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第148話 何が欲しい
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SIDE フィリップ
「……チッ、もう目が覚めちまいやがった」
実家に帰省したフィリップは、再び学園生活が始まるまで、絶対にダラダラと過ごそうと決めていた。
しかし、目が覚めた時間は……レグラ家で生活していた時と同じく、規則正しい時間だった。
「…………二度寝する気にならねぇな」
普段のフィリップであれば絶対に二度寝をしていたが、どうしてもその気になれなかったフィリップは自分で着替え、朝食を食べに向かう。
「っ、フィリップ様。もう起きられたのですか?」
「おぅ、起きた起きた~。これから飯食うから」
「か、かしこまりました!!」
直ぐにフィリップの姿を発見した執事は心の底から驚きながらも、フィリップがこれから朝食を食べると……本人の口から聞き、綺麗で音を立てない速足で厨房へと向かった。
「フィリップ……どうしたんだい」
「どうしたって、何がだよ父さん」
「いや、お前がこんな時間に起きるなんて珍しいからね」
「それもそうか。つっても、学園に通ってた訳だし、そんな珍しい事でもないでしょ」
「そ、そうだね」
別におかしくないだろと口にするフィリップだが、父親である優しい雰囲気のイケおじタイプのゲルギオス公爵は覚えている。
これまで夏や冬の休みに実家に帰省して来た時は、大体朝食は食べず、昼頃まで寝ていたことを。
(いつものフィリップなら、昼頃まで寝ていたと思うのだけど…………やはり、レグラ家の令息と関わったことで、何か大きな変化があったのかもしれないね)
高等部に上がってからフィリップがレグラ家の令息と関わる様になり、夏休みの大半はレグラ家で過ごしていたことは勿論知っている。
フィリップに何かしらの変化があったとすれば、その出会いしか考えられない。
「そういえばフィリップ、まだ直接言ってなかったね。激闘祭の優勝、おめでとう」
「「「っ」」」
「……どうもありがと」
当然の事ながら、ゲルギオス公爵家の人間たちは、あの……あのフィリップが激闘祭で優勝したという事実を知っている。
にわかには信じられない内容ではあるが、フィリップの戦いぶりは試合を観戦した者たちの記憶に深く残っていた。
ただ一年生のトーナメントで優勝しただけではなく、今年は結果としてレグラ家の令息であるイシュドと三対一という変則的な形式ではあるが、戦うことになった。
「何か欲しい物でもあるかい? なんでも、とは言えないけど、激闘祭を征しただけの価値がある何かは買ってあげるよ」
欲しい物を買ってあげる。
その言葉に、同じ食卓で朝食を食べていたフィリップの兄弟姉妹たちが僅かに反応する。
「急にどうしたんだよ」
「どうしたもこうも、フィリップ……君は凄い事を成し遂げた。それを評価しただけだよ」
「ふ~~~~ん?」
急に優しくなった、という訳ではない。
ゲルギオス公爵が非常に厳しい人物であれば、既にフィリップは勘当されていてもおかしくない。
(欲しい物ねぇ~~~~……)
フィリップはチラッと、父親の言葉に反応した弟妹たちの表情を確認し、心の中で溜息を吐いた。
(まっ、そりゃそういう反応になるだろうな)
ゲルギオス公爵家の人間には、怠け癖がある者が多いという訳ではなく、純粋にフィリップが突然変異と思えるぐらい、途中から怠け始めた。
それもあって、多くの兄弟姉妹たちはフィリップのことを嫌っている、もしくは無関心。
そんなフィリップがいきなり公式の場で結果を出し、当主である父から褒められる光景は……決して面白くはない。
「フィリップ兄さん、黙ってるって事はもしかしてやましい理由があるからなんじゃないのかい」
弟の一人が、つい……その様な言葉を投げてしまった。
兄弟姉妹たちから嘗められ、あれこれ言われるのは、これまでと変わらない状況だが……返せる要素がある時は即返すのがフィリップ。
そんなフィリップにとって、弟からの投げられた言葉は……非常に返しやすい内容だった。
「ぷっ、はっはっは!!!!! おいおいおい、いつからそんな低レベルな煽りしか出来なくなったんだよ!」
「なっ!!!」
「俺が激闘祭で戦った連中は伯爵家や侯爵家の連中……最後の最後には王家の人間だぞ。そんな連中が、たかが俺が小細工しただけで本当に負けると思ってんのか? だとしたら、そいつらへの侮辱とも取れるな!!!」
無理矢理が過ぎる……とも言えない。
反論すれば更に傷口が広がると判断した弟は、奥歯を食いしばり……黙るという選択肢しかなかった。
「こらこら、フィリップ。あまり弟をイジメてはいけないよ」
「どっちかって言うと俺の方がイジメられてた気がするんだけど……まっ、良いか」
弟や妹たちがどれだけ信じられないと思っても、フィリップが多くの同級生たちを下し、学年の天辺に駆けあがり、到達したという事実は変わらない。
「それで、何か欲しい物はあるかな」
「気持ちは嬉しいけどよ、いきなり言われてもなぁ……」
フィリップは基本的にだらだらと過ごしたい人間。
金という超単純な要求内容もあるが、それはなんだかつまらない気がした。
「…………まだ特に決まらねぇけど、何かしらの武器で頼むよ」
現在、フィリップの職業は傭兵。
多数の武器の扱いに精通しており、特定の武器に縛られない戦闘スタイル。
故に、これといって特定の武器が欲しいとは思わない。
ただ……何か欲しい物があるかと尋ねられれば、それなりに良い武器という選択肢しかなかった。
(フィリップが武器を欲しがる、か。超高品質の枕かベッドかと思ってたけど、武器か……ふふ。レグラ家のイシュド君には色々と感謝しなければならないね)
フィリップの進路にそこまで口を出さなかったゲルギオス公爵。
それでも、フィリップが己の才をこのまま腐らせていくのは、忍びないと思っていた。
しかし今、フィリップは褒美としてダラける為の何かではなく、武器を欲した。
それはつまり……これからの進路に関係した要求とも捉えられる。
だが、そんな二人のやり取りを見て……他の兄弟姉妹たちがどう思うか。
そこが解らない二人ではなかったが、フィリップはフィリップで、ゲルギオス公爵はゲルギオス公爵でそこまで自分たちが考慮する必要はないと判断。
後日、フィリップの元に学生が持つレベルではない短剣とロングソードが送られた。
「……チッ、もう目が覚めちまいやがった」
実家に帰省したフィリップは、再び学園生活が始まるまで、絶対にダラダラと過ごそうと決めていた。
しかし、目が覚めた時間は……レグラ家で生活していた時と同じく、規則正しい時間だった。
「…………二度寝する気にならねぇな」
普段のフィリップであれば絶対に二度寝をしていたが、どうしてもその気になれなかったフィリップは自分で着替え、朝食を食べに向かう。
「っ、フィリップ様。もう起きられたのですか?」
「おぅ、起きた起きた~。これから飯食うから」
「か、かしこまりました!!」
直ぐにフィリップの姿を発見した執事は心の底から驚きながらも、フィリップがこれから朝食を食べると……本人の口から聞き、綺麗で音を立てない速足で厨房へと向かった。
「フィリップ……どうしたんだい」
「どうしたって、何がだよ父さん」
「いや、お前がこんな時間に起きるなんて珍しいからね」
「それもそうか。つっても、学園に通ってた訳だし、そんな珍しい事でもないでしょ」
「そ、そうだね」
別におかしくないだろと口にするフィリップだが、父親である優しい雰囲気のイケおじタイプのゲルギオス公爵は覚えている。
これまで夏や冬の休みに実家に帰省して来た時は、大体朝食は食べず、昼頃まで寝ていたことを。
(いつものフィリップなら、昼頃まで寝ていたと思うのだけど…………やはり、レグラ家の令息と関わったことで、何か大きな変化があったのかもしれないね)
高等部に上がってからフィリップがレグラ家の令息と関わる様になり、夏休みの大半はレグラ家で過ごしていたことは勿論知っている。
フィリップに何かしらの変化があったとすれば、その出会いしか考えられない。
「そういえばフィリップ、まだ直接言ってなかったね。激闘祭の優勝、おめでとう」
「「「っ」」」
「……どうもありがと」
当然の事ながら、ゲルギオス公爵家の人間たちは、あの……あのフィリップが激闘祭で優勝したという事実を知っている。
にわかには信じられない内容ではあるが、フィリップの戦いぶりは試合を観戦した者たちの記憶に深く残っていた。
ただ一年生のトーナメントで優勝しただけではなく、今年は結果としてレグラ家の令息であるイシュドと三対一という変則的な形式ではあるが、戦うことになった。
「何か欲しい物でもあるかい? なんでも、とは言えないけど、激闘祭を征しただけの価値がある何かは買ってあげるよ」
欲しい物を買ってあげる。
その言葉に、同じ食卓で朝食を食べていたフィリップの兄弟姉妹たちが僅かに反応する。
「急にどうしたんだよ」
「どうしたもこうも、フィリップ……君は凄い事を成し遂げた。それを評価しただけだよ」
「ふ~~~~ん?」
急に優しくなった、という訳ではない。
ゲルギオス公爵が非常に厳しい人物であれば、既にフィリップは勘当されていてもおかしくない。
(欲しい物ねぇ~~~~……)
フィリップはチラッと、父親の言葉に反応した弟妹たちの表情を確認し、心の中で溜息を吐いた。
(まっ、そりゃそういう反応になるだろうな)
ゲルギオス公爵家の人間には、怠け癖がある者が多いという訳ではなく、純粋にフィリップが突然変異と思えるぐらい、途中から怠け始めた。
それもあって、多くの兄弟姉妹たちはフィリップのことを嫌っている、もしくは無関心。
そんなフィリップがいきなり公式の場で結果を出し、当主である父から褒められる光景は……決して面白くはない。
「フィリップ兄さん、黙ってるって事はもしかしてやましい理由があるからなんじゃないのかい」
弟の一人が、つい……その様な言葉を投げてしまった。
兄弟姉妹たちから嘗められ、あれこれ言われるのは、これまでと変わらない状況だが……返せる要素がある時は即返すのがフィリップ。
そんなフィリップにとって、弟からの投げられた言葉は……非常に返しやすい内容だった。
「ぷっ、はっはっは!!!!! おいおいおい、いつからそんな低レベルな煽りしか出来なくなったんだよ!」
「なっ!!!」
「俺が激闘祭で戦った連中は伯爵家や侯爵家の連中……最後の最後には王家の人間だぞ。そんな連中が、たかが俺が小細工しただけで本当に負けると思ってんのか? だとしたら、そいつらへの侮辱とも取れるな!!!」
無理矢理が過ぎる……とも言えない。
反論すれば更に傷口が広がると判断した弟は、奥歯を食いしばり……黙るという選択肢しかなかった。
「こらこら、フィリップ。あまり弟をイジメてはいけないよ」
「どっちかって言うと俺の方がイジメられてた気がするんだけど……まっ、良いか」
弟や妹たちがどれだけ信じられないと思っても、フィリップが多くの同級生たちを下し、学年の天辺に駆けあがり、到達したという事実は変わらない。
「それで、何か欲しい物はあるかな」
「気持ちは嬉しいけどよ、いきなり言われてもなぁ……」
フィリップは基本的にだらだらと過ごしたい人間。
金という超単純な要求内容もあるが、それはなんだかつまらない気がした。
「…………まだ特に決まらねぇけど、何かしらの武器で頼むよ」
現在、フィリップの職業は傭兵。
多数の武器の扱いに精通しており、特定の武器に縛られない戦闘スタイル。
故に、これといって特定の武器が欲しいとは思わない。
ただ……何か欲しい物があるかと尋ねられれば、それなりに良い武器という選択肢しかなかった。
(フィリップが武器を欲しがる、か。超高品質の枕かベッドかと思ってたけど、武器か……ふふ。レグラ家のイシュド君には色々と感謝しなければならないね)
フィリップの進路にそこまで口を出さなかったゲルギオス公爵。
それでも、フィリップが己の才をこのまま腐らせていくのは、忍びないと思っていた。
しかし今、フィリップは褒美としてダラける為の何かではなく、武器を欲した。
それはつまり……これからの進路に関係した要求とも捉えられる。
だが、そんな二人のやり取りを見て……他の兄弟姉妹たちがどう思うか。
そこが解らない二人ではなかったが、フィリップはフィリップで、ゲルギオス公爵はゲルギオス公爵でそこまで自分たちが考慮する必要はないと判断。
後日、フィリップの元に学生が持つレベルではない短剣とロングソードが送られた。
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