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百四十八話考えた結果・・・・・・
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テントで一夜を過ごした二人は朝食を食べてから直ぐに出発し、モンスターを倒しながら街へ戻った。
そして宿に戻ってからソウスケは盗賊のアジトの中にあった物の中で、気になった物を鑑定し始めた。
殆どの物は見た目通りの物ばかりだが、一つだけソウスケの眼を引くものがあった。
「・・・・・・これは、中々に凄い物・・・・・・マジックアイテムだな」
ソウスケの手元に二つの水筒があった。
勿論見た目はただの水筒ではなく、魔法袋やアイテムボックスと似た効果を持っている。
「片方が十リットル分、もう一つが六リットル分の水類が入る水筒か・・・・・・これは護衛依頼の時に持って行っても大丈夫か?」
「そうですね・・・・・・まぁ、ソウスケさんが持っている魔法袋やアイテムボックスと比べたらまだまっしかもしれませんね」
ミレアナの言う通り、まだまっしと言うレベルなので二人のランクが持つに不相応だと言える代物。
ソウスケもそれは何となく分かってはいた。
「それに、ある場所やダンジョンですとその中に入っている物を殺してでも奪い取る、なんて事が起きても可笑しくないと私は思います」
「・・・・・・・・・・・・なるほど。砂漠だったらそんな物騒な事が起きても可笑しくは無いな」
砂漠にはオアシスと言う場所がある。けれどそれが蜃気楼によって遠くからそう見える物もあるとなんとなくだがソウスケは覚えていて、もし自分がその瞬間に遭遇すれば絶望でぶっ倒れる自信があった。
「それにしてもよくそんな貴重なマジックアイテムがありましたね。売る場所を考えれば白金貨まで値段が上がってもあり得なくはないですよ」
ミレアナの予想する値段を聞いたソウスケは余りの値段に後ろにひっくり返った。
(・・・・・・いや、ちょっと待って。本当にちょっと待て。水筒に白金貨・・・・・・つまり一億円!!!??? 嘘だろ、って思いたいけどこの水筒がマジックアイテムで売る場所が砂漠地帯って考えると冗談じゃない値段なんだろうな)
ようやくこの世界の金銭感覚に慣れて来たソウスケだが、完全に慣れた訳では無いので水筒に一億円の価値があると言われてそう簡単に納得は出来なかった。
「まぁ、そこら辺は置いておこう。・・・・・・こっちには飲み水を入れてもう一つはスープを入れておくか」
「スープ・・・・・・なるほど、それなら野営の時に美味しくうどんを食べる事が出来ますね」
「そういうことだ。幸いどちらも中の水類は劣化しないみたいだからな」
こんな高性能な水筒を持っていた商人は本当にこの水筒の価値を知っていたのかソウスケは疑問に思った。
(こんな性能が高い水筒を手に入れたのならランクDの冒険者よりもっと高いランクの冒険者を雇っても、絶対に後で利益が出た思うんだけどな・・・・・・もしかして鑑定のレベルが低くて正確に鑑定出来なかったのか? それとも騙された? もしくは単純に護衛に使う金をケチったのか? もし一番最後が理由ならかなりのバカだな)
ソウスケ自身、護衛をする冒険者に払う正確な報酬は分からないが、二つの水筒の勝ちを考えると護衛の費用をケチる理由が思い付かなかった。
「ところで、あと他のパーティーの方々との顔合わせまで二週間ほどありますけど、それまで特にする事はありますか?」
「とりあえずミレアナの装備をしっかりと整える。でもそれは一日で終わるからな・・・・・・造ってみた物・・・・・・というより武器はあるけど材料と経験、素材も足りないからな」
何かないかと考えに考えた末、浮かんだ考えは確かに必要かもしれないが、今する必要はあるのかという内容だった。
ただ、それを聞いたミレアナは否定的な感情は持たず、寧ろソウスケの考えに乗り気であった。
そして宿に戻ってからソウスケは盗賊のアジトの中にあった物の中で、気になった物を鑑定し始めた。
殆どの物は見た目通りの物ばかりだが、一つだけソウスケの眼を引くものがあった。
「・・・・・・これは、中々に凄い物・・・・・・マジックアイテムだな」
ソウスケの手元に二つの水筒があった。
勿論見た目はただの水筒ではなく、魔法袋やアイテムボックスと似た効果を持っている。
「片方が十リットル分、もう一つが六リットル分の水類が入る水筒か・・・・・・これは護衛依頼の時に持って行っても大丈夫か?」
「そうですね・・・・・・まぁ、ソウスケさんが持っている魔法袋やアイテムボックスと比べたらまだまっしかもしれませんね」
ミレアナの言う通り、まだまっしと言うレベルなので二人のランクが持つに不相応だと言える代物。
ソウスケもそれは何となく分かってはいた。
「それに、ある場所やダンジョンですとその中に入っている物を殺してでも奪い取る、なんて事が起きても可笑しくないと私は思います」
「・・・・・・・・・・・・なるほど。砂漠だったらそんな物騒な事が起きても可笑しくは無いな」
砂漠にはオアシスと言う場所がある。けれどそれが蜃気楼によって遠くからそう見える物もあるとなんとなくだがソウスケは覚えていて、もし自分がその瞬間に遭遇すれば絶望でぶっ倒れる自信があった。
「それにしてもよくそんな貴重なマジックアイテムがありましたね。売る場所を考えれば白金貨まで値段が上がってもあり得なくはないですよ」
ミレアナの予想する値段を聞いたソウスケは余りの値段に後ろにひっくり返った。
(・・・・・・いや、ちょっと待って。本当にちょっと待て。水筒に白金貨・・・・・・つまり一億円!!!??? 嘘だろ、って思いたいけどこの水筒がマジックアイテムで売る場所が砂漠地帯って考えると冗談じゃない値段なんだろうな)
ようやくこの世界の金銭感覚に慣れて来たソウスケだが、完全に慣れた訳では無いので水筒に一億円の価値があると言われてそう簡単に納得は出来なかった。
「まぁ、そこら辺は置いておこう。・・・・・・こっちには飲み水を入れてもう一つはスープを入れておくか」
「スープ・・・・・・なるほど、それなら野営の時に美味しくうどんを食べる事が出来ますね」
「そういうことだ。幸いどちらも中の水類は劣化しないみたいだからな」
こんな高性能な水筒を持っていた商人は本当にこの水筒の価値を知っていたのかソウスケは疑問に思った。
(こんな性能が高い水筒を手に入れたのならランクDの冒険者よりもっと高いランクの冒険者を雇っても、絶対に後で利益が出た思うんだけどな・・・・・・もしかして鑑定のレベルが低くて正確に鑑定出来なかったのか? それとも騙された? もしくは単純に護衛に使う金をケチったのか? もし一番最後が理由ならかなりのバカだな)
ソウスケ自身、護衛をする冒険者に払う正確な報酬は分からないが、二つの水筒の勝ちを考えると護衛の費用をケチる理由が思い付かなかった。
「ところで、あと他のパーティーの方々との顔合わせまで二週間ほどありますけど、それまで特にする事はありますか?」
「とりあえずミレアナの装備をしっかりと整える。でもそれは一日で終わるからな・・・・・・造ってみた物・・・・・・というより武器はあるけど材料と経験、素材も足りないからな」
何かないかと考えに考えた末、浮かんだ考えは確かに必要かもしれないが、今する必要はあるのかという内容だった。
ただ、それを聞いたミレアナは否定的な感情は持たず、寧ろソウスケの考えに乗り気であった。
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