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百十三話 激萎え
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「……えっ、マジかよ」
動きが読めてきたのでそろそろ反撃に移ろうかと思ったタイミングで……ナイトアーマーの身体能力が元に戻ってしまった。
「つまり、そういうことか」
スケルトンナイトアーマーは身体能力が元に戻ってしまっても変わらずアラッドとクロを攻撃し続ける。
ただ、アラッドの表情は変わっていた。
そう……物凄く不満な表情になった。
(ヤバい、今超萎えてる……別にそういうタイミングを狙ってた訳じゃないんだけどな)
タイミング的にこれから攻めよう!! と思っていたが、急激に攻める気が無くなってしまった。
(はぁ~~~、もっと早い段階で攻めておけば……って、うだうだ考えても仕方ないか。そうしなかった俺が悪いんだし)
アラッドがやる気なさげな表情に変わってからもクロを果敢に攻め、左腕の骨を切り裂いた。
「ワフっ!!」
自慢気な表情をする黒の頭を撫で、意識を切り替える。
「せい、はっ!!!!」
振り下ろされる大剣にタイミングを合わせて裏拳を決め、鋼鉄の剛剣を右手だけで持ち、全力で振りぬいた。
「ッ…………」
「あっ……しょうがないか」
萎えた気持ちを発散させるために片手とはいえ、鋼鉄の剛剣を全力で振った。
ナイトアーマーが魔力切れで強化系のスキルや纏っていた魔力が無くなっても、アラッドは強化を切らしていなかったので骨に弾かれることなく綺麗に斬れた。
ただ、考え無しに思いっきり斬ってしまったのでモンスターの素材の中で、最も重要な部位である魔石ごと斬り裂いてしまった。
スケルトン系のモンスターは多少体を砕いた程度では死なず、戦闘不能にもならない。
しかし他のモンスターと同様に第二の心臓である魔石を砕けは瞬殺。
他のモンスターと比べて魔石以外の致命傷となる部位がないため、多くの冒険者は魔石を砕いて倒そうとする。
(冷静な状態だったら気付けた……これも良い訳だな)
アラッドであればあまり苦労せず魔石をゲットできたが、今それを考えても後の祭り。
「ワゥ!!!!」
「お疲れ様、クロ。こいつ、途中まではつよかったんだけどな…………後先考えずスキル使って魔力を消費しちゃったからな。元の魔力が少ないからってのもあるだろうけど、生前は考える頭を持ってなかったんだろうな」
死体がスケルトンとして生き返ると、生前と比べて魔力の総量が減ることはない。
スケルトンメイジやウィザード、リッチになると増える場合もある。
「まっ、こいつの骨は使えそうだから持って帰るか。それで向こうはどうな、った……あとちょっとで終わりそうだな」
生前より魔力の総量が上がったスケルトンウィザードと戦っている三人は誰も戦線離脱することなく、確実にウィザードを追い詰めていた。
ただ、自分の戦いが終わったからといって完全に油断はできない。
どの一手で戦況がひっくり返るか分からない。
スケルトンウィザードが一撃で三人に致命傷を与える魔法を持っているかもしれない。
もしくは三人が戦っている最中に新手のモンスターが現れるかもしれない。
(……とりあえず外敵の対策をするか)
直ぐに切れ味抜群の糸をネット上にして辺り一帯を取り囲む。
そして無数のストリングショットを用意。
これで何があっても対処出来る。
主人が何に集中しているのかを察知したクロは再び意識を戦闘に切り替え、直ぐウィザードを切り裂けるように準備した。
だが、アラッドが心配するようなことば何も起きず、ナイトアーマーを倒し終えてから三十秒後には見た目チャラっとしてる兵士がウィザードの体を真っ二つに斬り裂いた。
「っしゃッ!!!!!!」
一刀両断されたスケルトンウィザードはピクリとも動かなくなり、アラッドたちの勝利が確定した。
「お疲れ様、三人とも」
「うっす。でも、アラッド様を待たせてしまって申し訳ないっす」
「謝る必要はないよ。こっちは……向こうがちょっと馬鹿だったから簡単に終わった感あるし」
何はともあれ、ちょっと想定外の襲撃を無事撃破。
夕食までにはまだまだ時間があるので狩りを続行し、家に帰ってから今回のことをアラッド自らフールに報告した。
動きが読めてきたのでそろそろ反撃に移ろうかと思ったタイミングで……ナイトアーマーの身体能力が元に戻ってしまった。
「つまり、そういうことか」
スケルトンナイトアーマーは身体能力が元に戻ってしまっても変わらずアラッドとクロを攻撃し続ける。
ただ、アラッドの表情は変わっていた。
そう……物凄く不満な表情になった。
(ヤバい、今超萎えてる……別にそういうタイミングを狙ってた訳じゃないんだけどな)
タイミング的にこれから攻めよう!! と思っていたが、急激に攻める気が無くなってしまった。
(はぁ~~~、もっと早い段階で攻めておけば……って、うだうだ考えても仕方ないか。そうしなかった俺が悪いんだし)
アラッドがやる気なさげな表情に変わってからもクロを果敢に攻め、左腕の骨を切り裂いた。
「ワフっ!!」
自慢気な表情をする黒の頭を撫で、意識を切り替える。
「せい、はっ!!!!」
振り下ろされる大剣にタイミングを合わせて裏拳を決め、鋼鉄の剛剣を右手だけで持ち、全力で振りぬいた。
「ッ…………」
「あっ……しょうがないか」
萎えた気持ちを発散させるために片手とはいえ、鋼鉄の剛剣を全力で振った。
ナイトアーマーが魔力切れで強化系のスキルや纏っていた魔力が無くなっても、アラッドは強化を切らしていなかったので骨に弾かれることなく綺麗に斬れた。
ただ、考え無しに思いっきり斬ってしまったのでモンスターの素材の中で、最も重要な部位である魔石ごと斬り裂いてしまった。
スケルトン系のモンスターは多少体を砕いた程度では死なず、戦闘不能にもならない。
しかし他のモンスターと同様に第二の心臓である魔石を砕けは瞬殺。
他のモンスターと比べて魔石以外の致命傷となる部位がないため、多くの冒険者は魔石を砕いて倒そうとする。
(冷静な状態だったら気付けた……これも良い訳だな)
アラッドであればあまり苦労せず魔石をゲットできたが、今それを考えても後の祭り。
「ワゥ!!!!」
「お疲れ様、クロ。こいつ、途中まではつよかったんだけどな…………後先考えずスキル使って魔力を消費しちゃったからな。元の魔力が少ないからってのもあるだろうけど、生前は考える頭を持ってなかったんだろうな」
死体がスケルトンとして生き返ると、生前と比べて魔力の総量が減ることはない。
スケルトンメイジやウィザード、リッチになると増える場合もある。
「まっ、こいつの骨は使えそうだから持って帰るか。それで向こうはどうな、った……あとちょっとで終わりそうだな」
生前より魔力の総量が上がったスケルトンウィザードと戦っている三人は誰も戦線離脱することなく、確実にウィザードを追い詰めていた。
ただ、自分の戦いが終わったからといって完全に油断はできない。
どの一手で戦況がひっくり返るか分からない。
スケルトンウィザードが一撃で三人に致命傷を与える魔法を持っているかもしれない。
もしくは三人が戦っている最中に新手のモンスターが現れるかもしれない。
(……とりあえず外敵の対策をするか)
直ぐに切れ味抜群の糸をネット上にして辺り一帯を取り囲む。
そして無数のストリングショットを用意。
これで何があっても対処出来る。
主人が何に集中しているのかを察知したクロは再び意識を戦闘に切り替え、直ぐウィザードを切り裂けるように準備した。
だが、アラッドが心配するようなことば何も起きず、ナイトアーマーを倒し終えてから三十秒後には見た目チャラっとしてる兵士がウィザードの体を真っ二つに斬り裂いた。
「っしゃッ!!!!!!」
一刀両断されたスケルトンウィザードはピクリとも動かなくなり、アラッドたちの勝利が確定した。
「お疲れ様、三人とも」
「うっす。でも、アラッド様を待たせてしまって申し訳ないっす」
「謝る必要はないよ。こっちは……向こうがちょっと馬鹿だったから簡単に終わった感あるし」
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