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『容疑者ルルカの逃走や反抗の鎮圧および現場検証』
第1話
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「んん~~……はぁっ!」
久々に来た意識がはっきりとする朝に大きく伸びをする。
「やっと“病”が抜けたか……あの吸血鬼め。」
めんどくさい物を。と悪態をつく。
事の発端は、少し前の吸血鬼騒ぎ。
自らの“病”の相を利用した疫病騒ぎを起こそうとした男と対峙した際。襲い掛かったネズミを直接殴り倒していた私は、その病に罹ってしまっていたのだ。
……まぁ、それによって進展したこともある。
「魔族にしか効かない病気って何なのさ。おまけに死に至るほどでもないし。メチャクチャ苦しかったけど」
その吸血鬼の病は魔族にしか意味がない。
人の間は何ともないが狼になると途端に苛まれた激痛と朦朧とする意識がそれを示していた。
つまり吸血鬼のたくらみは最初からムダだったのである。
「ルルカさ~ん、お加減はいかがでしょうか~。」
既に終わったことへの思考を振り払っていると。ドアのノック音と共に最近よく見るシスターの声がした。
「あ、シスターさん。どうぞ」
服を着てドアを開け、バスケットに包みと瓶を入れた薄い金色の髪のシスターを部屋に招き入れる。
「ごめんなさい、ずっと部屋使っちゃって。」
「いえ……何かあったらいけませんから。」
ベッドと机に椅子だけの簡素な部屋は、教会にある一部屋だ。
彼女はこの数日、この部屋に籠っていた私の世話をしてくれていた。
「でも本当によかったです。今朝は顔色が良さそうで。」
どうぞ、と机の上に置かれたバスケットの中身を有り難く受け取る。
「うん、昨日の夜はどこも痛くなかったし眩暈もなかった。」
ベーコンと野菜のサンドと薄い果実酒でお腹を満たしながら言った。
「朝もしっかり目が覚めた。もう大丈夫!」
「良かったです。」
私が力こぶを作ってみせると、シスターはクスクスと笑いだす。
「健やかに過ごすことは、神が与えた万人に与えた権利ですから。」
「……そっか」
自然に『万人』の中に入れられていることにむず痒さを感じながら、私は伸びをしていった
「んじゃあ権利を使ったちゃおっかな」
「はい、ぜひ」
人狼であろうと笑いかけてくれるシスターに見送られながら、私は教会を後にする。
(ちょっとお金使いすぎちゃったかな)
教会に置いてきたお金でさらに少なくなったお財布の中を眺めながら、まずはギルドに顔を出そうと行く先を決めた。
「ルルカさん、お久しぶりです!大丈夫でしたか?」
「うん、もう大丈夫。セナはいる?」
ギルドの受付からの心配をうけとめて、親友の所在を訪ねた。
「セナさんは先日から火山行っておりますね」
「かざん?」
受付の言葉に私は耳を疑った。
「何でも依頼ついでに火薬の材料を取ってくるとのことで、デヴィンさんと向かいました。もうすぐ帰ってくるとは思いますよ?」
「とりあえず、今はいないのね。」
“かやく”が何なのかはいまいちわからないが、とりあえずセナが居ないことは分かった。
「それじゃあ調達依頼でもやろうかな……なにか「失礼する!」
依頼を探す私の声をかき消すような扉の音と共に最近妙に聞く男の声がした。
振り返れば、そこに居たのはガタイの良い黒い髪の男。
魔族に関わる事件だと決まってやってくる教会騎士だった。
鎧じゃない、普段着のような服に剣だけを帯びた男は、酒場をぐるりと見渡して私を見つけると、ずんずんと歩いてきた。
「ルルカだな。」
「あ、はい。ルルカです」
私よりも大きな体で影を作りながら掛けられた言葉に思わず返すと。急に腕を掴まれた。
「ちょ「来い」
私の抗議を無理やり遮るように腕を引き、酒場の外に連れ出される。
外には馬車が付けられていた。窓に鉄格子のはめられたそれは、帝都の中心近くにある騎士団の拠点に向かうところを見たことがあるものだった。
男は私をその馬車の押し込むように入れて、自らも乗車して御者に出すように伝え、御者もすぐに馬を走らせた。
「……すまないルルカ殿、急なことをした」
押し込まれた姿勢のまま揺れる馬車と共に流れる景色に何がなんだかわからずにいると。備え付けの椅子に座った騎士が頭を下げた。
「過激派の目につく前にお前を確保しておかなければならなかったんだ。」
「……過激派?」
その姿にあっけに取られながらも騎士の対面に座る。
「教会の過激派であってます?魔族絶対殺す奴ら。」
「あぁ。魔族を不浄の物と考え、浄化せんとする者たちだ。」
男が頭を上げた。
「……教会で少々厄介なことが起こってな。」
苦虫をかみつぶしたような顔の男が続ける。
「盗難が起きた。昨日の間にな。」
「盗難……」
その言葉を繰り返す。盗難、つまり何かが盗まれた。昨日ってことは、私がまだベッドでうなされてる間だ。
「……私なにもしてないです」
「俺は信じる」
私の反論に男は腕を組む。
「だが、そう考えない者も多い。“その期間に教会に居た魔族”というだけでお前が犯人だと決めつける者達が居る。」
「それが過激派ってことですね」
「そうだ。」
納得して背もたれに背中を預けた私の前で、男が続けた。
「しばらくは身柄を拘束させてもらう。事情聴取を行い、犯人ではないと立証できれば解放できる。」
「つまり、どこからどう見ても犯人じゃないって分かるようになれば帰って良しと」
男の言葉を噛み砕けば、男はその通りだと首を振る。
「っていうか、教会騎士さまは過激派じゃないんですね。前は思いっきり斬りに来たけど。」
「ちっ違うぞ!あの時は勘違いしていたんだ!」
慌てて両手を振って否定する騎士さまが続けた。
「そもそも、俺は教会の所属でもない。俺はこの帝都所属の騎士だ。教会の武装組織である神兵はこの街には配備できない決まりになっている。そのため、その神兵の代わりとして我々のような教会騎士が配備されているんだ。」
「ふ~ん……」
教会騎士のという役職の事情を聴きながら、その後ろにありそうな面倒ごとを察して口を開く。
「人間の社会ってめんどくさいですね。」
男は苦笑いをしていた。
久々に来た意識がはっきりとする朝に大きく伸びをする。
「やっと“病”が抜けたか……あの吸血鬼め。」
めんどくさい物を。と悪態をつく。
事の発端は、少し前の吸血鬼騒ぎ。
自らの“病”の相を利用した疫病騒ぎを起こそうとした男と対峙した際。襲い掛かったネズミを直接殴り倒していた私は、その病に罹ってしまっていたのだ。
……まぁ、それによって進展したこともある。
「魔族にしか効かない病気って何なのさ。おまけに死に至るほどでもないし。メチャクチャ苦しかったけど」
その吸血鬼の病は魔族にしか意味がない。
人の間は何ともないが狼になると途端に苛まれた激痛と朦朧とする意識がそれを示していた。
つまり吸血鬼のたくらみは最初からムダだったのである。
「ルルカさ~ん、お加減はいかがでしょうか~。」
既に終わったことへの思考を振り払っていると。ドアのノック音と共に最近よく見るシスターの声がした。
「あ、シスターさん。どうぞ」
服を着てドアを開け、バスケットに包みと瓶を入れた薄い金色の髪のシスターを部屋に招き入れる。
「ごめんなさい、ずっと部屋使っちゃって。」
「いえ……何かあったらいけませんから。」
ベッドと机に椅子だけの簡素な部屋は、教会にある一部屋だ。
彼女はこの数日、この部屋に籠っていた私の世話をしてくれていた。
「でも本当によかったです。今朝は顔色が良さそうで。」
どうぞ、と机の上に置かれたバスケットの中身を有り難く受け取る。
「うん、昨日の夜はどこも痛くなかったし眩暈もなかった。」
ベーコンと野菜のサンドと薄い果実酒でお腹を満たしながら言った。
「朝もしっかり目が覚めた。もう大丈夫!」
「良かったです。」
私が力こぶを作ってみせると、シスターはクスクスと笑いだす。
「健やかに過ごすことは、神が与えた万人に与えた権利ですから。」
「……そっか」
自然に『万人』の中に入れられていることにむず痒さを感じながら、私は伸びをしていった
「んじゃあ権利を使ったちゃおっかな」
「はい、ぜひ」
人狼であろうと笑いかけてくれるシスターに見送られながら、私は教会を後にする。
(ちょっとお金使いすぎちゃったかな)
教会に置いてきたお金でさらに少なくなったお財布の中を眺めながら、まずはギルドに顔を出そうと行く先を決めた。
「ルルカさん、お久しぶりです!大丈夫でしたか?」
「うん、もう大丈夫。セナはいる?」
ギルドの受付からの心配をうけとめて、親友の所在を訪ねた。
「セナさんは先日から火山行っておりますね」
「かざん?」
受付の言葉に私は耳を疑った。
「何でも依頼ついでに火薬の材料を取ってくるとのことで、デヴィンさんと向かいました。もうすぐ帰ってくるとは思いますよ?」
「とりあえず、今はいないのね。」
“かやく”が何なのかはいまいちわからないが、とりあえずセナが居ないことは分かった。
「それじゃあ調達依頼でもやろうかな……なにか「失礼する!」
依頼を探す私の声をかき消すような扉の音と共に最近妙に聞く男の声がした。
振り返れば、そこに居たのはガタイの良い黒い髪の男。
魔族に関わる事件だと決まってやってくる教会騎士だった。
鎧じゃない、普段着のような服に剣だけを帯びた男は、酒場をぐるりと見渡して私を見つけると、ずんずんと歩いてきた。
「ルルカだな。」
「あ、はい。ルルカです」
私よりも大きな体で影を作りながら掛けられた言葉に思わず返すと。急に腕を掴まれた。
「ちょ「来い」
私の抗議を無理やり遮るように腕を引き、酒場の外に連れ出される。
外には馬車が付けられていた。窓に鉄格子のはめられたそれは、帝都の中心近くにある騎士団の拠点に向かうところを見たことがあるものだった。
男は私をその馬車の押し込むように入れて、自らも乗車して御者に出すように伝え、御者もすぐに馬を走らせた。
「……すまないルルカ殿、急なことをした」
押し込まれた姿勢のまま揺れる馬車と共に流れる景色に何がなんだかわからずにいると。備え付けの椅子に座った騎士が頭を下げた。
「過激派の目につく前にお前を確保しておかなければならなかったんだ。」
「……過激派?」
その姿にあっけに取られながらも騎士の対面に座る。
「教会の過激派であってます?魔族絶対殺す奴ら。」
「あぁ。魔族を不浄の物と考え、浄化せんとする者たちだ。」
男が頭を上げた。
「……教会で少々厄介なことが起こってな。」
苦虫をかみつぶしたような顔の男が続ける。
「盗難が起きた。昨日の間にな。」
「盗難……」
その言葉を繰り返す。盗難、つまり何かが盗まれた。昨日ってことは、私がまだベッドでうなされてる間だ。
「……私なにもしてないです」
「俺は信じる」
私の反論に男は腕を組む。
「だが、そう考えない者も多い。“その期間に教会に居た魔族”というだけでお前が犯人だと決めつける者達が居る。」
「それが過激派ってことですね」
「そうだ。」
納得して背もたれに背中を預けた私の前で、男が続けた。
「しばらくは身柄を拘束させてもらう。事情聴取を行い、犯人ではないと立証できれば解放できる。」
「つまり、どこからどう見ても犯人じゃないって分かるようになれば帰って良しと」
男の言葉を噛み砕けば、男はその通りだと首を振る。
「っていうか、教会騎士さまは過激派じゃないんですね。前は思いっきり斬りに来たけど。」
「ちっ違うぞ!あの時は勘違いしていたんだ!」
慌てて両手を振って否定する騎士さまが続けた。
「そもそも、俺は教会の所属でもない。俺はこの帝都所属の騎士だ。教会の武装組織である神兵はこの街には配備できない決まりになっている。そのため、その神兵の代わりとして我々のような教会騎士が配備されているんだ。」
「ふ~ん……」
教会騎士のという役職の事情を聴きながら、その後ろにありそうな面倒ごとを察して口を開く。
「人間の社会ってめんどくさいですね。」
男は苦笑いをしていた。
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