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ビリヤード
第134幕
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シャキシャキとハサミの音が室内に響いていた。薫が瞼を開くと、切られた髪が舞い落ちていくところであった。
「髪を切ってあげようか?」と提案したのは本条看護師であった。神崎薫は、監禁生活を強いられてから、髪は伸びっぱなしになっていた。襟足はチョーカーにかかって跳ね、前髪を下ろすと目元が隠れた。長い髪から覗く瞳は、光がなく、陰鬱な青年を一層、病的に見せていた。少しでも気分転換になれば。本条は、そんな思いでハサミを手に取ったのだ。
本条の手際は、素人にしては悪くなかった。
丸椅子に青年を座らせて、クロスをかけてやる。霧吹きで髪を濡らし、ヘアクリップで何ヵ所か留めると、銀色のハサミを薫の髪に入れていく。手に取った癖のない真っ直ぐな黒髪は艶やかであった。
「髪、綺麗だね」
「…………ありがとうございます」
若い髪は、手入れがされていなくても美しい。本条は感嘆混じりに素直な感想を口にして、ハサミを丁寧に動かしていく。
時折、肌に触れる金属は冷たく、薫はピクンと肩を震わせた。鏡をほとんど見ることのない薫は、伸びた髪を気にしてはいなかったが、それでも本条の善意を断る理由もなく、黙って身を預けていた。
綺麗に整えられた襟足や軽く耳にかける程度に切り揃えられたサイドは、幾らかは薫の陰気さを和らげた。
つけたままのテレビの向こう側で、一層大きな笑い声が響く。共鳴するように、窓際に飾っている枯れかけのゼラニウムの花弁が落ちていった。
本条は、一息吐いて、テレビを眺めた。
ワイドショーでは、国民的なベータ性の俳優と無名のオメガ性のグラビアアイドルの結婚を大々的に報じられていた。好感度の高い爽やかな俳優は「彼女はとても素晴らしい女性です」と微笑んでいる。テレビに視線を流した本条は、唐突にベータの青年の顔を思い出した。
「河島隼人くんって知ってる?」
薫は、驚いて顔だけ振り返った。危うくハサミが入りそうになって、本条はヒヤリとして身を引いた。切り立ての前髪は、眉の上まで短くなり、薫の美しい目元は、露になっていた。左目の下にある黒子が物憂げな雰囲気を醸し出す。
「少し前にね。河島くんがお見舞いに来たんだよ」
神崎薫に伝える機会を逸していたが、このまま黙っているのも憚れて、本条は口を開いたのだ。
「そう、ですか、」
薫は目を伏せて、丸椅子に座り直した。
「薫くんのこと、とても心配していたよ。連絡先、聞いておいたんだけど、電話してみる?」
薫は押し黙ったままであった。河島隼人の告白を拒絶したあの日から、二人の関係は断絶していた。隼人は既に前を見て歩き始めているものだと思い込んでいた薫は、心がざわめき、思考がまとまらない。
本条は溜め息を溢して、薫の髪を梳いた髪をドライヤーで乾かしていく。
テレビの画面には、グラビアアイドルの豊満な肉体に面積の狭い水着をつけた写真を映し出されていた。世論は、好感度の高い爽やかな名優は、艶かしいオメガ性の女に誘惑されたのだろう、と報じている。ベータとオメガの結婚は、祝福ムードとは程遠く、俳優のファンたちは、彼女に対して必要以上に批判的であった。本条は眉を曇らせると、リモコンで下世話な番組を消し去り、クロスを外して軽く払った。床にはパラパラと黒髪が落ちていた。
「隼人は、もう俺と関わらない方がいいんです」
「どうして?」
漸く絞り出された言葉に、本条は優しく問いかけた。切り揃えられた髪の仕上げのために、両手でスタイリング剤を伸ばして、薫の頭部に馴染ませる。
「俺は、隼人みたいになりたかったんだと思います」
「それは、憧れてたってことかな?」
本条は、薫の拙い言葉を拾い上げる。河島隼人は、薫の好きな正義のヒーローに似ていることを思い出す。
「憧れ……というより、妬んでいたのかもしれません。隼人は『普通』の家庭に育って、クラスの人気者で、陸上部でも活躍してて、俺には持っていないものばかりで、」
そのことに気がついたのは、河島隼人と引き離されてからであった。夏の地区大会で、まるで大空に羽ばたくように飛躍する河島隼人の姿を目の当たりにして、神崎薫は、心の奥底にある隼人への痛烈な羨望を自覚した。
「隼人には俺が『オメガ』だということは話していました。そしたら、『そういう』対象として接してくるようになったんです」
「そっか、河島くんとは同室だったんだもんね」
薫は頷いた。ベータの群れの中で、神崎薫は孤独な存在であった。自らの殻に閉じ籠り、河島隼人を盾にしながら、息を潜めて生きるしかなかった。
「…………俺は、隼人につけ込んだんです。隼人を傷つけていることは見ないふりをして……いえ、傷ついている隼人のことを、心の底では、いい気味だと笑っていたのかもしれません」
最下層で踏みにじられ続けてきたオメガの自身が、河島隼人には、熱望されている。番以外と興じる性行は苦痛ではあったが、自らの肢体に触れたがる隼人に対して、薫は確かに優越を感じていた。けれど、歪んだ優越感は劣等感と同義である。優しく触れてくる指先や切な気な眼差しから、薫は目を逸らし続けるしかなかった。
河島隼人は、心の優しい「普通の」高校生であった。河島隼人が、薫の肉体だけを欲する獣であれば、薫はこれ程の自罰感に苛まれることはなかったのかもしれない。
「後悔してるんだ?」
薫は小さく頷いた。本条は薫の前髪に触れる。少し持ち上げて、サイドに流せば、艶やかで大人っぽいスタイルが出来上がる。
「隼人には、これ以上、俺の問題に巻き込みたくないんです」
本条千晴にも、二人の関係が朧気ながら見えてきた。河島隼人は神崎薫に想いを寄せ、神崎薫は、それを利用しながら、付き合っていたのだろう。打算を含んだ交際など、この世には掃いて捨てるほど存在する。否、打算を含まない交際の方が稀なのかもしれない。
「ちゃんと、河島くんと話はできたのかな?」
本条は息を吐いて、大人らしく、当たり前の助言を口にする。振られたはずの河島隼人は、神崎薫を訪ねて、ここまで来たのだ。彼はまだオメガの青年に、強い未練が残っている。
「……怖いんです。隼人の気持ちには応えられない。でも、隼人は、俺にとって、……」
薫の胸は焼けるように熱くなり、息が詰まった。
神崎薫にとって、河島隼人はなんであろうか。
形容し難い感情に、薫は顔を覆った。
「どうして、俺はオメガなんですか。どうして、ベータじゃないんですか」
「薫くん、」
本条は薫の丸くなった背中を撫でた。「オメガの男」である孤独感は、本条にも覚えがあった。女の群れにも馴染めず、男の群れにも馴染めない。「オメガの男」は、常に異端である孤独を味わいながら、この優しくはない世界と、折り合いをつけながら生きていくしかない。
「辛かったね」
薫は顔をあげる。本条は聖母のような慈愛に満ちた顔で微笑んでいた。そうして、大人のオメガは、薫の背中を撫でながら、そっと肩を貸してやった。
「一人じゃないよ」
薫は温かい体温に触れると、ほんの少し体から力が抜けた。そうして、緩んだ涙腺からは、静かに涙が伝ったのであった。
「髪を切ってあげようか?」と提案したのは本条看護師であった。神崎薫は、監禁生活を強いられてから、髪は伸びっぱなしになっていた。襟足はチョーカーにかかって跳ね、前髪を下ろすと目元が隠れた。長い髪から覗く瞳は、光がなく、陰鬱な青年を一層、病的に見せていた。少しでも気分転換になれば。本条は、そんな思いでハサミを手に取ったのだ。
本条の手際は、素人にしては悪くなかった。
丸椅子に青年を座らせて、クロスをかけてやる。霧吹きで髪を濡らし、ヘアクリップで何ヵ所か留めると、銀色のハサミを薫の髪に入れていく。手に取った癖のない真っ直ぐな黒髪は艶やかであった。
「髪、綺麗だね」
「…………ありがとうございます」
若い髪は、手入れがされていなくても美しい。本条は感嘆混じりに素直な感想を口にして、ハサミを丁寧に動かしていく。
時折、肌に触れる金属は冷たく、薫はピクンと肩を震わせた。鏡をほとんど見ることのない薫は、伸びた髪を気にしてはいなかったが、それでも本条の善意を断る理由もなく、黙って身を預けていた。
綺麗に整えられた襟足や軽く耳にかける程度に切り揃えられたサイドは、幾らかは薫の陰気さを和らげた。
つけたままのテレビの向こう側で、一層大きな笑い声が響く。共鳴するように、窓際に飾っている枯れかけのゼラニウムの花弁が落ちていった。
本条は、一息吐いて、テレビを眺めた。
ワイドショーでは、国民的なベータ性の俳優と無名のオメガ性のグラビアアイドルの結婚を大々的に報じられていた。好感度の高い爽やかな俳優は「彼女はとても素晴らしい女性です」と微笑んでいる。テレビに視線を流した本条は、唐突にベータの青年の顔を思い出した。
「河島隼人くんって知ってる?」
薫は、驚いて顔だけ振り返った。危うくハサミが入りそうになって、本条はヒヤリとして身を引いた。切り立ての前髪は、眉の上まで短くなり、薫の美しい目元は、露になっていた。左目の下にある黒子が物憂げな雰囲気を醸し出す。
「少し前にね。河島くんがお見舞いに来たんだよ」
神崎薫に伝える機会を逸していたが、このまま黙っているのも憚れて、本条は口を開いたのだ。
「そう、ですか、」
薫は目を伏せて、丸椅子に座り直した。
「薫くんのこと、とても心配していたよ。連絡先、聞いておいたんだけど、電話してみる?」
薫は押し黙ったままであった。河島隼人の告白を拒絶したあの日から、二人の関係は断絶していた。隼人は既に前を見て歩き始めているものだと思い込んでいた薫は、心がざわめき、思考がまとまらない。
本条は溜め息を溢して、薫の髪を梳いた髪をドライヤーで乾かしていく。
テレビの画面には、グラビアアイドルの豊満な肉体に面積の狭い水着をつけた写真を映し出されていた。世論は、好感度の高い爽やかな名優は、艶かしいオメガ性の女に誘惑されたのだろう、と報じている。ベータとオメガの結婚は、祝福ムードとは程遠く、俳優のファンたちは、彼女に対して必要以上に批判的であった。本条は眉を曇らせると、リモコンで下世話な番組を消し去り、クロスを外して軽く払った。床にはパラパラと黒髪が落ちていた。
「隼人は、もう俺と関わらない方がいいんです」
「どうして?」
漸く絞り出された言葉に、本条は優しく問いかけた。切り揃えられた髪の仕上げのために、両手でスタイリング剤を伸ばして、薫の頭部に馴染ませる。
「俺は、隼人みたいになりたかったんだと思います」
「それは、憧れてたってことかな?」
本条は、薫の拙い言葉を拾い上げる。河島隼人は、薫の好きな正義のヒーローに似ていることを思い出す。
「憧れ……というより、妬んでいたのかもしれません。隼人は『普通』の家庭に育って、クラスの人気者で、陸上部でも活躍してて、俺には持っていないものばかりで、」
そのことに気がついたのは、河島隼人と引き離されてからであった。夏の地区大会で、まるで大空に羽ばたくように飛躍する河島隼人の姿を目の当たりにして、神崎薫は、心の奥底にある隼人への痛烈な羨望を自覚した。
「隼人には俺が『オメガ』だということは話していました。そしたら、『そういう』対象として接してくるようになったんです」
「そっか、河島くんとは同室だったんだもんね」
薫は頷いた。ベータの群れの中で、神崎薫は孤独な存在であった。自らの殻に閉じ籠り、河島隼人を盾にしながら、息を潜めて生きるしかなかった。
「…………俺は、隼人につけ込んだんです。隼人を傷つけていることは見ないふりをして……いえ、傷ついている隼人のことを、心の底では、いい気味だと笑っていたのかもしれません」
最下層で踏みにじられ続けてきたオメガの自身が、河島隼人には、熱望されている。番以外と興じる性行は苦痛ではあったが、自らの肢体に触れたがる隼人に対して、薫は確かに優越を感じていた。けれど、歪んだ優越感は劣等感と同義である。優しく触れてくる指先や切な気な眼差しから、薫は目を逸らし続けるしかなかった。
河島隼人は、心の優しい「普通の」高校生であった。河島隼人が、薫の肉体だけを欲する獣であれば、薫はこれ程の自罰感に苛まれることはなかったのかもしれない。
「後悔してるんだ?」
薫は小さく頷いた。本条は薫の前髪に触れる。少し持ち上げて、サイドに流せば、艶やかで大人っぽいスタイルが出来上がる。
「隼人には、これ以上、俺の問題に巻き込みたくないんです」
本条千晴にも、二人の関係が朧気ながら見えてきた。河島隼人は神崎薫に想いを寄せ、神崎薫は、それを利用しながら、付き合っていたのだろう。打算を含んだ交際など、この世には掃いて捨てるほど存在する。否、打算を含まない交際の方が稀なのかもしれない。
「ちゃんと、河島くんと話はできたのかな?」
本条は息を吐いて、大人らしく、当たり前の助言を口にする。振られたはずの河島隼人は、神崎薫を訪ねて、ここまで来たのだ。彼はまだオメガの青年に、強い未練が残っている。
「……怖いんです。隼人の気持ちには応えられない。でも、隼人は、俺にとって、……」
薫の胸は焼けるように熱くなり、息が詰まった。
神崎薫にとって、河島隼人はなんであろうか。
形容し難い感情に、薫は顔を覆った。
「どうして、俺はオメガなんですか。どうして、ベータじゃないんですか」
「薫くん、」
本条は薫の丸くなった背中を撫でた。「オメガの男」である孤独感は、本条にも覚えがあった。女の群れにも馴染めず、男の群れにも馴染めない。「オメガの男」は、常に異端である孤独を味わいながら、この優しくはない世界と、折り合いをつけながら生きていくしかない。
「辛かったね」
薫は顔をあげる。本条は聖母のような慈愛に満ちた顔で微笑んでいた。そうして、大人のオメガは、薫の背中を撫でながら、そっと肩を貸してやった。
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