。ソフィーは火を起こせない。フリーデルは氷を操れないし、シエラも雷を使えなくなった。ヨルシカの祈りも届かない。クロエの矢も、精度や威力が格段に落ちている。まだ確かめたわけではないが、ローザやユリヤの能力も同様に無効化されている可能性が高い。だからイザベルも成す術なく殺されてしまったのだ。
理由は全くわからない。一時的な現象の可能性はある。だがチート能力を失った今の姉妹たちは、俺に少し毛が生えた程度の戦闘力しか持っていない。もしローリアンがこの館にやって来たら、10対1でも歯が立たないだろう。
いや、何を考えてるんだ俺は。今頃きっとエリウがあのムカつく銀髪ヤローを叩きのめして、イザベルの仇をうっている。そうに決まってる。そしてもうすぐ俺たちのもとへ……。
と、その時。近くの繁みがカサカサと音を立てた。
「エリウ!?」
俺は思わず叫んだ。
しかし、繁みをかきわけて姿を現したその人影は、エリウにしては明らかに小さかった。
「見つけたぞ、サンガリアの救世主の息子!」
ローリアンの妹である。
「くっ……!」
俺は飾り程度に腰にぶら下げていた剣を抜き、エリウに何度直されたかわからない構えをとった。
道を知らぬ者が一人で迷い込んだら簡単には出られないこの森の中、こいつは正確に俺たちを追って来たってのか。だが逃げるわけにはいかない。この先には、俺の娘たちが住む館があるのだから。
ここで食い止めなければ。
「お前だけか……ならばここで、わが剣の錆にしてくれよう!」
と、ローリアンの妹も剣を構える。かわいい顔に似合わねえ台詞を吐きやがって。
いや、台詞だけじゃない。さっき一瞬見ただけでもわかる。この妹の身のこなしは只者ではない。もちろん兄のローリアンと比べればだいぶ劣るが、あのモブ感溢れる副隊長の野郎よりは強そうな予感がする。
つーか、異世界転生ものの主人公ってのは普通、なんかすげえチート能力を持ってて、こういう敵の美少女をテキトーにやっつけてくっころ展開に持っていけるもんなんじゃねえのかよ。ふざけんなよ!
などと悪態をつく暇もなく、ローリアンの娘は一直線に斬りかかってきた。
「えええいっ!」
「ぐおっ!」
上下左右から間断なく繰り出される斬撃の勢いは凄まじく、普段毎日のように姉妹たちと剣の稽古をしている俺でも、反撃どころか身を守るので手いっぱいだ。キンキンキンキンキンキンと、一時期なろう小説異世界ファンタジーの悪例として揶揄された戦闘シーンのような音が、森の静けさを掻き乱す。
だがそれも長くは続かなかった。
「そこだ!」
「うぁっ!」
ローリアンの妹、略してロリ妹の攻撃の勢いに押され、俺は迂闊にも剣を取り落としてしまったのである。雑草と腐葉土の上に落ちた剣は音を立てることもなく、俺はその場に尻餅をついた。それから一秒と間を置かず、ロリ妹の剣の鋭く尖った剣先が俺の喉元に突きつけられる。
ロリ妹は言った。
「他愛もない。鎧袖一触とはこのことか」
「んじゃあソロモンに帰れよお前」
「……はぁ? 何を言っているんだ貴様は」
眉間に皺を寄せたロリ妹の剣先が喉に触れ、プツリと破けた皮膚から生温かい液体が流れ出たのがわかった。ガン〇ムネタだと思ったからガ〇ダムネタで返したのに話が通じねえなコイツ!
ロリ妹はまるで憐れむような目で俺を見下ろした。
「私が初めて殺す人間として、せめてもの情けだ。なにかこの世に言い残すことはあるか?」
「……うるせーな。今エリウがお前の兄貴をブチ殺して戻ってくる。そしたらお前をひっ捕らえて処女膜ブチ抜いてやるから覚悟しとけよブラコン女」
「……下衆が」
返す言葉もねえ。元から俺は下衆な人間なんでな。命乞いでもして他の姉妹の居所を吐くかと期待したのかもしれんが、そうはいかねえよ。
最早ロリ妹の目に憐れみなどなかった。怒りに満ちて充血した瞳。剣を握る手に力が込められる。
だがその刹那、俺はこの女を初めて見た時に覚えた既視感の正体に気付いた。今際の際になってようやくじっくり顔を眺めることができたからだろう。
表情が違う。歳もかなり若い。十五年ぶりだから顔を忘れかけていたのかもしれないし、そもそも雰囲気が全く違うから気が付かなかったのだ。だが、他人の空似と片付けるにはあまりにも似過ぎている。
俺は灼けるような熱い感触に侵されつつある喉を震わせて、その女の名を呼んだ。
「ヒトミ……!」
ローリアンの妹は、どっからどう見てもヒトミだった。前世でタクシー運転手だった俺が、この世界に連れて来た女。
ヒトミは一瞬小首を傾げたが、すぐに冷酷な笑みを浮かべる。
「ヒトミ……? それが遺言か」
喉を刺し貫く痛み、傷口から急速に体の熱が逃げてゆく。それを知覚した次の瞬間、俺の意識は暗闇に飲まれた。
クソッ……。
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