万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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主人組だけで

「前から良くない噂はあった、けど本当に反則をするなんて、バカね」

「セルシアさんの言う通りだね。でも、ラガス相手にその反則も無意味だったみたいだけど」

「いくら身体能力を強化したところで、既による接近戦はド素人なんだ。攻撃も読みやすかった」

現在、パートナー専用の寮にロックスを招いて主人組三人だけでのんびりと寛いでいる。
最後の選抜戦から二日後の現在、まだヤークチュ・ドークに対する判決は下っていない様だが、担任であるがレッド先生曰く学園長は相当なお怒りらしい。

「でも、速かった。速さは、それだけで脅威。でも、最後の一撃は、ラガスが最速だった。私よりも……多分速い」

セルシアもスピードタイプのスタイルだけど、それでもラビットフットを使えば流石に俺の方が速いだろう。
そうでなければ……色々とおかしい。セルシアが脚力を超強化出来るアビリティでも持ってるならまた話は別だけど。

「確かに、あれは速かった。殆ど線だったよ。もしかしてラガスの奥の手かな?」

「・・・・・・まぁ、そんなところだ」

速度強化はラビットフットだけじゃ無いから、まだまだ速くなるけどな。
ガゼルエンジン、ソリッドチーター。
バランス的にはガゼルエンジンが一番良いんだけど、戦う相手のレベルによってはラビットフットが適してる場合が今のところ多い。

ソリッドチーターは継続時間がそこまで長く無いから本当に短期決戦でしか使わないな。

「……でも、それを使わなくても、ラガスは勝てた、でしょ」

「そりゃぁ……完全に自分の戦闘スタイルを見失った奴にはな。でも、何となく一発気持ち良く吹き飛ばしたかったから」

「吹き飛ばす……そういえば、最後の一撃は殴らず掌で吹き飛ばしたんですよね」

「良く見えてたな」

一番近い観客席なら見えていてもおかしく無いけど、ちょっと離れてたら俺がラビットフットを使った際の手の形なんて見えないと思うんだが。

「だって、ラガスがそこそこ本気で殴ったら、殴った部分がおもいっきり凹んでそうだもん。いや、最悪の場合、そのまま貫いてるかも」

「ロックスに同意。ラガスが、そこそこでも本気で殴ったら、そのつもりが無くても、貫いちゃうと思う」

「まぁ……無きにしも非ずだな」

ただ、掌で吹き飛ばしたあの攻撃でも内出血は当然として胸骨も折れてただろうな。
それでも我ながら手加減が上手くなったと思う。

「これで、ラガスはシングルス出場決定だね。セルシアさんも」

「そうだな。あと……ダブルスは当然として、団体戦も出場する事になったけどな」

団体戦でも優勝すれば景品があるから良いんだけどさ。
てか、四校しか出場しないんだからたった二回勝てば優勝ではあるけど。

団体戦にはクレア姉さんにアリクも出るし、生徒会長さんもサルネさんもメンバーとして参加する。
ただ、基本的に出場するのは五人だけど、参加するメンバーは七人まで決められる。

クレア姉さんとアリク、生徒会長さんにサルネさん、俺とセルシア、それと後一人リア・グレーシア。
二年生で一番実力が高い選手が最後のメンバーとして選ばれた。

「三つも出場する人は結構珍しいみたいだね。祭りはそこまで長期間にかけて行う訳じゃ無いから、スタミナを考えるとやっぱり徐々に不利になるのは目に見えてる」

「シングル、ダブルス、団体戦。この順番で行われる、から、シングルスと団体戦に出る人は、多いらしい」

「ダブルスが行われる短い期間でも休めればシングルスで負った怪我も癒せるだろうからな」

しかし俺とセルシアは全てに参加……いや、確かクレア姉さんとアリクも全て出るんだったな。
自分も全てに出るんだからあまり強くは言えないけど、無理はしない方が良いと思う。

「二人共、自信のほどは?」

「……ラガス以外には、負けるつもりは無い」

ふーーーん……そんなこと言いながら、俺と当たったら全力中の全力で倒す! って顔してる。
まっ、セルシアらしいからそっちの方が良いんだけどさ。

「俺は……相手が誰であろうとぶっ倒す。因みに、気に入らない奴がいたら力の限りぶっ潰す」

「は、ははは・・・・・・そう思われる生徒が現れない事を祈るよ」

いやぁ~~~……案外ポンポン現れるかもよ。

ーーーーーーーーーーー

最後の言葉は、自分が大好きな特撮のレッドの言葉を使わせてもらいました。
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