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傲慢になってた
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SIDE ラガス
「はぁ~~~~~…………」
「本当に日光浴が好きですね、ラガス坊ちゃま」
「まぁ、そうだな」
潮風の心地よさもあって、凄く気分が良い。
昨日まである問題について考えてたからってのもあるだろうけど。
「…………」
「どうした? 昨日の……ストーカーに関することを考えてるのか?」
「っ……えぇ、そうですね。私であれば自分でどうにかすることが出来ますが、基本的にそうでない方たちが狙われるでしょう」
「そうだろうな」
前世でも……ストーカーだけじゃなくて、ぶつかりおじさんだっけ? そういう人たちも自分より弱いっていうか、反撃してこなさそうな人を狙ってぶつかってたんだっけ?
この世界だと、逆に返り討ちに合う可能性もあるだろうから、より必然的に力がない人が狙われるだろうな。
……そう考えると、そういう人だけ狙うって中々に屑だな。
いや、そもそも優しくしてくれるのが物理的な力のない女性たちだからか?
「これに関しては、俺が衛兵さんたちに伝えた内容をパイラーデスの領主様が実行するか否か……他の街の領主たちが実行するか否か。俺たちがどうこう出来る領域じゃない」
「えぇ、それは勿論解っています」
…………解ってはいるんだろうな。
別に、俺もメリルがその現状に思うところがあるという部分に対して、あれこれ思うことはない。
寧ろ同性だからこそ、どうにかしたいって思いが強く沸き上がるのだろう。
ただ、俺たち個人の問題じゃなくて、国が抱える問題……根本を辿れば、人間が抱える問題か?
多分俺が考えた解決案を実行した街があったとしても、完全にストーカー問題がゼロになるとは思えないしな。
「……メリル、騎士にでもなるか?」
「っ」
「いや、騎士じゃそういう活動は出来ないか。てなると、カロウス兄さんみたいな遊撃手系の特例騎士か? 街中で起こるそういった問題を解決するのが専門の仕事……っていう感じの騎士になれないことはないと思うけど」
「…………ラガス坊ちゃまは、私がそういった選択肢を取ることを、お許しになるのですか」
「お前が傍からいなくなるのは嫌だよ」
「っっ!!」
ぶっちゃけ、俺からすればメリルは家族よりも常に隣にいる存在って感じだからな。
いざ離れるって思うと、怖いというか寂しいというか……うん、寂しくなるんだろうな。
どういう寂しさかっていわれると上手く言葉に出来ないけど。
「けどさ、お前だっていずれは結婚して家庭を持って、母親になるだろ? っていうのを考えると、いつまでも隣にいるってわけじゃない……それに、そういうのがお前のやりたい事なら、俺としてもその気持ちを押さえつけてまで傍にいてほしいとは言えないしな」
「ラガス坊ちゃま……」
「メリルが傍を離れて自分の道を行きたいって言っても、俺は止めないよ」
「…………」
「つっても、俺の従者だったんだし……うん、そうだな。そういった仕事で死なないと誓えるならってところかな」
メリルだけじゃなくてシュラにも思ってることだけど、やっぱり従者たちには幸せになってほしい。
そういった道を選んだことが幸せだと感じ、死ぬときに幸せだったと思えるならいいけど……まだ俺が主なんだから、そこら辺は約束してほしいもんだな。
「……………………大丈夫ですよ、ラガス坊ちゃま。私が当分の間、あなたの傍から離れることはありませんので」
「そうか?」
「えぇ……ラガス坊ちゃまの傍で活動することで、私は確かに強くなりました。それで、少し傲慢になっていたようです」
「……別に、俺はそうは思わないけどな」
問題が人間の感情そのものにある以上、完全に原因をどうこうすることは出来ないだろうけど、誰かが未然に防ごうとしなければ問題を潰せないわけだし。
「ありがとうございます。それでも、私は思いあがっていました。変わらず、これからもラガス坊ちゃまをお支えします」
「そっか……頼りにしてるよ」
ホッとしてるのは……やっぱり俺の本心なんだろうな。
「はぁ~~~~~…………」
「本当に日光浴が好きですね、ラガス坊ちゃま」
「まぁ、そうだな」
潮風の心地よさもあって、凄く気分が良い。
昨日まである問題について考えてたからってのもあるだろうけど。
「…………」
「どうした? 昨日の……ストーカーに関することを考えてるのか?」
「っ……えぇ、そうですね。私であれば自分でどうにかすることが出来ますが、基本的にそうでない方たちが狙われるでしょう」
「そうだろうな」
前世でも……ストーカーだけじゃなくて、ぶつかりおじさんだっけ? そういう人たちも自分より弱いっていうか、反撃してこなさそうな人を狙ってぶつかってたんだっけ?
この世界だと、逆に返り討ちに合う可能性もあるだろうから、より必然的に力がない人が狙われるだろうな。
……そう考えると、そういう人だけ狙うって中々に屑だな。
いや、そもそも優しくしてくれるのが物理的な力のない女性たちだからか?
「これに関しては、俺が衛兵さんたちに伝えた内容をパイラーデスの領主様が実行するか否か……他の街の領主たちが実行するか否か。俺たちがどうこう出来る領域じゃない」
「えぇ、それは勿論解っています」
…………解ってはいるんだろうな。
別に、俺もメリルがその現状に思うところがあるという部分に対して、あれこれ思うことはない。
寧ろ同性だからこそ、どうにかしたいって思いが強く沸き上がるのだろう。
ただ、俺たち個人の問題じゃなくて、国が抱える問題……根本を辿れば、人間が抱える問題か?
多分俺が考えた解決案を実行した街があったとしても、完全にストーカー問題がゼロになるとは思えないしな。
「……メリル、騎士にでもなるか?」
「っ」
「いや、騎士じゃそういう活動は出来ないか。てなると、カロウス兄さんみたいな遊撃手系の特例騎士か? 街中で起こるそういった問題を解決するのが専門の仕事……っていう感じの騎士になれないことはないと思うけど」
「…………ラガス坊ちゃまは、私がそういった選択肢を取ることを、お許しになるのですか」
「お前が傍からいなくなるのは嫌だよ」
「っっ!!」
ぶっちゃけ、俺からすればメリルは家族よりも常に隣にいる存在って感じだからな。
いざ離れるって思うと、怖いというか寂しいというか……うん、寂しくなるんだろうな。
どういう寂しさかっていわれると上手く言葉に出来ないけど。
「けどさ、お前だっていずれは結婚して家庭を持って、母親になるだろ? っていうのを考えると、いつまでも隣にいるってわけじゃない……それに、そういうのがお前のやりたい事なら、俺としてもその気持ちを押さえつけてまで傍にいてほしいとは言えないしな」
「ラガス坊ちゃま……」
「メリルが傍を離れて自分の道を行きたいって言っても、俺は止めないよ」
「…………」
「つっても、俺の従者だったんだし……うん、そうだな。そういった仕事で死なないと誓えるならってところかな」
メリルだけじゃなくてシュラにも思ってることだけど、やっぱり従者たちには幸せになってほしい。
そういった道を選んだことが幸せだと感じ、死ぬときに幸せだったと思えるならいいけど……まだ俺が主なんだから、そこら辺は約束してほしいもんだな。
「……………………大丈夫ですよ、ラガス坊ちゃま。私が当分の間、あなたの傍から離れることはありませんので」
「そうか?」
「えぇ……ラガス坊ちゃまの傍で活動することで、私は確かに強くなりました。それで、少し傲慢になっていたようです」
「……別に、俺はそうは思わないけどな」
問題が人間の感情そのものにある以上、完全に原因をどうこうすることは出来ないだろうけど、誰かが未然に防ごうとしなければ問題を潰せないわけだし。
「ありがとうございます。それでも、私は思いあがっていました。変わらず、これからもラガス坊ちゃまをお支えします」
「そっか……頼りにしてるよ」
ホッとしてるのは……やっぱり俺の本心なんだろうな。
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