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二百七十七話 エール?
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大会に出場するための校内戦が行われ、アラッドとレイのみ……個人戦に臨んだ。
ベルたち六人はタッグを組み、タッグ戦の校内戦に臨む。
(正直、アラッドと戦う人は度肝を抜かれることになるだろうけど、レイと戦う人も呆気にとられるというか、
困惑するだろうね)
既にエリザと組んで校内戦、一戦目を勝利で終えたベルはそろそろ始まるであろう、アラッドの戦いを見に来ていた。
「エリザは、どうなると思う?」
「そうですわね……基本的に、瞬殺で終わるでしょうね」
「僕も、他の生徒がアラッドとまともに戦えるとは思わないけど、そんなにあっさり終わらせるかな」
アラッドには、相手の力量を引き出してから倒す……そういった部分があるのを見抜いているベルは、アラッドがこれから行う一戦……多少は時間をかけて戦うのでは? と思っている。
「その考えも解らなくもないですけど、やっぱり私は一瞬で終わると思いますわ」
「まぁ、どちらにしろアラッドの勝ちは間違いないですね」
周囲で同じく校内戦を観ている同じ一年生、二年生や三年生からも鋭い視線を向けられているが、二人は全く気にしていなかった。
そして……いよいよアラッドの番となり、ステージに登場。
反対側からは同じ一年生ではなく、一学年上の二年生が現れた。
「一年にデカい顔させんなよ!!」
「ぶっ潰してやれ!!!」
「嘗められんじゃねぇぞ!!!」
主に二年生の男子生徒がアラッドとこれから戦う二年生にエール? を大量に送っている。
二年生としては、そう簡単に一年生に負けれないというプライドがあり……しかも、目の前の一年生は遊び感覚で騎士の爵位を得ようとしている。
当然、アラッドが侯爵家の三男など関係無く、大勢の者がアラッドの言葉、考えにキレていた。
「品がないわね……でも、この状況……どう考えてもアラッドがヒールね」
「それは仕方ないよ。アラッドの宣言や考えに思うところはある……ただ、それは国としてもそうなれば、有難い話。そしてアラッドには、それを実現させるだけの力がある」
これからアラッドと戦う二年生に激しいエールを送る者たちがいる中、二・三年生の極少数は、アラッドの常人とは違う何かに勘付いていた。
「それでは、ルールを守り……正々堂々と戦え。それでは、始め!!!!」
審判役の教師が開始の宣言をした瞬間、アラッドが動いた。
身体強化のスキルのみを使い、一応木剣に魔力は纏っている。
「……終わりみたいだな」
中段に構えていた対戦相手の剣ごと叩き切る様に、木剣を振るった。
振るう際に、特に技は使っていない。
単純に力任せに……最短距離を動き、対戦相手をフィールドの外に叩きだした。
一応フィールドの外に落ちても失格にはならないが、減点対象にはなる。
それでも、起き上がってフィールドに再び立つことは不可能ではないが……そもそも、今の一撃でアラッドの対戦相手は、完全に倒れてしまった。
「そこまで!!! 勝者、アラッド!!!」
自身が勝者となったことを確認したアラッドは特に表情を変えることはなく、軽い足取りでフィールドから降りた。
「……なんだ、あれは」
「一撃って、何かの間違いだろ」
「おい、立てよ!!! まだ始まったばかりだろ!!!」
アラッドに剣撃でぶっ飛ばされ、壁に激突した生徒は勿論、命に別状はない。
ただ、壁に吹き飛ばされて背中や後頭部に強い衝撃を受けた。
この生徒は数分後に保健室で目覚めるが、どうやって自分が一年生に倒されたのか、辛うじて覚えてはいた。
正直……嘗めていた部分はあった。
それでも、ここまであっさりと、完璧な敗北を受けるとは思っておらず、涙を流しながら歯を食いしばることになる。
「エリザの予想が正しかったみたいだね」
「ふふ、そうみたいね。当然の結果、予想通りの内容だけど……対戦相手は可哀想ね」
アラッドと校内戦でぶつかる。
これに関しては、不運としか言いようがなかった。
ベルたち六人はタッグを組み、タッグ戦の校内戦に臨む。
(正直、アラッドと戦う人は度肝を抜かれることになるだろうけど、レイと戦う人も呆気にとられるというか、
困惑するだろうね)
既にエリザと組んで校内戦、一戦目を勝利で終えたベルはそろそろ始まるであろう、アラッドの戦いを見に来ていた。
「エリザは、どうなると思う?」
「そうですわね……基本的に、瞬殺で終わるでしょうね」
「僕も、他の生徒がアラッドとまともに戦えるとは思わないけど、そんなにあっさり終わらせるかな」
アラッドには、相手の力量を引き出してから倒す……そういった部分があるのを見抜いているベルは、アラッドがこれから行う一戦……多少は時間をかけて戦うのでは? と思っている。
「その考えも解らなくもないですけど、やっぱり私は一瞬で終わると思いますわ」
「まぁ、どちらにしろアラッドの勝ちは間違いないですね」
周囲で同じく校内戦を観ている同じ一年生、二年生や三年生からも鋭い視線を向けられているが、二人は全く気にしていなかった。
そして……いよいよアラッドの番となり、ステージに登場。
反対側からは同じ一年生ではなく、一学年上の二年生が現れた。
「一年にデカい顔させんなよ!!」
「ぶっ潰してやれ!!!」
「嘗められんじゃねぇぞ!!!」
主に二年生の男子生徒がアラッドとこれから戦う二年生にエール? を大量に送っている。
二年生としては、そう簡単に一年生に負けれないというプライドがあり……しかも、目の前の一年生は遊び感覚で騎士の爵位を得ようとしている。
当然、アラッドが侯爵家の三男など関係無く、大勢の者がアラッドの言葉、考えにキレていた。
「品がないわね……でも、この状況……どう考えてもアラッドがヒールね」
「それは仕方ないよ。アラッドの宣言や考えに思うところはある……ただ、それは国としてもそうなれば、有難い話。そしてアラッドには、それを実現させるだけの力がある」
これからアラッドと戦う二年生に激しいエールを送る者たちがいる中、二・三年生の極少数は、アラッドの常人とは違う何かに勘付いていた。
「それでは、ルールを守り……正々堂々と戦え。それでは、始め!!!!」
審判役の教師が開始の宣言をした瞬間、アラッドが動いた。
身体強化のスキルのみを使い、一応木剣に魔力は纏っている。
「……終わりみたいだな」
中段に構えていた対戦相手の剣ごと叩き切る様に、木剣を振るった。
振るう際に、特に技は使っていない。
単純に力任せに……最短距離を動き、対戦相手をフィールドの外に叩きだした。
一応フィールドの外に落ちても失格にはならないが、減点対象にはなる。
それでも、起き上がってフィールドに再び立つことは不可能ではないが……そもそも、今の一撃でアラッドの対戦相手は、完全に倒れてしまった。
「そこまで!!! 勝者、アラッド!!!」
自身が勝者となったことを確認したアラッドは特に表情を変えることはなく、軽い足取りでフィールドから降りた。
「……なんだ、あれは」
「一撃って、何かの間違いだろ」
「おい、立てよ!!! まだ始まったばかりだろ!!!」
アラッドに剣撃でぶっ飛ばされ、壁に激突した生徒は勿論、命に別状はない。
ただ、壁に吹き飛ばされて背中や後頭部に強い衝撃を受けた。
この生徒は数分後に保健室で目覚めるが、どうやって自分が一年生に倒されたのか、辛うじて覚えてはいた。
正直……嘗めていた部分はあった。
それでも、ここまであっさりと、完璧な敗北を受けるとは思っておらず、涙を流しながら歯を食いしばることになる。
「エリザの予想が正しかったみたいだね」
「ふふ、そうみたいね。当然の結果、予想通りの内容だけど……対戦相手は可哀想ね」
アラッドと校内戦でぶつかる。
これに関しては、不運としか言いようがなかった。
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