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12月8日(土)
第34話
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内股に手を添えられ、足を開かされた。腰の辺りにバスタオルを差し込まれる。部屋の自動販売機で買ったローション。暁斗がボトルの封を開けて、目で合図してくる。
今から、アナルを弄られるのか、と思うとソワソワして逃げ出したくなる。右の内股を押さえられ、股間にとろりと粘液を垂らされて、冷たさにひくりと腰が揺れた。
「アナル用のやつって粘度高いんですね。すごいベトベト」
アナル用のローションは粘度が高く、乾きにくいのが特徴らしい。アナルは腟とは違い、感じて濡れてくることなどないため、異物を挿入するなら必ず外的な粘液の助けを借りる必要がある。と、インターネットで拾った情報が自動再生された。
「佑介?」
「あ、ああ、なんでもない……」
頭を振って、情報を打ち消す。暁斗は、俺の股間にローションを垂らして、塗り込んでいく。それだけでも恥ずかしくて死んでしまいそうで、目を瞑る。
「指、挿れますよ」
スキンを被せた指が、ぬっぷりと中に入ってくる。羞恥心に、ふあっと体温が一度は上がった気がする。
「痛いですか?」
「……痛くは、ない……ちょっと変な感じがするけど」
「そうですか、佑介の中、温かいですね」
うっとりした顔で暁斗が笑う。滑った何かが穴に挟まっているような異物感がする。存在感がしっかりあり、生理的に締め付けると、暁斗の指の形がわかるようで、変な気持ちになってくる。自分でしたときとは、全然違う。
しばらく、じっとしていた指が、入り口付近でゆっくりと抜き差しされる。ぐちゅぐちゅと淫靡な水音が響き、官能的な気分になってくる。
「ん、ぁ、」
何か出てきそうな違和感から、だんだん鈍い気持ちよさのようなものが沸き上がってきた。ぎゅっとシーツを握りしめて、与えられる快楽に堪える。どのぐらい続いたのか。ほんの五分のような気もしたし、三十分以上続いた気もした。
「もう一本指を増やしますね」
「まて……あ、……ああ……ッ」
少し引きつるような痛みがあった気がするが、思ったよりすんなりと入ってくる。
腹の中の圧迫感が増す。
暁斗が腹をゆっくりと撫でて、ここまで入ってますね、なんて呟くから、なんだか、犯されているような気分になってきて、胸がザワザワとしてくる。
もう十分、暁斗の願いは叶えたのではないかと思った。
「……もう、いいだろ?」
「何言ってるんですか? 今からじゃないですか。ほら、力抜いてください」
暁斗の指がゆっくりと探るように動き出す。腹に向けて、指が擦るように這い回る。ある一点を圧されたときに、軽い衝撃を受けた。
「あ、」
ビクッと腰が跳ねた。血の気がすっと引くような、痺れるような感覚が駆け抜ける。暁斗は、狙いを定めて、ゆっくりと、圧し込み、離し、を一定の間隔で繰り返す。
「前立腺ここですかね? 気持ちいいですか?」
「わからない、でも、なんか、……ん、ん、」
尿意に近いものを感じて、羞恥心が沸き立ってくる。ぎゅっと一際強く押されて、痛みに腰がびくりと逃げる。
「ッ……ちょっと、痛いかも、」
「力加減、難しいですね、」
暁斗の指が圧し込まれ、離される。一定間隔のこの愛撫に、じわじわと体の中が熱くなる。体の痺れが熱い疼きに近づいてくる。
胸を弄られたときに似たような、歯痒いような心地好いような、おかしな快楽が腹の奥に一滴一滴、蓄積していく。
「ん、あつい……」
急に体の奥底から熱いものが込み上げて、全身に駆け巡った。じわりと額に汗が滲む。暁斗の空いた手が胸に伸びる。
「あ……それ、もう、やめ、ん、」
きゅっと弱く摘ままれただけで、ひくっと中が締まった。涙腺がじわりと緩み、熱いものが込み上げる。
信じられないほど、身体中が敏感になっているのが自分でもわかる。暁斗の手が触れるところに熱が発するようで、簡単に喘がされる。
「あ、あん、ん、…ッ」
「佑介、女の子みたいですね」
「うるさい……あ、……いや……だ……」
暁斗が愉しそうに口角を上げる。みっともなく醜態を晒している自分を自覚して、羞恥心と情けなさが沸き上がっていく。男を睨み付けるが、軽く笑われて、ただ暁斗を喜ばせてしまうだけだった。
アナルを指で抉られながら、ローションのでベトベトにされて亀頭を軽くしごかれると、もうダメだった。内股がガクガクし始めて、先走りがポタポタと溢れてくる。
「あ……ん、……ああ……」
「もう、グズグズですね」
ぎゅっと、枕を握りしめる。けれど、腕に力も入らず、恍惚とした快楽にただただ喘がされる。ぐちゅぐちゅと響く水音は前からなのか後ろからなのかもわからない。
不意にアナルから暁斗の指が引いていった。思わず締め付けてしまい、恥ずかしさに枕に額を擦り付ける。
とぷとぷと更に、尻にローションが注がれた。ふいに熱く固いものが尻の割れ目に宛がわれる。暁斗のペニスが擦り付けられてるのだと、理解するのに少し時間を要した。
「あ、あきと…ッ………」
股の間に暁斗のペニスが挿ってくる。素股をされているのだと気が付いた。ぐちゅぐちゅとローションに濡れたぺニスは熱く滾って、いつもよりずっと気持ちいい。
「あ、あ、あ、あ、ああ……」
「佑介、中、気持ちいい……」
暁斗の腰の動きが速くなり、終わりに向かっていくのがわかる。ああでも、腹の奥をもっと擦られたくて堪らなくなっている。
こんな浅ましい変態的な行為で、イかされてしまうのだろうか。そう思うと、被虐的な不可思議な高揚感が湧いてきて、混乱する。
「あきと……いく、いきそう………ッ」
「佑介」
身体が痺れるような強烈な快楽に、一瞬意識が飛びそうになった。
止めていた息を、一気に吐き出し、ぐったりと体の力を抜く。パタパタと尻に熱い粘液が振りかかり、暁斗も達したのだと、ぼんやりと理解した。
今から、アナルを弄られるのか、と思うとソワソワして逃げ出したくなる。右の内股を押さえられ、股間にとろりと粘液を垂らされて、冷たさにひくりと腰が揺れた。
「アナル用のやつって粘度高いんですね。すごいベトベト」
アナル用のローションは粘度が高く、乾きにくいのが特徴らしい。アナルは腟とは違い、感じて濡れてくることなどないため、異物を挿入するなら必ず外的な粘液の助けを借りる必要がある。と、インターネットで拾った情報が自動再生された。
「佑介?」
「あ、ああ、なんでもない……」
頭を振って、情報を打ち消す。暁斗は、俺の股間にローションを垂らして、塗り込んでいく。それだけでも恥ずかしくて死んでしまいそうで、目を瞑る。
「指、挿れますよ」
スキンを被せた指が、ぬっぷりと中に入ってくる。羞恥心に、ふあっと体温が一度は上がった気がする。
「痛いですか?」
「……痛くは、ない……ちょっと変な感じがするけど」
「そうですか、佑介の中、温かいですね」
うっとりした顔で暁斗が笑う。滑った何かが穴に挟まっているような異物感がする。存在感がしっかりあり、生理的に締め付けると、暁斗の指の形がわかるようで、変な気持ちになってくる。自分でしたときとは、全然違う。
しばらく、じっとしていた指が、入り口付近でゆっくりと抜き差しされる。ぐちゅぐちゅと淫靡な水音が響き、官能的な気分になってくる。
「ん、ぁ、」
何か出てきそうな違和感から、だんだん鈍い気持ちよさのようなものが沸き上がってきた。ぎゅっとシーツを握りしめて、与えられる快楽に堪える。どのぐらい続いたのか。ほんの五分のような気もしたし、三十分以上続いた気もした。
「もう一本指を増やしますね」
「まて……あ、……ああ……ッ」
少し引きつるような痛みがあった気がするが、思ったよりすんなりと入ってくる。
腹の中の圧迫感が増す。
暁斗が腹をゆっくりと撫でて、ここまで入ってますね、なんて呟くから、なんだか、犯されているような気分になってきて、胸がザワザワとしてくる。
もう十分、暁斗の願いは叶えたのではないかと思った。
「……もう、いいだろ?」
「何言ってるんですか? 今からじゃないですか。ほら、力抜いてください」
暁斗の指がゆっくりと探るように動き出す。腹に向けて、指が擦るように這い回る。ある一点を圧されたときに、軽い衝撃を受けた。
「あ、」
ビクッと腰が跳ねた。血の気がすっと引くような、痺れるような感覚が駆け抜ける。暁斗は、狙いを定めて、ゆっくりと、圧し込み、離し、を一定の間隔で繰り返す。
「前立腺ここですかね? 気持ちいいですか?」
「わからない、でも、なんか、……ん、ん、」
尿意に近いものを感じて、羞恥心が沸き立ってくる。ぎゅっと一際強く押されて、痛みに腰がびくりと逃げる。
「ッ……ちょっと、痛いかも、」
「力加減、難しいですね、」
暁斗の指が圧し込まれ、離される。一定間隔のこの愛撫に、じわじわと体の中が熱くなる。体の痺れが熱い疼きに近づいてくる。
胸を弄られたときに似たような、歯痒いような心地好いような、おかしな快楽が腹の奥に一滴一滴、蓄積していく。
「ん、あつい……」
急に体の奥底から熱いものが込み上げて、全身に駆け巡った。じわりと額に汗が滲む。暁斗の空いた手が胸に伸びる。
「あ……それ、もう、やめ、ん、」
きゅっと弱く摘ままれただけで、ひくっと中が締まった。涙腺がじわりと緩み、熱いものが込み上げる。
信じられないほど、身体中が敏感になっているのが自分でもわかる。暁斗の手が触れるところに熱が発するようで、簡単に喘がされる。
「あ、あん、ん、…ッ」
「佑介、女の子みたいですね」
「うるさい……あ、……いや……だ……」
暁斗が愉しそうに口角を上げる。みっともなく醜態を晒している自分を自覚して、羞恥心と情けなさが沸き上がっていく。男を睨み付けるが、軽く笑われて、ただ暁斗を喜ばせてしまうだけだった。
アナルを指で抉られながら、ローションのでベトベトにされて亀頭を軽くしごかれると、もうダメだった。内股がガクガクし始めて、先走りがポタポタと溢れてくる。
「あ……ん、……ああ……」
「もう、グズグズですね」
ぎゅっと、枕を握りしめる。けれど、腕に力も入らず、恍惚とした快楽にただただ喘がされる。ぐちゅぐちゅと響く水音は前からなのか後ろからなのかもわからない。
不意にアナルから暁斗の指が引いていった。思わず締め付けてしまい、恥ずかしさに枕に額を擦り付ける。
とぷとぷと更に、尻にローションが注がれた。ふいに熱く固いものが尻の割れ目に宛がわれる。暁斗のペニスが擦り付けられてるのだと、理解するのに少し時間を要した。
「あ、あきと…ッ………」
股の間に暁斗のペニスが挿ってくる。素股をされているのだと気が付いた。ぐちゅぐちゅとローションに濡れたぺニスは熱く滾って、いつもよりずっと気持ちいい。
「あ、あ、あ、あ、ああ……」
「佑介、中、気持ちいい……」
暁斗の腰の動きが速くなり、終わりに向かっていくのがわかる。ああでも、腹の奥をもっと擦られたくて堪らなくなっている。
こんな浅ましい変態的な行為で、イかされてしまうのだろうか。そう思うと、被虐的な不可思議な高揚感が湧いてきて、混乱する。
「あきと……いく、いきそう………ッ」
「佑介」
身体が痺れるような強烈な快楽に、一瞬意識が飛びそうになった。
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