万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

文字の大きさ
33 / 1,147

飯は美味しかった

「どうだラガス、気になる子はいたか?」

「それは私も気になるわ。ラガスのお眼鏡に適う女の子はいたの?」

「気になる女の子って言われても・・・・・・料理を食べるか、話しかけて来た同じ男爵家の子と話していただけなんで、特に同年代で気になる人はいませんでしたね」

おそらく美男、美女同士が結婚する影響で貴族の子の容姿はレベルが高い。
だからといって俺はロリコンでは無いから気になる子ってのは特にいなかったな。
どちらかと言えば、スタイルの良い貴族の若奥様を目で追いかけていた。あれは十分に目の保養になった。

あぁ、でも一人だけいたな。気になるって訳じゃ無いけど、目が合った女の子はいた。

「一人だけ気になると言う訳では無いんですけど、目が合った女の子はいました。なんというか・・・・・・本当に一瞬じゃなくて数秒程目が合っていたんで、周りの時間が止まっている様に錯覚しました」

「ラガス・・・・・・それってまさか運命の相手って人なの!?」

いやいやいや、そんな訳無いから少し落ち着いてくれクレア姉さん。女の子だから色恋沙汰の話が好きなのはわかるけど顔が近い。

「落ち着けクレア、ラガスが困っているだろう。でも俺も少しそのラガスと目が合った女の子は気になるな。ラガスはその子と話してみたいとかは思わなかったのか?」

「そう言われても・・・・・・正直自分と話が合うかどうか分からない、というより絶対に合わないと思います」

「その子はこう・・・・・・雰囲気から剣術とかを嗜んでいる感じなかったの?」

雰囲気なぁ・・・・・・何というか、本当に少し目が合っただから大した事は分からなかったけど、何となく物静かって雰囲気はしたな。

「あまり口数多くないタイプだった思います。剣術や魔法等の戦闘系のアビリティに力を入れているのかはいまいち分からなかったですね」

「そうか。まぁ、一目合っただけならそこまでの事は分からないか」

「・・・・・・父さんは俺に早く嫁さんを見つけて欲しいんですか?」

この世界の貴族の間では若い年齢で結婚するのが当たり前みたいだけど、元日本人の俺にとってはあんまり早く結婚するのは良いイメージがないんだよな。

「父親としてはそう思う部分も無くは無いな。特にクレアやクローナには早く婚約者を見つけて結婚して欲しいんだが・・・・・・」

ほんの少しだけ期待を込めた目で父さんはクレア姉さんを見るが、直ぐに首を横に振って拒否した。
まっ、そうだろうとは思ってたけどな。

「お父様には悪いけど、私は学校に入っても婚約者を見つける気は無いわ。ロウド兄様やラガスぐらい強くないと男として見ないわ。多分クローナ姉様も同じ考えよ」

「それは・・・・・・流石にそんな相手はそういないと思うんだが・・・・・・ラガスからも何とか言ってくれないか?」

「俺が行ってもクレア姉さんとクローナ姉さんの考えが変わるとは思えません」

クローナ姉さんも見た目淑女だけど、熱いところは熱いからな。

「・・・・・・それもそうかもしれないな。ただ、兄弟全員ハンターになろうとしなくても良いと俺は思うんだけどな」

それはまぁ、何と言いますか・・・・・・やっぱり血筋的なものか?
一番上のカロウスお兄さん、クローナ姉さん、クレア姉さん、ロウド兄さん、アリク、そして俺。一応全員目標はハンターだからな。

「みんな父さんと母さんの影響を受けた結果なんじゃないんですか? 父さんと母さんの昔話を聞くのは楽しいですから」

「それには一理あるわ。お父様とお母様のハンター自体の話は聞いていて飽きませんから」

クレア姉さんの言う通りだ。カロウス兄さんはいずれ父さんの後を継ぐために戻ってくるだろうけど、他の兄さん姉さんはハンター人生を存分に楽しむだろうな。




第十二回ファンタジー大賞に応募します。
是非投票をお願いします!

感想 128

あなたにおすすめの小説

呪われた娘と蔑まれてきましたが実は大公女で皇帝の孫娘でした。

こもれびの空
ファンタジー
アルフェ大陸には4つの王国があり、平和であった。しかしごくまれに異能の力を持つものが生まれる。 彼らは呪われし者として、大陸の中央。広大な砂漠に追放されるのだった。 しかし、今から300年前、偉大な魔法使いは広大な砂漠をオアシスへと変えると、そこにアストラル皇国を設立。瞬くまに4つの王国を支配下に置いた。 しかし人の心は変わらない。見えざる力は厭わしいものとされ、アストラル帝国を悪とするミゼラブル教団は、地下深くしかし確実に人々の信仰を集めていた。 アストラル歴304年 大公の一人娘がミゼラブル教団によって攫われる事件が起きた。 関係者はことごとく処刑されたが、リゼ アストラルの消息はつかめないまま5年がたった。 そのころセレスティア王国の辺境にある孤児院では、ひとりの少女がたくましく生き抜いていた。 これは大公女リゼと彼女を溺愛するシオン アストラル。そして孫娘の前では好々爺になってしまうアストラル皇帝の物語である。

十八年前の赤子の取り違え——婚約破棄された「養女」が、公爵家のただ一人の正統な令嬢だと判明した日

歩人
ファンタジー
メリルは、レイクハート公爵家に引き取られた「遠縁の養女」として育った。社交界に出ることも許されず、領地の治療院で病人の世話に明け暮れる日々。義姉ソフィアが王家に嫁ぐまでの「つなぎ」として第二王子の仮の婚約者に立てられても、メリルは「いずれ退く身代わり」と承知していた。 けれど治療院に通う第二王子リオネルと、メリルは本当に心を通わせてしまう。義姉ソフィアと後見人ライラは「養女が分を超えた」と激怒し、婚約を破棄してメリルを治療院ごと辺境へ追放した。 だが、辺境で疫病が広がったとき、王都は気づく。病を癒せる「聖癒」の力を持つ者が、もう一人も残っていないことに。 十八年前、ひとつの嘘があった。公爵令嬢の赤子と、後見人の娘の赤子がすり替えられていたのだ。社交界の令嬢ソフィアではなく——治療院の「養女」メリルこそが、公爵家のただ一人の正統な令嬢だった。 日陰で生きてきた手が、王国を救う。

【挿絵あり】聖輪女神教団の司祭

ドヨ破竹
ファンタジー
聖輪女神教団所属の一般出身司祭クロードの話 ※小説家になろう様でも掲載しています。

捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~

伽羅
ファンタジー
 物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。

【完結】あなたの『番』は埋葬されました。

月白ヤトヒコ
恋愛
道を歩いていたら、いきなり見知らぬ男にぐいっと強く腕を掴まれました。 「ああ、漸く見付けた。愛しい俺の番」 なにやら、どこぞの物語のようなことをのたまっています。正気で言っているのでしょうか? 「はあ? 勘違いではありませんか? 気のせいとか」 そうでなければ―――― 「違うっ!? 俺が番を間違うワケがない! 君から漂って来るいい匂いがその証拠だっ!」 男は、わたしの言葉を強く否定します。 「匂い、ですか……それこそ、勘違いでは? ほら、誰かからの移り香という可能性もあります」 否定はしたのですが、男はわたしのことを『番』だと言って聞きません。 「番という素晴らしい存在を感知できない憐れな種族。しかし、俺の番となったからには、そのような憐れさとは無縁だ。これから、たっぷり愛し合おう」 「お断りします」 この男の愛など、わたしは必要としていません。 そう断っても、彼は聞いてくれません。 だから――――実験を、してみることにしました。 一月後。もう一度彼と会うと、彼はわたしのことを『番』だとは認識していないようでした。 「貴様っ、俺の番であることを偽っていたのかっ!?」 そう怒声を上げる彼へ、わたしは告げました。 「あなたの『番』は埋葬されました」、と。 設定はふわっと。

国民的アイドルの私、転生したら悪役令嬢でした 〜全員沼らせて断罪回避します〜

丸顔ちゃん。
恋愛
現代で絶大な人気を誇っていた国民的アイドルの私。 あざとくて可愛くて、誰からも愛される才能を持ち、人気ゲームの実写映画のヒロインにも抜擢されていた――はずだった。 握手会の帰り、ガチ恋ファンに刺され、あっけなく死亡。 次に目を覚ますと、そこは乙女ゲームの世界。 しかも私の立場は、未来で断罪される8歳の悪役令嬢だった。 原作では、性格最悪・嫉妬深く・婚約者を苦しめ、最後は破滅一直線。 ……でも、美貌だけは本物。 「だったらこの顔、使わない手はないでしょ?」 前世で培った“愛される技術”と“自己プロデュース力”をフル活用し、 誰にでも優しく、誰からも好かれる完璧令嬢を演じきることを決意。 やがて学園編が始まり、本来のヒロインが入学してくる―― だが、彼女もまた転生者で……? 悪役令嬢×元アイドル。 運命も恋も、全部私のものにしてみせます。

外れ伯爵家の三女、領地で無双する

森のカフェしっぽっぽ
ファンタジー
十三歳の少女アイリス・アルベールは、人生を決める「祝福の儀」で“ゴミスキル”と蔑まれる《アイテムボックス》を授かってしまう。戦えず、稼げず、価値もない――そう断じた家族は、彼女を役立たずとして家から追放する。さらに、優秀なスキルであれば貴族に売り渡すつもりだったという冷酷な真実まで明かされ、アイリスはすべてを失う。 だが絶望の中、彼女は気付く。この世界が、自分がかつてやり込んだVRMMORPG『メデア』そのものであることに。 そして思い出す―― 《アイテムボックス》には、ある“致命的なバグ”が存在することを。 市場で偶然を装いながらアイテムを出し入れし、タイミングをずらすことで発生する“複製バグ”。それは、あらゆる物資を無限に増やす禁断の裏技だった。 食料も、装備も、資金も――すべてが無限。 最底辺から一転、誰にも真似できないチートを手にしたアイリスは、冒険者として歩み始める。だがその力はやがて、経済を歪め、権力者の目に留まり、そして世界の“仕様そのもの”に干渉していくことになる。 これは―― ゴミと呼ばれた少女が、“世界の裏側”を掌握する物語。

俺に王太子の側近なんて無理です!

クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。 そう、ここは剣と魔法の世界! 友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。 ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。