万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

文字の大きさ
804 / 1,103

縛らない方が伸びる?

しおりを挟む
「それは……俺たちへの依頼、ということで良いんですね」

多分良い人なのは解かった。
それは解ったけど、大手クランからの頼みだからといって、タダ働きは嫌だ。

それだったらカルパ一のクランのトップからの頼みでも断る。

「おぅ、勿論だぜ! 普通なら金だが、もしかしてモンスターの素材とかの方が良いか? うちの倉庫にそれなりに良い奴は保存してあるぜ!!」

モンスターの素材、か……魔核とか、そういうのでも良いんだよな。

「そう、ですね…………」

「私は後者で良いと思いますが」

「俺も同意見っすね」

「私も、二人と、同じ意見、だよ」

んじゃ、それなら遠慮なく報酬はモンスターの素材、もしくは魔核にさせてもらおう。

「モンスターの素材と魔核でお願いします」

「分かった。んじゃ、こっちから渡せるリストを製作するから、後日そっちの宿に届けとく」

「うっす…………あの、一応先に聞いておきたい事があるんですけど良いですか」

ギルドの職員からは一応許可を貰ってるけど、相手が大手のクランに所属してるってなったら、また話は別だからな。

「良いぞ。なんでも聞いてくれ」

「えっと、そのエスエールさんが自分たちと組んで活動してほしい有望な若手たちが自分たちにこう……喧嘩を売ってきたら、それなりに対応をしても良いですか?」

「おぅ!!! 勿論死なない程度にシバいてやってくれ!!! あんまそんな態度は取るなよって俺からも言っておくけど……うん、先に謝っとく、すまん。そういう礼儀とかに関して素直に聞いてくれる連中じゃなくてな」

「しょうがないと思いますよ。若くて有望で大手のクランに属してるってなったら、色々と相乗効果もあって気持ちが大きくなってしまいますから」

いやぁ~~~、本当……そこら辺はなんだかんだでしょうがないと思う。

だって、貴族でも公爵家や侯爵家の出身だからって、自分が当主になったかのような態度を取るガキなんて腐るほどいるし……多分、そんな感じの大きなガキも少なくないだろうな。

まだそういうクランに所属出来るだけの努力を積んできたハンターたちの方が、そういった態度になってしまう理由が解る。

「……大人だな~~~~。うちの若い連中たちもラガス君みてぇな心構え? を見習ってほしいもんだぜ」

「ん~~~~……トップであるエスエールさんはそう思うのが必然というか当然だと思います。ただ、そういう部分を縛ってしまうと伸びる力も伸びなくなるかもしれません………………はい、すいません。出過ぎた発言でした」

「なっはっはっは!!!!!! そんな謝る事ねぇぜ!! うんうん、そうだな……確かに、俺がここまで成り上がれてこれたのも、これまで関わってきた先輩たちから本気で性格とかを変えろって言われてこなかったのもあるだろうからな…………うん! 良い考えだ。俺もまだまだそういう部分の考えは甘ぇ~な~~~」

はい、そうですねとは言えない。
まだそれほど親しくなってないしな。

「とりあえず、あいつらがバカな事したら、遠慮なくシバいてやってくれ」

「わ、分かりました」

こうしていきなり探求者のトップとの話し合いは終了……いや、あれだな。どちらにしろ目立つのかもしれないけど、いきなりご対面の方がマジで心臓に悪いな。

「それなりに人格者でしたね」

「紅蓮の牙のトップも……最初は俺たちのことを嘗めてたみたいっすけど、あの一件以降はまともっつ~か普通だったし……大手ともなれば、やっぱりそれなりにまともな奴がトップに座ってるっすね」

「基本的にトップが人格者であれよって思いが強いけど…………基本的に疑いたくなるものだよな~」

こっちの世界でも偶に当主とかの黒い噂が耳に入ったりするし……前世でも物凄い大きな組織? のトップがバリバリの犯罪者だったって事件もあったからな~~。

ともかく、ちょっと面倒な依頼ではあるけど、報酬になるであろうモンスターの素材や魔核は楽しみだ!!
しおりを挟む
感想 128

あなたにおすすめの小説

腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。

灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。 彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。 タイトル通りのおっさんコメディーです。

余命半年の僕は、君を英雄にするために「裏切り者」の汚名を着る

深渡 ケイ
ファンタジー
魔力を持たない少年アルトは、ある日、残酷な未来を知ってしまう。 最愛の幼馴染であり「勇者」であるレナが、半年後に味方の裏切りによって惨殺される未来を。 未来を変える代償として、半年で全身が石化して死ぬ呪いを受けたアルトは、残された命をかけた孤独な決断を下す。 「僕が最悪の裏切り者となって、彼女を救う礎になろう」 卓越した頭脳で、冷徹な「悪の参謀」を演じるアルト。彼の真意を知らないレナは、彼を軽蔑し、やがて憎悪の刃を向ける。 石化していく体に走る激痛と、愛する人に憎まれる絶望。それでも彼は、仮面の下で血の涙を流しながら、彼女を英雄にするための完璧なシナリオを紡ぎ続ける。 これは、誰よりも彼女の幸せを願った少年が、世界一の嫌われ者として死んでいく、至高の献身の物語。

婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。

黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」 豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。 しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。

なぜ、私に関係あるのかしら?

シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」 彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。 そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。 「…レオンハルト・トレヴァントだ」 非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。 そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。 「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」 この判断によって、どうなるかなども考えずに… ※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。 ※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、 ※ 画像はAIにて作成しております

史上最強魔導士の弟子になった私は、魔導の道を極めます

白い彗星
ファンタジー
魔力の溢れる世界。記憶を失っていた少女は、最強魔導士に弟子入りをする! いずれ師匠を超える魔導士になると豪語する少女は、魔導を極めるため魔導学園へと入学する。様々な出会いが、少女を満たしていく。 しかし、平穏な学園生活を望む彼女の気持ちとは裏腹に様々な事件に巻き込まれて…!? 初めて出会う種族、友達、そして転生者。 思わぬ出会いの数々が、彼女を高みへと導いていく。 その中で明かされていく、少女の謎とは……? 果たして彼女は、師匠をも超える魔導士になれるのか!? 最強の魔導士を目指す少女の、青春学園ファンタジーここに開幕! 毎日更新継続中です。ほのぼの学園系の中にシリアスもあるよ! 小説家になろう、ノベルピア、カクヨムでも連載しています!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました

いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。 子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。 「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」 冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。 しかし、マリエールには秘密があった。 ――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。 未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。 「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。 物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立! 数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。 さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。 一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて―― 「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」 これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、 ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー! ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。

『外見しか見なかったあなたへ。私はもう、選ぶ側です』

鷹 綾
恋愛
「お前のようなガキは嫌いだ」 幼く見える容姿を理由に、婚約者ライオネルから一方的に婚約を破棄された 公爵令嬢シルフィーネ・エルフィンベルク。 その夜、嫉妬に狂った伯爵令嬢に突き落とされ、 彼女は一年もの間、意識不明の重体に陥る――。 目を覚ました彼女は、大人びた美貌を手に入れていた。 だが、中身は何ひとつ変わっていない。 にもかかわらず、 かつて彼女を「幼すぎる」と切り捨てた元婚約者は態度を一変させ、 「やり直したい」とすり寄ってくる。 「見かけが変わっても、中身は同じです。 それでもあなたは、私の外見しか見ていなかったのですね?」 静かにそう告げ、シルフィーネは過去を見限る。 やがて彼女に興味を示したのは、 隣国ノルディアの王太子エドワルド。 彼が見ていたのは、美貌ではなく―― 対話し、考え、異論を述べる彼女の“在り方”だった。 これは、 外見で価値を決められた令嬢が、 「選ばれる人生」をやめ、 自分の意思で未来を選び直す物語。 静かなざまぁと、 対等な関係から始まる大人の恋。 そして―― 自分の人生を、自分の言葉で生きるための物語。 ---

処理中です...