万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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普通にしてるだけ

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「アリクに原因ねぇ…………何かやらかしたのか?」

「俺自身は、やらかしたとは思ってないんだよ。でも、先輩からは……お前はそこら辺の野郎とは違うからなって言われてよ」

実力とか、見た目とかも含めてそりゃそこら辺の野郎とは違うだろうな。

「…………自分でこれを言うのは恥ずかしいが、女性のハンターに……惚れられたことが、あるんだよ」

「ほ~~~~~ん……………………まぁ、そういう事もあるだろうな」

子供の頃なら笑い飛ばしてたけど、今のアリクを見ればなんとなくそうなってもおかしくないと思える。

顔が良いだけじゃなくて実力もあるとなれば、そりゃ惚れる人もいるだろうな。

「別に、それぐらい全然あるでしょ」

「そうか……いや、まぁそれは良いのかもしれないが…………はぁ~~~~~~」

おいおい、急にどうしたんだよ。
やらかしたつもりがないなら、そんなにテンションがだだ下がりすることはないだろ。

「……マスター、また同じものを一杯」

「かしこまりました。お水も提供いたしますね」

「どうも…………まず、最初に話したように、俺はあれだ。ハーレム野郎って妬まれてるんだ」

「うん、そうみたいだな」

「その上でな……俺に告白してきた女性ハンターたちはに惚れてる奴が、いたんだよ」

……なる、ほど。
それはこう……流れ的に振ったんだろうけど、どちらにしろ……その女性ハンターに惚れてた男性ハンターからすれば、面白くない展開だろうな。

「そっか。それで、アリクは先輩冒険者から、お前の行動には女性たちをその気にさせる行動をしてるぞ、って言われたのか」

「そんな感じだ」

女性をその気にさせる行動をしてるアリクか…………昔のアリクを知ってるだけに、ちょっと気持ち悪いと思ってしまうな。

でも、昔ならいざ知らず、今のアリク……高等部に上がってからのアリクなら、最低限の令息としての紳士的な行動は出来てただろうから……なるほど、確かにアリク的にはやらかしてないってなるか。

「一応聞くけど、別にアリクは良い意味での令息ムーブ、王子様ムーブをしてる訳じゃないんだよな」

「俺がそんな事するタイプに見えるか?」

「……普段はしないだろうけど、多分出来なくはないでしょ」

「…………そうだな。出来るか出来ないかで言えば、出来るだろうな」

「でしょ。って、まぁそれはどうでも良いとして、そうか~~~……それは辛いね。すいません、同じものをもう一杯」

「かしこまりました」

アリクは普通にしてるだけなのに、無意識に女性ハンターの心をときめかせてしまってるのか…………罪な男だな~~って茶化したいけど、今そんな事言えば絶対にブチ切れそうだ。

「そうなんだよ。俺としては普通に接してるつもりだし……その接し方が原因だからって日頃から人当たりの悪い感じにするのは違うだろ」

「だね。それはアリクの為にも、しなくて良いと思うよ」

「だよな…………まぁ、あれだ。それが、先輩たちから言われた、俺の悪いところ? だ」

「ん~~~……そこに関しては、その男性ハンターたちが幼いだけ、なんだと思うけどな」

マスターから同じ一杯を受け取り、ゆっくりとウィスキーを喉に流す。

っ~~~…………この、辛さ? が、アリクがその度に感じる痛みなのかもな。

「ハンターになったばかり、活動を始めて数年の人たちからすれば、何が本当にカッコイイのかなんて解らないと思うんだよ。って、そういう俺もあんまり良く解ってないんだけどさ」

良く解ってないけど、普段から小バカにしたり……例えば珍しく着飾ってる女性ハンターを褒めないっていうのは、カッコ良くないと断言出来る。

少なくとも、その人からモテようとする行動ではない。

「後さ、アリクはあれだろ、告白は全部断ってるんでしょ」

「あぁ」

「それでもって、こう……肉体的に迫って来られても、断ってるんでしょ」

「あぁ……正直、惜しい事してるなとは思うけどな」

…………うん、そこでぶっちゃけてくれるからこそ、信用出来るよ。
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