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世界を知らないから
「ふ~~~~ん………………」
現在、俺はパイラーデスの図書館訪れていた。
普通に情報を集めるのもありかとは思うけど、本当に手に入れられちゃったりした場合、そこから足が付くかもしれないのが怖い。
まぁ、こうしてじっくり図書館であれこれ見てるのも、足が付く要因になるかもしれないけど。
にしても……割と凄い場所だ。
観光地、歓楽街……カジノが大きいのもあって、金が動く。
だからか、貴重な複製品じゃない原本が多く集められている。
複製品までいれれば、軽く数千は越えてる。
原本が保管されてるエリアに関しては、一般入場料よりも高い金額を渡さないと入れないけど、俺らにとってはそこまで大した金額じゃない。
そして当然と言えば当然だが、高い入場料を払ったからといって、騒がしくしていれば当然追い出される。
実際に数十分前……母校ではない学園の生徒たちが追い出されていた。
チンピラ坊ちゃんよろしく、学園の名前や実家の名前を出してたけど、関係なく放り出されていた。
その後、洋紙に何かを記してたから、もしかしたらブラックリストに登録されたのかもな。
「……外に出てないから、なのかな」
貴族という立場の人間が偉い……というか、本当に権力という力を持ってしまっている、マジな力があるっていうのはもう理解してる。
ただ、屋敷の外に出る機会があんまりないから、あんなことすれば悪評が広まって将来の自分の脚を引っ張るって理解出来ないんじゃないか?
「どうかしましたか、ラガス坊ちゃま」
「………………ちょっと、あることを思ってな」
小声で話すのも面倒だと思い、音魔法のアビリティで結界を張った。
これで大声で話したとしても、同じ空間にいる人たちに迷惑を掛けることはない。
「貴族の子供達って、家にもよるとは思うけど、基本的に甘やかされて育つだろ」
「……家の方針として厳しき育てようとしても、親や教育係以外の人間が甘やかすこともありそうですね」
「だろ。それってさ、学園に入学するまであまり屋敷の外に出てないからっていうのが、一つの要因だと思ってさ」
「……先ほどの学生たちを見ての感想ですね」
「あぁ」
教育学者? ではないから、学園に入るのは十二歳からでも問題ないのかとかは知らないけど、もっとこう……実家以外の広い世界を知ってないと確実にやらかすと思うんだよな。
「社交界、という場所では不十分なのでしょうか」
「まともな感性を持ってて、悪い意味で貴族らしくない子なら、十分な場所だとは思う。ただ、そうじゃない子供からすれば、その世界だけでは物理的な力や権力的に強い奴に媚びへつらって、外ではそういう事をしなくて良いってなりそうじゃないか?」
「そうですね……寧ろ、学園での生活で溜まったストレスを外で発散しそうではありますね」
「だろ。けど、おそらくブラックリスト登録されたであろうことを考えたら、噂が広まれば将来的に脚を引っ張るだろ」
「……当然の話ですが、悪い印象を与えてしまえば、そういう事に繋がってしまいますからね。良い印象を持たれている方でも、妬む者たちが足を引っ張るでしょうが、良い印象の方が上回ることで引っ張られることはないでしょうけど……そういった部分がなければ、自爆してるのと変わりませんからね」
本当にメリルの言う通りなんだよ。
自爆するだけなんだから、そんな事しなければ良いのにと思うんだが…………けど、あれか。
前世でも似たような事をしてた人たちがいたよな。
「…………」
「もしや、何か良き対策方法でも思いついたのですか?」
「良い方法かは知らないけど、過去にやらかして失脚した、もしくは死んだ貴族とかの情報を纏めた一冊でも作れば、良い反面教師になって未来の令息、令嬢たちがバカなことをやらかさないんじゃないかと思ってな」
デジタルではないけど、そういう消えないタテゥーなんかに刻まれるた内容を知れば、多少なりとも抑止力になりそうなんだけどな……多分無理だろうけど。
現在、俺はパイラーデスの図書館訪れていた。
普通に情報を集めるのもありかとは思うけど、本当に手に入れられちゃったりした場合、そこから足が付くかもしれないのが怖い。
まぁ、こうしてじっくり図書館であれこれ見てるのも、足が付く要因になるかもしれないけど。
にしても……割と凄い場所だ。
観光地、歓楽街……カジノが大きいのもあって、金が動く。
だからか、貴重な複製品じゃない原本が多く集められている。
複製品までいれれば、軽く数千は越えてる。
原本が保管されてるエリアに関しては、一般入場料よりも高い金額を渡さないと入れないけど、俺らにとってはそこまで大した金額じゃない。
そして当然と言えば当然だが、高い入場料を払ったからといって、騒がしくしていれば当然追い出される。
実際に数十分前……母校ではない学園の生徒たちが追い出されていた。
チンピラ坊ちゃんよろしく、学園の名前や実家の名前を出してたけど、関係なく放り出されていた。
その後、洋紙に何かを記してたから、もしかしたらブラックリストに登録されたのかもな。
「……外に出てないから、なのかな」
貴族という立場の人間が偉い……というか、本当に権力という力を持ってしまっている、マジな力があるっていうのはもう理解してる。
ただ、屋敷の外に出る機会があんまりないから、あんなことすれば悪評が広まって将来の自分の脚を引っ張るって理解出来ないんじゃないか?
「どうかしましたか、ラガス坊ちゃま」
「………………ちょっと、あることを思ってな」
小声で話すのも面倒だと思い、音魔法のアビリティで結界を張った。
これで大声で話したとしても、同じ空間にいる人たちに迷惑を掛けることはない。
「貴族の子供達って、家にもよるとは思うけど、基本的に甘やかされて育つだろ」
「……家の方針として厳しき育てようとしても、親や教育係以外の人間が甘やかすこともありそうですね」
「だろ。それってさ、学園に入学するまであまり屋敷の外に出てないからっていうのが、一つの要因だと思ってさ」
「……先ほどの学生たちを見ての感想ですね」
「あぁ」
教育学者? ではないから、学園に入るのは十二歳からでも問題ないのかとかは知らないけど、もっとこう……実家以外の広い世界を知ってないと確実にやらかすと思うんだよな。
「社交界、という場所では不十分なのでしょうか」
「まともな感性を持ってて、悪い意味で貴族らしくない子なら、十分な場所だとは思う。ただ、そうじゃない子供からすれば、その世界だけでは物理的な力や権力的に強い奴に媚びへつらって、外ではそういう事をしなくて良いってなりそうじゃないか?」
「そうですね……寧ろ、学園での生活で溜まったストレスを外で発散しそうではありますね」
「だろ。けど、おそらくブラックリスト登録されたであろうことを考えたら、噂が広まれば将来的に脚を引っ張るだろ」
「……当然の話ですが、悪い印象を与えてしまえば、そういう事に繋がってしまいますからね。良い印象を持たれている方でも、妬む者たちが足を引っ張るでしょうが、良い印象の方が上回ることで引っ張られることはないでしょうけど……そういった部分がなければ、自爆してるのと変わりませんからね」
本当にメリルの言う通りなんだよ。
自爆するだけなんだから、そんな事しなければ良いのにと思うんだが…………けど、あれか。
前世でも似たような事をしてた人たちがいたよな。
「…………」
「もしや、何か良き対策方法でも思いついたのですか?」
「良い方法かは知らないけど、過去にやらかして失脚した、もしくは死んだ貴族とかの情報を纏めた一冊でも作れば、良い反面教師になって未来の令息、令嬢たちがバカなことをやらかさないんじゃないかと思ってな」
デジタルではないけど、そういう消えないタテゥーなんかに刻まれるた内容を知れば、多少なりとも抑止力になりそうなんだけどな……多分無理だろうけど。
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