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いちばんすきな箱
なにかは、あたしのことらしい。
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あたし、なにか。
よく、わかんないんだけど、パパたちが「なにか、なにか」って、あたしを見て鳴くから、あたしのことなんだと思う。
だから、あたしは、なにかなの。
パパたちは、あたしより、ずっとずっと大きくて、あたしとは形がちがう。
あたしはよっつの足で歩くけど、パパたちは後ろのふたつの足だけで歩いて、前のふたつの足はぶらぶらさせている。
あたしはどうやら『仔猫』っていうもので、パパたちは『人間』っていうものらしい。これも、よくわかんないんだけど、あたしは、あんまし気にしていない。だって、あたしとパパたちは、仲良しなんだもの。
あたしのパパたちは、ふたついる。
ひとつは、パパ・ジェイ。
もひとつは、パパ・エム。
これもね、パパたちがあたしに向かって「パパ・ジェイ」「パパ・エム」って鳴いたり、お互いに「ジェイ」「エム」って鳴きあったりしてるから、きっと、そうなんだと思う。
パパ・ジェイは、おひるまはいない。がっこうってとこ、行ってる。パパ・ジェイが、帰ってくるまで、あたしは、おるすばん。
つまんないから、いっかい、ついていこうとしたの。
でね、パパ・ジェイが、がっこう行くとき、持ってくカバンの中に、かくれていたの。でも、すぐに見っかって「なにかは、おるすばん」って、おいていかれちゃった。
だから、あたし、窓の外を見ながら、おひるねしてるの。パパ・ジェイが帰ってきたら、すぐに、わかるでしょ。
パパ・ジェイは、あたしに、ごはんやお水をくれたり、おトイレのおそうじもしてくれる。
あたしのだけじゃなくて、パパたちのごはんの用意やお部屋のおかたずけも、ちゃんとやってる。えらいよね。
でも、パパ・エムは、あんまりやらない。やっても、いっつも、パパ・ジェイに、おこられている。
おうちにも、あんまし、いない。夜おそくなってからしか、帰ってこない。朝も早くから、いなくなっちゃう。パパ・エムのお仕事は、とっても、むずかしくて、たいへんなんだって。
だけど、あたしは知ってんだ。
パパ・エムってね、パパ・ジェイよりおっきいのに、あまえんぼうさんで、ドジっ子なんだよ。
今朝も「エムは、ずぼらな上に、大雑把でいい加減すぎる」って、パパ・ジェイにお説教されていたんだ。
でもね、お説教、まだ終わってないのに、「仕事に遅れる」って急いで出て行っちゃったんだ。パパ・ジェイが、あきれてたよ。
パパ・エムったら、ごまかしてんの。ごまかしてんの、あたしにだって、バレてるよ。
だって、あたしも、パパ・ジェイにしかられたとき、そうやって逃げるんだもん。エヘヘ。
よく、わかんないんだけど、パパたちが「なにか、なにか」って、あたしを見て鳴くから、あたしのことなんだと思う。
だから、あたしは、なにかなの。
パパたちは、あたしより、ずっとずっと大きくて、あたしとは形がちがう。
あたしはよっつの足で歩くけど、パパたちは後ろのふたつの足だけで歩いて、前のふたつの足はぶらぶらさせている。
あたしはどうやら『仔猫』っていうもので、パパたちは『人間』っていうものらしい。これも、よくわかんないんだけど、あたしは、あんまし気にしていない。だって、あたしとパパたちは、仲良しなんだもの。
あたしのパパたちは、ふたついる。
ひとつは、パパ・ジェイ。
もひとつは、パパ・エム。
これもね、パパたちがあたしに向かって「パパ・ジェイ」「パパ・エム」って鳴いたり、お互いに「ジェイ」「エム」って鳴きあったりしてるから、きっと、そうなんだと思う。
パパ・ジェイは、おひるまはいない。がっこうってとこ、行ってる。パパ・ジェイが、帰ってくるまで、あたしは、おるすばん。
つまんないから、いっかい、ついていこうとしたの。
でね、パパ・ジェイが、がっこう行くとき、持ってくカバンの中に、かくれていたの。でも、すぐに見っかって「なにかは、おるすばん」って、おいていかれちゃった。
だから、あたし、窓の外を見ながら、おひるねしてるの。パパ・ジェイが帰ってきたら、すぐに、わかるでしょ。
パパ・ジェイは、あたしに、ごはんやお水をくれたり、おトイレのおそうじもしてくれる。
あたしのだけじゃなくて、パパたちのごはんの用意やお部屋のおかたずけも、ちゃんとやってる。えらいよね。
でも、パパ・エムは、あんまりやらない。やっても、いっつも、パパ・ジェイに、おこられている。
おうちにも、あんまし、いない。夜おそくなってからしか、帰ってこない。朝も早くから、いなくなっちゃう。パパ・エムのお仕事は、とっても、むずかしくて、たいへんなんだって。
だけど、あたしは知ってんだ。
パパ・エムってね、パパ・ジェイよりおっきいのに、あまえんぼうさんで、ドジっ子なんだよ。
今朝も「エムは、ずぼらな上に、大雑把でいい加減すぎる」って、パパ・ジェイにお説教されていたんだ。
でもね、お説教、まだ終わってないのに、「仕事に遅れる」って急いで出て行っちゃったんだ。パパ・ジェイが、あきれてたよ。
パパ・エムったら、ごまかしてんの。ごまかしてんの、あたしにだって、バレてるよ。
だって、あたしも、パパ・ジェイにしかられたとき、そうやって逃げるんだもん。エヘヘ。
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