万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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魔靴?

「ぷは~~~~~、はぁ、はぁ……シュラ、いつの間にこんな強くなったんだ?」

シュラと海中で模擬戦を行い、二回連続で負けた。

海中戦のスタート地点は一緒だったということもあり、侮ることなんて絶対に出来ないんだが、それでも思った以上に苦戦を強いられ、負けてしまった。

「へへ、へっへっへ。やっぱり、強くなれてるっすか」

「あぁ、勿論だ。正直結構驚かされた」

魔弾は使ってないし、強化系アビリティも使ってないから、それこそ全然俺が負けてもおかしくないんだけど、だとしても良いところが殆どなかった。

「へへへ。けど、ぶっちゃけあれっすよ。ラガスさんが日光浴を楽しんでる間に、セルシア様と一緒に遊泳や海中戦にガチで取り組んでただけっすよ」

「あっ……はは、そういう事か」

考えてみれば単純な話だったな。

俺的にはパイラーデスに来たのは休暇を楽しむためだから、魚を取るぐらいならまだしも、がっつり水棲モンスターと戦うのは気分が乗ってない。

ハンターギルドでいくらか依頼を受けて達成したのもあって、その思いが増加している。

「それに、頑張って強くならないと、安心して海中で採掘なんて出来ないじゃないっすか」

「はは! それは確かにそうだな」

水棲モンスターとの戦闘はともかく、海にある鉱石は気になるところだ。

ただ、海中の中だと踏ん張るのが厳しいよな?
遊泳のアビリティがあるからある程度動けるだろうけど、いきなり流されることもあるだろうし……。

「どうかしたっすか、ラガスさん」

「うん、まぁ考え事だ」

「……素直に認めるのは珍しいっすね」

「そうかもな」

とりあえず訓練を一旦終了し、露店で適当に食べ物を買って昼食タイム。

「シュラに二回連続で負けた、ですか」

「本当だぞ。良い動きをしてた……と思うぞ」

海中でどういう動きが良い動きなのかは断定出来ないけど、とにかく上手く戦えてたと思う。

「つっても、アビリティなしの模擬戦だけどな」

「当然でしょう。アビリティを使った水中戦など許せるわけないでしょう」

「解ってる解ってる、ちゃんと解ってるっての。そういえばラガスさん、さっき何を悩んでたんだ?」

「海で採掘をするとき、上手く踏ん張れないんじゃないかと思ってな」

「…………確かに、そうっすね」

足の指の力で多少は踏ん張れるだろうけど、やっぱりそこが心配な点だよな~。

「踏ん張れる靴…………」

「魔靴の新しいアイデアでも浮かんだのですか?」

「魔靴……一応魔靴になるのか?」

靴は靴だけど、邪魔にならないようにヒレみたいな感じにしようかと考えてたけど……分類的にはそうなるのか。

「その魔靴を造るには、持っていないモンスターの素材が必要なのですか?」

「多分な」

「……ちなみに、どういったモンスターの素材が必要なのですか」

「クラーケンってモンスターの素材が必要になるだろうな」

吸盤と言えば、やっぱりクラーケンが思いつく。

もしかしたら他にもタコや……イカのモンスターがいるのかもしれないけど、代表的なモンスターってなると、パッと思い浮かぶのはクラーケンになるな。

「…………無理ではないのでしょうが、非常に危険な戦いになるかと」

「だろうな」

一応クラーケンはBランクのモンスター。

ただ、まだ水中戦に慣れきってない俺たちだと、体感Aランククラスでもおかしくない。

「クラーケンって、確か足が八つもある化け物なんだったか?」

「そうね。ついでに墨を吐くことでも有名よ」

「墨……目くらましが得意ってことか?」

「どうかしら。Bランクのモンスターの妨害行動がそれだけだとは思えないけど」

「てなると、遠距離から攻撃して攻めるのが妥当か~~~。水中だとまだ良い感じの斬撃波は出せないんだよなぁ」

「私としては、そもそも戦うことを前提に話を進めないでほしいのだけどね」

これに関しては……言い出しっぺだけど、メリルに賛成だな。
とりあえず明日にでも素材を売ってる店でもぶらつくか。
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