万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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多少は調子に乗っても良いのでは

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「こちらが買取金額になります」

「ありがとうございます」

手に入れた素材の殆どを売却し、今日もそれなりに良い収入が懐に入った。

「ラガスさん。次からは森の中で一泊してみませんか」

「「「「「っ!!!」」」」」

シュラが森の中で一泊しないかと口にした瞬間、いきなり視線が増えた。

禁句……とかではなさそうだけど、もしかしたら調子に乗ってる発言と思われたか?
さっさとギルドから出よう。

「シュラ、場所を考えて発言しなさい」

「なんでだよ? ただ森の中で泊まってみないかって提案しただけだろ」

「カルパ周辺の森は未開拓の地がまだまだ多い。そんな中で野営するという行為は、それだけでリスクが普段以上に大きいのよ」

「それぐらい俺だって解ってるっての。そんな事が解らないほど馬鹿じゃないぜ」

むっとした表情になるラスト。

ん~~~……お前がそう言いたくなるのも解るが、多分そうじゃないんだよな。

「なら、多少おバカということですね。リスクがあることに対して、普段通りのトーンで挑戦してみないか、なんて会話……調子に乗ってる様に思えないの?」

「? 別に……あぁ~~~、ん~~~~……調子に、乗ってるのか? 死にたがりとかは一旦置いといて、別に全部の場所が未開拓って訳じゃないだろ」

「そうね。でも、生息しているモンスターたちは他の街に生息している同じモンスターと比べて強い。それは身をもって体験してるでしょう」

「それはそうだが…………だが、ライバルが気になる死ねばラッキーと思うのではないか?」

「…………その考えは少々野蛮過ぎないかしら」

比較的メリルに同意だが、これまで俺たちに変な絡み方をして来た同業者たちに思考を考えると、ラストが考える他の同業者像がそうなるのも無理はない……のか?

「とにかく、さっきの発言はルーキーが調子に乗ってると思われかねない発言なのよ」

「ふ~~~ん? 俺ら、もうルビーランクなんだし、別に多少調子に乗るのは構わねぇと思うんだけどな」

……それに関しては、結構間違ってはいないんだよな。

ルビーの上はブロンズ、シルバー、ゴールド……一般的にそこまで辿り着ければプロと呼ばれるランク帯。
期間は短いとはいえ、その一歩手前まで来たってるってことを考えれば、多少調子に乗っても良いと言うか、仕方ないと言うか……しょうがない部分がある?

まぁ、他のハンターたちからすれば、短期間でルビーランクまで上がったこと自体が気に入らない可能性高そうだけど。

「それには多少同意するけど、とにかく不用意な発言は控えなさい」

「……絡まれたら、上手くあれこれ誘導して合法的にぶちのめすってのは?」

ラストの奴……この街に集まってるハンターたちのレベルある程度把握してるからか、寧ろそっちの方が良さそうとまで思ってそうだな。

「ラガス坊ちゃまを侮辱してきた場合はありですが、基本的にまずそうならないように面倒事は避けるべきよ」

「当分の間、この街に滞在することを考えれば、間違ってはいない、か…………まっ、一応気を付けておくわ」

「そうしてくれると助かりますね」

助かるってのは、この街に滞在してるハンターのレベルが高く、試合になったら手加減しにくく……事故が起きてしまう可能性が高いから、って意味かな?

俺がバカにされるのがトリガーになってしまうんだよな? そうなると、何だかんだでメリルは意地でも負けたくなくなるだろうから……うん、確かに危ないな。

「気付いてる、人は、気付いてる、と思う、かな?」

「セルシア……ん~~~、どうだろうな。気付く人は気付くだろうけど、人って何考えてるか解らないものだろ。だから、気付いてても上から目線で面倒な絡み方をしてくる人が居るかもしれない」

「……血気、盛ん?」

「気付いても絡んでくる人は、多分そうだろうな」

とはいえ、俺たちの実力をある程度見抜いてくれるなら、ルーフェイスという最大級の牙が傍に居るのだと理解して、変に絡まないようにして欲しいけどな。
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