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少年期[531]売るのは無理だが依頼なら可能
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「その……自分は聖騎士を目指しているのです」
「へぇ~~、聖騎士か。それなら聖魔法は浸かるって訳か」
「はい。自分より腕が高い者はいますが、自分もそれなりに使えます。そして父には金を渡されて自分の力で聖剣を手に入れろと言われました」
「なるほどねぇ~~」
今回のオークションに参加しているので親の爵位はある程度高い。
渡されている金な量。オークション中にその聖剣だけを狙うのであれば、競り落とせていた可能性は高い。
ただ、今回はソウスケという財力が埒外な化け物がいたので、競り落とすことが不可能だった。
「……それだけが理由じゃ無いだろ」
「はい。夏に開かれる大会に向けて準備を万全に整えようと思いまして」
「そうか。夏に開かれる大会……ちょっと待て、それはあれか。王都に存在する騎士学校が全て参加する大会か?」
「勿論です。聖騎士になるには聖魔法を使えるのが最低条件ですが、好成績を出せばその後の待遇も変わってきますので」
「そ、そうか・・・・・まっ、普通に考えてそうだよな」
騎士を育成する学園の生徒達が参加する大会。その大会をゼルートはどこかで聞いた覚えがあった。
(騎士の卵が参加する大会……確かカジノで声を掛けてきた……そうだ!! 名前はロウド・レージスだったか。俺から魔物の素材を買い取った奴もいたな)
同じ目的の生徒と二度も出会うとは思っていなかったゼルートは思わず苦笑いになる。
「えっとだな……流石に自分が買い取った武器を元値より低い値段で売るってのは無理だ」
「そ、そうですよね。無茶なことを言って申し訳ありませんでした」
バジル・ラーガスも自分が無茶な要求をしているのは解っていた。
しかし夏に開かれる大会で負けた言い訳を武器のせいにしたくは無いので、出来れば最善を尽くしたい。
勿論父親から渡された金を考えれば売られている聖剣を買う事は出来る。
ただ、聖剣バールクスより性能が優れた聖剣を買うことは出来ない。
今回のオークションに出品されたのはまさに偶然と言えるチャンスであった。
それに聖剣バールクスは雷の魔力と相性も良く、雷魔法のスキルを有しているバジル・ラーガスとしては喉から手が出るほど手に入れた聖剣だった。
「……ただ、俺は冒険者だ。一応聞いておくけど、その渡されたお金ってのは幾らぐらいあるの?」
「白金貨三枚と金貨五十枚ほどです」
その金額を考えれば確かに聖剣バールクスを競り落とすには十分な金額。
(聖剣バールクス……確か白金貨三枚と金貨七十枚ぐらいで競り落としたんだったか? バジル・ラーガスはもう少し無理出来たかもいれないが、後の事を考えると少しは金を残しておかないと無理だろうな)
王都からゴージャルまではかなり遠く、交通費や宿泊費に食費を考えればある程度の金は残しておかなければならない。
「うし、バジル・ラーガス。俺に依頼する気はあるか?」
「い、依頼ですか?」
「そうだ。個人的な依頼……はちょっと良く無いか? 一応ギルドを通して指名依頼って形の方が良いか。そうだなぁ……白金貨二枚と金貨五十枚で良いぜ。後は鍛冶師に鍛冶を頼む料金に取っておきな。ちゃんとそれ相応の素材は取って来るからさ。どうだ?」
「わ、分かりました! 是非依頼させていきます!!!」
バジル・ラーガスは即決し、直ぐに頭を下げてゼルートに頼む。
それを見た執事二人はいくらなんでも即決過ぎると思い、考え直すように伝えようとする。
しかしゼルートが悪獣を単独で倒したという話が本当であれば、聖剣バールクスと同等の性能を作れる素材を入手してくれるかもしれない。
その考えに至った執事二人も同時に頭を下げた。
「よし、交渉成立だな。ただ、今回はカジノに遊びに来てるんだ。だから依頼はそうだなぁ……大会ってのは何か月後に開かれるんだ?」
「三か月後です」
「三か月後か……そうだな、とりあえずまだ二週間ぐらいは遊んでるから、二週間後に依頼を出してくれ。そしたら一か月半後までには王都の方まで素材を送る。そんな感じでどうだ?」
「分かりました。それでは二週間後、ギルドに指名依頼を遅らせて貰います」
「おう、しっかりと集めてくるから安心してくれ」
バジル・ラーガスとしては無茶な要求をして申し訳なかったという気持ちがあったが、ゼルートとしてはカジノで遊び終わってからの目標が出来たので寧ろ感謝している。
「へぇ~~、聖騎士か。それなら聖魔法は浸かるって訳か」
「はい。自分より腕が高い者はいますが、自分もそれなりに使えます。そして父には金を渡されて自分の力で聖剣を手に入れろと言われました」
「なるほどねぇ~~」
今回のオークションに参加しているので親の爵位はある程度高い。
渡されている金な量。オークション中にその聖剣だけを狙うのであれば、競り落とせていた可能性は高い。
ただ、今回はソウスケという財力が埒外な化け物がいたので、競り落とすことが不可能だった。
「……それだけが理由じゃ無いだろ」
「はい。夏に開かれる大会に向けて準備を万全に整えようと思いまして」
「そうか。夏に開かれる大会……ちょっと待て、それはあれか。王都に存在する騎士学校が全て参加する大会か?」
「勿論です。聖騎士になるには聖魔法を使えるのが最低条件ですが、好成績を出せばその後の待遇も変わってきますので」
「そ、そうか・・・・・まっ、普通に考えてそうだよな」
騎士を育成する学園の生徒達が参加する大会。その大会をゼルートはどこかで聞いた覚えがあった。
(騎士の卵が参加する大会……確かカジノで声を掛けてきた……そうだ!! 名前はロウド・レージスだったか。俺から魔物の素材を買い取った奴もいたな)
同じ目的の生徒と二度も出会うとは思っていなかったゼルートは思わず苦笑いになる。
「えっとだな……流石に自分が買い取った武器を元値より低い値段で売るってのは無理だ」
「そ、そうですよね。無茶なことを言って申し訳ありませんでした」
バジル・ラーガスも自分が無茶な要求をしているのは解っていた。
しかし夏に開かれる大会で負けた言い訳を武器のせいにしたくは無いので、出来れば最善を尽くしたい。
勿論父親から渡された金を考えれば売られている聖剣を買う事は出来る。
ただ、聖剣バールクスより性能が優れた聖剣を買うことは出来ない。
今回のオークションに出品されたのはまさに偶然と言えるチャンスであった。
それに聖剣バールクスは雷の魔力と相性も良く、雷魔法のスキルを有しているバジル・ラーガスとしては喉から手が出るほど手に入れた聖剣だった。
「……ただ、俺は冒険者だ。一応聞いておくけど、その渡されたお金ってのは幾らぐらいあるの?」
「白金貨三枚と金貨五十枚ほどです」
その金額を考えれば確かに聖剣バールクスを競り落とすには十分な金額。
(聖剣バールクス……確か白金貨三枚と金貨七十枚ぐらいで競り落としたんだったか? バジル・ラーガスはもう少し無理出来たかもいれないが、後の事を考えると少しは金を残しておかないと無理だろうな)
王都からゴージャルまではかなり遠く、交通費や宿泊費に食費を考えればある程度の金は残しておかなければならない。
「うし、バジル・ラーガス。俺に依頼する気はあるか?」
「い、依頼ですか?」
「そうだ。個人的な依頼……はちょっと良く無いか? 一応ギルドを通して指名依頼って形の方が良いか。そうだなぁ……白金貨二枚と金貨五十枚で良いぜ。後は鍛冶師に鍛冶を頼む料金に取っておきな。ちゃんとそれ相応の素材は取って来るからさ。どうだ?」
「わ、分かりました! 是非依頼させていきます!!!」
バジル・ラーガスは即決し、直ぐに頭を下げてゼルートに頼む。
それを見た執事二人はいくらなんでも即決過ぎると思い、考え直すように伝えようとする。
しかしゼルートが悪獣を単独で倒したという話が本当であれば、聖剣バールクスと同等の性能を作れる素材を入手してくれるかもしれない。
その考えに至った執事二人も同時に頭を下げた。
「よし、交渉成立だな。ただ、今回はカジノに遊びに来てるんだ。だから依頼はそうだなぁ……大会ってのは何か月後に開かれるんだ?」
「三か月後です」
「三か月後か……そうだな、とりあえずまだ二週間ぐらいは遊んでるから、二週間後に依頼を出してくれ。そしたら一か月半後までには王都の方まで素材を送る。そんな感じでどうだ?」
「分かりました。それでは二週間後、ギルドに指名依頼を遅らせて貰います」
「おう、しっかりと集めてくるから安心してくれ」
バジル・ラーガスとしては無茶な要求をして申し訳なかったという気持ちがあったが、ゼルートとしてはカジノで遊び終わってからの目標が出来たので寧ろ感謝している。
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