万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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可能性がゼロとは思わないが……

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「それじゃ、ひとっ走りしてもらって直ぐで悪いんだけど、頼むぞルーフェイス」

『任せてよ!!!』

目的の宝石が偶に取れる鉱山へと到着。
調べた資料によれば宝石がそれなりに定期的に採れるダンジョンがあるらしいけど、さすがにそのダンジョンを探索してる余裕はない。

ルーフェイスの脚なら現地に行くまでは問題無いだろうけど、そう簡単にダンジョンを最短ルートで進みながら目的の宝石を手に入れるのは……時間が足りない気がする。

というかまだハンターじゃないから、そもそもダンジョンに潜れないか。

「……改めて凄いと思わされるな。鉱石の匂いまで辿ることが出来るとは」

「まだ鉱石の種類までは分からないらしいけど、本当に凄いよな」

鉱山内を他の客の迷惑にならない速度で走ってるけど、これだけの速度で走りながらも匂いを逃さない。
強さ以外も優れてる……やっぱり狼竜は、ルーフェイスは色々とずば抜けてるよな。
モフモフ感もたまらないし。

『ラガス、ここから鉱石の匂いがする』

「分かった。ありがとな。スレイド、さっそく掘るぞ」

「あぁ」

まずは俺がお手本を見せ、それに倣ってスレイドも堀進めていく。
採掘経験はないって言ってたけど、直ぐにそれっぽい動きになったな……才能ってやつか?

鉱石や宝石を傷付けないように堀進めていかないと駄目なんだが、その力加減も上手い。

ちなみに俺たちが採掘作業に集中している間、ルーフェイスには護衛を任せている。
偶にヤバいモンスターも出現するらしいけど……まぁ、大丈夫だと思う。

ルーフェイスなら先日戦ったアサルトワイバーンやオルトロスぐらいなら一人で倒せるしな。

「採掘に成功したが……これは違うな」

「だな。こいつは魔鉱石だ」

「これが……確か、ラガスは錬金術が趣味なのだろ。それは使うと良い」

「良いのか? 売れば少なくない金になると思うぞ」

そこまで大きいという訳ではないが、それでも上手く採掘できた。
この無傷さを考えると、金貨十枚ぐらいで売れるか?

「構わない。俺は目的の宝石さえ採掘できればそれで良い」

「……オーケー。こいつは貰っとくよ」

亜空間の中に魔鉱石を放り込み、再びルーフェイスの鼻を頼りに目的の宝石を探す。
偶にモンスターとすれ違うことがあるが、軽く跳んで躱していく。

殺せば確実に負って来なくなるけど……ルーフェイスの瞬足を考えれば、追いつくのは無理か。

「よっしゃ、掘るぞ!!!」

「おぅ!!!!」

採掘ポイントに到着した二人は再びツルハシを持って採掘開始。
丁寧に……しかし迅速に掘り進め、最後は綺麗に壁の中から鉱石を取り出した。

これまたうまく採掘できたのだが、スレイドが求める物ではなかった。

「……つ、次だ!!!」

もう一度ルーフェイスの嗅覚を頼りに採掘ポイントへと向かい、必死でツルハシを振るう。
だが、まともや目的の宝石とは違う物が出てきた。

こんなやり取りを何度も繰り返し、ラガスたちは少し遅めの昼食を食べ始めた。

「はぁ~~~~。中々見つからないな」

「そうだな……まぁ、元々発見数が少ない。そう簡単には採掘できないだろう」

それは分かってるんだが……もう、ニ十回ぐらい掘って鉱石を採掘してきたけど……いや、スレイドの言う通りそんな簡単には見つからないか。

でも、宝石はほんの少しだが採掘出来てるんだよな。
だから目的の宝石をゲットできる可能性は決してゼロじゃない。

『ごめんね。僕の鼻が違う物ばかり嗅ぎ取って』

「何言ってんだよルーフェイス。お前がいなかったらここまで的確に採掘できない。だからお前が落ち込むことはないんだよ。俺とスレイドだけだったら採掘ポイントを的確に見分けることなんて出来ないからな」

「ラガスの言う通りだな。生憎と、鉱石の存在に反応するマジックアイテムなどは持っていない」

スレイドの言う通り!!!

ただ、こうも的確に鉱石を採掘出来てるのに一個も見つからないのは……うん、ちょっと不安になる。
中々見つからない者だと分かってても、不安になるけど……頑張って掘りまくるしかないな。
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