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周囲は私の味方でした
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私が『籍を抜ける』宣言してから大変だった。
お父様は色々私を説得してきたがどれも心に一切刺さってこなかった。
親族会議にもなったのだが、全会一致で『こんな家に暮らしていくよりもマシ』という結論になりお父様は絶望した様な顔をしていた。
一度だけ再婚相手の夫人と娘に会ったけど、『私は出て行くので聖女様のご指導、よろしくおねがいしますね』と言ったら『話と違う!』と発狂していた。
そりゃそうだ、私を蔑ろにして自分達は贅沢三昧するつもりだっただろうが聖女様優先になるんだから。
聖女様にもお付きの人がいるらしいけど厳しい方らしいのでバトルの予感しかない。
まぁ私には関係無いので良いけど。
次に口を挟んできたのは王家だったけど、リーゼル様が色々言ってくれたらしい。
なんでも今回の王命は国王様の独断だったらしいけどリーゼル様が『ただでさえ婚約解消で迷惑をかけたのにこれ以上の迷惑はかけられない、こんな事が通ったら他の貴族がなんと思うか考えているのか』と厳しく言ってくれたそうだ。
更には王妃様が『王家が1人の少女に重荷を背負わせるとは何事ですか! リリアナ嬢は解放させるべきです!』と援護射撃をしてくれたらしい。
王妃様にも王妃教育の愚痴とかを聞いてくれて励ましてくれたので感謝している。
王妃様はお母様とは友人関係だったので私の事を気にかけてくれていたらしい。
これは籍を抜ける報告と申請をする為にお城に行った時に王妃様に呼ばれ最後のお茶会に誘われ聞いた。
そんな訳で周囲のおかげで私は無事に公爵家から籍を抜く事が出来た。
そして、籍を抜けたと同時に私は荷物を纏めて家を出た。
お父様は色々私を説得してきたがどれも心に一切刺さってこなかった。
親族会議にもなったのだが、全会一致で『こんな家に暮らしていくよりもマシ』という結論になりお父様は絶望した様な顔をしていた。
一度だけ再婚相手の夫人と娘に会ったけど、『私は出て行くので聖女様のご指導、よろしくおねがいしますね』と言ったら『話と違う!』と発狂していた。
そりゃそうだ、私を蔑ろにして自分達は贅沢三昧するつもりだっただろうが聖女様優先になるんだから。
聖女様にもお付きの人がいるらしいけど厳しい方らしいのでバトルの予感しかない。
まぁ私には関係無いので良いけど。
次に口を挟んできたのは王家だったけど、リーゼル様が色々言ってくれたらしい。
なんでも今回の王命は国王様の独断だったらしいけどリーゼル様が『ただでさえ婚約解消で迷惑をかけたのにこれ以上の迷惑はかけられない、こんな事が通ったら他の貴族がなんと思うか考えているのか』と厳しく言ってくれたそうだ。
更には王妃様が『王家が1人の少女に重荷を背負わせるとは何事ですか! リリアナ嬢は解放させるべきです!』と援護射撃をしてくれたらしい。
王妃様にも王妃教育の愚痴とかを聞いてくれて励ましてくれたので感謝している。
王妃様はお母様とは友人関係だったので私の事を気にかけてくれていたらしい。
これは籍を抜ける報告と申請をする為にお城に行った時に王妃様に呼ばれ最後のお茶会に誘われ聞いた。
そんな訳で周囲のおかげで私は無事に公爵家から籍を抜く事が出来た。
そして、籍を抜けたと同時に私は荷物を纏めて家を出た。
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