万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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何度も聞いた質問

「……お前ら、大丈夫か?」

休憩を挟みつつも、みっちり特訓を終えた。
俺は魔弾を複数操作するのがメインだったので、頭痛以外は問題無い。

だが、接近戦組の生徒たちの大半は美味い昼食を目の前にしても、あまり食べる手が進んでいなかった。

「お前はあまり動いてないから、良いよな」

「はっはっは! それはすまんな」

他校の生徒から口撃を飛ばされたが、一応知った顔なので、こっちも軽く返す。

「バカを言うな。ラガスは俺たちを鍛える側に回ってくれているんだ。あの複数からの攻撃を対処する訓練……簡単に受けられる内容ではない」

「同感だな。しかも、一度に何人もの訓練を行っている。文句を言うべきではない」

「うっ……わ、分かってるよ!」

リーベとスレイドが正論パンチをぶつけてくれたお陰で、既にスタミナがヤバい他校の生徒は大人しくなった。

「アンディーグさんは、ラガスの実力なら問題無いと思ってるからこそ、俺たちを鍛える側に回ってもらったんだろうな」

「それは……あれか、出場するトーナメントで優勝するからってことか」

「そういう事だ。個人のトーナメントでは……負けられないという思いはあるが、ラガスが本気の本気になれば、学生の中で勝てる者はいないだろう」

一年生から勝ち続けてることもあって、下手に否定出来ない。

「出られるトーナメントには、全て出るのだろう」

「あぁ、そうだな。スレイドもタッグ戦に出るんだろ」

「一応そういうことになった。ただ、アラッドは団体戦や従者と一緒に出場する三対三で戦う珍しいトーナメントにも出場するんだろう」

「そうなってるな」

色々考えると、あまり俺がそこまで多くの種目に出場するのはアウトなのでは? と思ったが、既に決定事項。
とりあえず、今年度はうちが大勝しようと、上の人たちは考えてるのかもな。

「シュラさんやメリルさんも、とんでもなく強い。セルシアの強さも、今はラガスに次ぐ強さだ。そうなると、三つの種目で優勝は確実だ」

「そう上手くいくかは解らないけど、勝負事ではあるから楽しむ以上に勝ちたいって気持ちはあるよ」

おそらく、上の人たちからまた、あんまり本気を出し過ぎないでくださいと言われそうだけどな。

「……純粋に疑問なんだけどさ、なんでお前らそんなに強いんだ?」

「本気で鍛え始めるのと、実戦を始めるのが早かった。その二つが大きな理由だな」

もう何度も同じようなことを聞かれたので、答えは決まっている。

細かい理由もあるにはあるけど、説明するがちょっと面倒。

「始める早さか……そうなると、今からもっと上を目指すのは難しいか」

「国際大会の出場選手に選ばれたってことを考えると、そもそも上に立ってると思うぞ」

「いや、そうなんだけどよ」

「……お前がどこを目指してるのかは知らないけど、もう無理だって諦めるのは早いんじゃないか?」

言うて、俺らまだ十五なんだし、こっからまだまだ成長期だと思うんだよな。
現実が見えてくる時期かもしれないけど、まだこれから伸びる時期であるのは間違いない……と、思う」

「と、いうと?」

「仮にちゃんと目指したい場所があるなら、何歳までにそこに到達するにはって逆算して、無理し過ぎない程度に足りない部分を補っていけば良い……と、俺は思うぞ」

新しい国を造りたいとか、歴史に名を残す人物になりたいとかは可能性が低すぎるかもしれないけどな。

「…………なぁ、ラガスって本当に同い歳なんか?」

「それも何度か聞かれた質問だな。正真正銘、お前らと同い歳だよ」

前世という経験はあるが、お前たちと同じ歳であることに変わりはないよ。

「とりあえず、ごごも訓練があるんだから、ちゃんと食べとかないともたないぞ」

「すぅーー……よし!!!」

俺の一言が効いたのか? さっきまで食欲がなさそうだったら連中の手が、一気に加速した。

あんまり早食いし過ぎると腹の調子が……大丈夫なのか?
まっ、今更気にしてもしょうがないか。
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