万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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誰を狙うのか

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特に恋愛話も無く、他愛もない会話をしながら昼食は終わった。
俺はある程度楽しく喋れていたと思う。
デイビスもあんまり表情が読めないけど、楽しく会話をしていた……はず。

そして以外にもマックはあまり緊張せずに喋れていた感じだった。
もう少し緊張してテンパってしまうかと思っていたんだが、もしかして密かに喋る練習でもしてたのか?

それとも単純に面と向かって喋る事に慣れて来たのか……何はともあれ、マックも少しだけ成長したということか。

そんな悪くない時間を終えてから会計の時間となり、事前に話し合っていた通りに俺達はシェリー達の代金を半分づつ払う。

元々三人とも自分の分は全て自腹で払うつもりだったらしいが、デイビスとマックが上手いこと言いくるめてくれたので少しは男として良いところを見せられたのではないかな?

今のところ三人の中で誰が一番マックに興味があるのかは分からないけど、三人ともマックがある程度常識があり、気遣いが出来る人物だという印象にはなっている筈だ。

マックだけの誘いではオーケーしてくれなかった事を考えると、最初はマイナスの印象だったんだろう。
でも今回の遊びでマイナスからは脱出し、プラスにはなっているだろう。

今のところ俺の直感的にだけど、ルナが一番可能性があるのではないかと思っている。
理由は結構単純なんだが、二人は人としてのタイプが似てるんだよな。

元気な態度を崩さない、だからあんまり周りにいる人間を不快にさせることが無い。
空気が読めないって訳じゃ無いからな。
それにマックはやる気を出せばというか……真剣になったら相手のことを緊張する事無く褒める。

ルナはその性格から少し男っぽいところがあるので、あんまり褒められたことが無いと勝手に予想している。
俺も最初は周囲の人間に自分の見た目を褒められることに慣れていなかったから、褒められる度にいちいち顔を少し赤くしていたのを覚えている。

もしか仮にマックの狙いがルナならば、思いのほか上手く行けるのでは?

「シュラ、随分と難しそうな顔をしているが、何を考えてるんだ?」

「マックが誰となら上手くくっ付くかなと考えてるんだ」

シェリー達とマックに聞こえない様に小声でマックの今後の恋愛についてデイビスと話し合う。

「そうだなぁ~……マックと話している時の反応を考えるに、ルナが一番好反応ではないかと俺は思う」

「奇遇だな。俺もそう思ってた。ただ、話してる時に声のテンションが上がってるのはお前なんだよな」

「そ、そうなのか? あまり自分と話してる時の相手の反応というのはそこまで分からないからな」

目に見えて分る程に態度などが違うという訳では無いから、流石にデイビスでも分からないところはあるだろう。
だって俺もシェリー達が俺と話してる時と、デイビスやマック話してる時の違いとかは今一つ分かってない。

「まぁ、それはいったん置いとくとして。可能性があるのはルナだと俺もデイビスも思った。ただそれは俺とお前の考えであって、二人が心の中ではどう思っているのかは分からない」

「それはそうだな。マックが誰に狙いを定めたのか、ルナが本当は誰のことを狙っているのかが分からない以上、安易には動けないな」

そういう事だな。どちらかが完全に好意を持っているのであれば状況が変わることを信じて二人っきりの時間を作るとか出来るんだが……流石にまだ早計だな。

「それよりシュラ、お前は誰が狙いなんだ?」

「誰が狙いって……別に俺は元々そういうの目当てで今回参加した訳じゃ無い。そもそも学園にいる間は彼女が欲しいとは思わないだろう。デイビスも似たようなものじゃないのか?」

「そうだな。少なくとも学園にいる間はそういう存在をつくらないだろう。おっと、少し話は変わるがシュラ、この後の鑑賞で寝る様な真似はするなよ」

「……おう、気を付けるよ」

今俺達は舞台が行われる場所に向かっている。
実際に舞台を見た事がある訳じゃ無いけど、正直眠ってしまいそうだ。
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