万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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そういう家系?

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「だ、大丈夫だから」

「いや、大丈夫じゃないだろ。別に俺は直ぐに学園に戻る訳じゃないんだから、ちょっと休憩してから模擬戦しよう。な」

「……分かった」

向上心が高いのは良いけど、そこそこ疲労してる状態で戦うのはちょっとな。
それにしても、結構ボロボロにやられたな。

まっ、対戦相手のセルシアは無傷に近いんだけどさ。

「悪いな、セルシア。妹の相手してもらって」

「別に、構わない。それなりに、楽しかった」

お世辞、じゃなさそうだな。
まっ、セリスの実力を考えれば当然といえば当然か?

「思ったよりしつこいというか、粘り強かったって感じだったろ」

「うん、そんな……感じだった。ある程度で降参すると、思ってた。でも、全然諦めなかった」

「セリスとレアードも負けん気が強いからな……いや、そこに関しては二人だけじゃないか」

負けん気が強いのは俺たち家族全員か。
でも……俺とあれだけバチバチに戦ったセルシアだし、二人がガチで相手にしてもらえるのはまだ先だな。

「将来性がある、そんな気がした」

「そりゃあるだろうな。俺やアリク、クレア姉さんの弟妹なんだし」

「……納得」

はは、直ぐ納得出来るよな。

「私としては、それなりに良い勝負ができていたと思いますよ」

「へぇ~~~。メリルがしっかり褒めるってことは、意外と戦えてたんだな」

レアードと模擬戦してたから仕方ないけど、どうせならがっつり観戦したかったな。

「それにしても、着実にお二人とも強くなっていますね」

「そりゃ俺らと同じで向上心があるからな……なぁ、二ルナ。エルシャ……二人の生活は俺が学園に入学する前と変わらない感じか?」

「「はい! 変わらない感じです!!!」」

「だよな……うん、それなら順当に強くなっていくのは当然か」

俺が学園に入学する前から二人は従者を連れて森の中に入り、モンスターを狩っていた。
エルナとエルシャもきっちり鍛えてるからそこら辺の戦えるメイドよりも強い。

「なぁ、そういえばセリスに婚約の話が来たりしてないのか?」

「たくさん来てますよ。ただ、セリス様は興味ないので全て断っています」

「……そこら辺はクレア姉さんに似てるな」

同タイプであるレアードと現在模擬戦を行っているクレア姉さん……姉妹だからってのもあるだろうけど、その辺りも似ちゃってるのか。

いや、女性の幸せは結婚することだと決めつけるのは良くない。
それは……あれだ、マリハラ? になってしまう。

てか、確かクローナ姉さんもあんまりそういうのに興味を持ってなかった気がする……もしかしてそういう家系なのか??

「レアードの奴はどうなんだ? モテるだろ」

二人とも俺みたいに不良ではない。
それなりにパーティーに参加してるから、他家の子供と付き合いはある筈だ。

レアードはアリクやロウド兄さん、カロウス兄さんと違ってちょっと可愛い系の男子だ。
犬系男子っていうのか?

どっちかっていうと同世代より歳上の令嬢に愛されそうな見た目……とりあえずモテるのは間違いない。

「そうですね。レアード様にも縁談はチラホラと来てますが、最終的にはラガス様やアリク様たちと同じ道に進むと断言していますので」

「あぁ……そういうことか。まぁ、そういうことなら仕方ないのか」

そりゃ外見は良い物件だとしても、世間一般的には貴族の令息が目指すような職ではないハンターの道に進もうとしてるんだもんな。

「それをあれか、令嬢の前でぶっちゃけてるのか」

「はい、それはもう……盛大にぶっちゃけてます!」

うん、ニルナ。それはあんまり良い笑顔で言うことじゃないからな。

「ただ、レアード様は喋りが上手いのでお茶会が終わった後、雰囲気が悪いということは一度もありませんでした」

「マジか……なぁ、アリク。レアードって本当に良い子だな」

「そうだな。俺は上手いこと雰囲気を悪くさせずにそういったお茶会を終わらせる自信はない」

同感だな。
やっぱりセルシアがパートナーになってくれ幸いだったと、心の底から言えるよ。
違う未来があれば、父さんに多大な迷惑を掛けていたかもしれない……リアルマジで。
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