5 / 35
ツイッター
しおりを挟む
ミケちゃんは、毎朝、やすらぎさんが来るのを待っているようになりました。
治療室が開くのは、朝8時。
やすらぎさんもミケちゃんのことが気掛かりで夜もぐっすり寝ていられず、早朝5時にお店に行くようになりました。
野良猫の生活は気ままなように見えて、実はとても厳しいものです。
雨風や寒さ暑さ、カラス、猫同士のいさかい、事故、虐待……。危険なことを数え上げたら、切りがありません。
毎朝、ミケちゃんの無事な姿を見るまでは、やすらぎさんは心配でたまりませんでした。
冬の朝。やすらぎさんが自転車でお店に向かう時間は、まだ真っ暗です。
ふと高い塀の上を見て、やすらぎさんは驚いてしまいました。
ミケちゃんが器用に3本足で塀の上をヒョイヒョイと歩いているのです。
ミケちゃんは、やすらぎさんの自転車が来るのを早く見付けたくて、少しでも遠くが見られるように高い塀に上って待っていたのでした。
別の朝には、やすらぎさんを見つけて、遠くから走ってくるミケちゃんがいました。やすらぎさんの自転車と並走して、いっしょにお店に到着するミケちゃん。
雨の日には、マンションの駐車場で雨宿りをしながら、やすらぎさんが来るのを待ちわびているミケちゃん。
そんな可愛くけなげなミケちゃんの写真や動画をスマホで撮るようになったやすらぎさんは、2015年5月から日記がわりにと「ミケちゃん」のツイッターを始めました。
毎朝ツイートされる写真と無邪気で前向きなミケちゃんのごあいさつは、1日の始まりにふさわしく元気や励ましがもらえると人気を集め、だんだんとフォロワーさんを増やしていきました。ミケちゃんに朝の元気をもらうお礼にと、全国のフォロワーさんからミケちゃんにごはんが届けられるようになりました。
たまに、ミケちゃんが姿を見せない日があると、やすらぎさんだけでなくフォロワーさんたちも心配で、その日は気が気ではありません。
一日、あるいは数日経って、ミケちゃんがまた治療室にやって来ると、フォロワーさんたちも、やすらぎさんといっしょにホッと胸をなでおろすのでした。
一匹の三毛猫が、猫好きな人たちの心を一つに繋ぎ、優しい大きな輪にしていきました。
治療室が開くのは、朝8時。
やすらぎさんもミケちゃんのことが気掛かりで夜もぐっすり寝ていられず、早朝5時にお店に行くようになりました。
野良猫の生活は気ままなように見えて、実はとても厳しいものです。
雨風や寒さ暑さ、カラス、猫同士のいさかい、事故、虐待……。危険なことを数え上げたら、切りがありません。
毎朝、ミケちゃんの無事な姿を見るまでは、やすらぎさんは心配でたまりませんでした。
冬の朝。やすらぎさんが自転車でお店に向かう時間は、まだ真っ暗です。
ふと高い塀の上を見て、やすらぎさんは驚いてしまいました。
ミケちゃんが器用に3本足で塀の上をヒョイヒョイと歩いているのです。
ミケちゃんは、やすらぎさんの自転車が来るのを早く見付けたくて、少しでも遠くが見られるように高い塀に上って待っていたのでした。
別の朝には、やすらぎさんを見つけて、遠くから走ってくるミケちゃんがいました。やすらぎさんの自転車と並走して、いっしょにお店に到着するミケちゃん。
雨の日には、マンションの駐車場で雨宿りをしながら、やすらぎさんが来るのを待ちわびているミケちゃん。
そんな可愛くけなげなミケちゃんの写真や動画をスマホで撮るようになったやすらぎさんは、2015年5月から日記がわりにと「ミケちゃん」のツイッターを始めました。
毎朝ツイートされる写真と無邪気で前向きなミケちゃんのごあいさつは、1日の始まりにふさわしく元気や励ましがもらえると人気を集め、だんだんとフォロワーさんを増やしていきました。ミケちゃんに朝の元気をもらうお礼にと、全国のフォロワーさんからミケちゃんにごはんが届けられるようになりました。
たまに、ミケちゃんが姿を見せない日があると、やすらぎさんだけでなくフォロワーさんたちも心配で、その日は気が気ではありません。
一日、あるいは数日経って、ミケちゃんがまた治療室にやって来ると、フォロワーさんたちも、やすらぎさんといっしょにホッと胸をなでおろすのでした。
一匹の三毛猫が、猫好きな人たちの心を一つに繋ぎ、優しい大きな輪にしていきました。
0
あなたにおすすめの小説
新しい家族は保護犬きーちゃん
ゆきむらさり
エッセイ・ノンフィクション
〔あらすじ〕📝初めて🐶保護犬ちゃんを迎え入れる我が家。
過去の哀しい実情のせいで人間不信で怯える保護犬きーちゃん。
初日から試行錯誤の日々と保護犬きーちゃんがもたらす至福の日々。
◇
🔶保護犬ちゃん達の過去・現在の実情の記述もあります🐾
🔶日々の些細な出来事を綴っています。現在進行形のお話となります🐾
🔶🐶挿絵画像入りです。
🔶拙いエッセイにもかかわらず、HOTランキングに入れて頂き(2025.7.1、最高位31位)ありがとうございます🙇♀️
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
👨一人用声劇台本「寝落ち通話」
樹(いつき)@作品使用時は作者名明記必須
恋愛
彼女のツイートを心配になった彼氏は彼女に電話をする。
続編「遊園地デート」もあり。
ジャンル:恋愛
所要時間:5分以内
男性一人用の声劇台本になります。
⚠動画・音声投稿サイトにご使用になる場合⚠
・使用許可は不要ですが、自作発言や転載はもちろん禁止です。著作権は放棄しておりません。必ず作者名の樹(いつき)を記載して下さい。(何度注意しても作者名の記載が無い場合には台本使用を禁止します)
・語尾変更や方言などの多少のアレンジはokですが、大幅なアレンジや台本の世界観をぶち壊すようなアレンジやエフェクトなどはご遠慮願います。
その他の詳細は【作品を使用する際の注意点】をご覧下さい。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる