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察して
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「………………」
「ラガス坊ちゃま、何かを考え付いたのですか?」
「……また顔に出ていたか」
「考え込んでいましたので」
そのまま過ぎるが、その通りなんだよな。
「他の人間が思い付いてほしくない事を、思い付いてしまってな」
「…………………………っ、なるほど。そういう事ですか」
「あぁ、そういう事だ」
メリルも毒を扱うからか、直ぐに気付いたか。
「それは、最悪の発想ですね。しかし、よく思い付きましたね、ラガス坊ちゃま」
「おいこら、引くんじゃねぇ。しょうがないだろ。あのやり方がそもそも悪い連中に渡ったらって考えてたんだから、そういう事を思い付いても仕方ないだろ」
「……それもそうですね」
俺だって思い付いたからって、実行しようなんて気持ちはサラサラないし、誰かに話そうとすら思わねぇっての。
「しかし……それは、さすがに非効率というものではないでしょうか」
高ランクモンスターの心臓と、実力者の心臓……普通に考えれば、後者の方が問題になるから選択肢としてはあり得ないだろうな。
「ヤバい連中が思い付いても、ほぼほぼ実行に移さないというか、移せないだろうな」
「でしょうね…………とはいえ、ゼロではないと言いたいのですね」
「活動を始めたばかりの頃に、バカな事をやってるクソ科学者がいただろ」
「いましたね、その様なクソが」
通常の思考回路を持ってたたら、普通はあんな事しない。
ただ、あのクソマッドサイエンティストは人に迷惑を掛け、命を奪う事を何とも思わない研究をやってやがった。
「あぁいったクソが、クソみたいな野心を持つ権力者と組めば、絶対に起こりえないと言えないだろ」
「そうなれば、確実に戦争が起こりそうですね」
「…………そうか。その方が、自然と言えば自然なのか」
「なぁ、二人とも二人だけで勝手に理解して話してるけど、なんの話をしてるんだ?」
気が付くと、シュラとセルシアを無視して二人で話し合ってしまっていた。
……シュラを疑ってる訳じゃないけど、人間どこでポロっと零してしまうか解らないからな。
「いや、なんでもない。あれだ……戦争なんて起こらない方が良いって話をしてただけだ」
「あぁ、なるほど。元の地下遺跡ほどの建物があるかは解らないっすけど、馬鹿な権力者ならそういうのを目的で戦争を起こしてもおかしくないっすもんね」
シュラの言う通り、確かにあれを再現したいと考える馬鹿がいれば、その為に一石二鳥になる戦争を起こしてもおかしくない、か…………情報がないから、あのダンジョン擬きがどういった経緯で造られたのか知らないけど、攻められた国か街が、奪われるくらいならと実行した可能性もあり得そうだな。
「それで、ラガス坊ちゃま。ギルドにはどこまで伝えるのですか?」
「………………巨大な、良く解らない物たちが浮かんでいた。そう伝えよう」
「随分と抽象的ですね。ギルドがそれで納得してくれるでしょうか」
「伝えるのは、上の人間だ。ほら……あれだ、刺青コボルトの一件があるだろ」
「そんな件もありましたね」
「他にもあるだろうから、俺がそういう風になんでぼかしたかを察してもらわないとな」
無茶言うなって言われるかもしれないけど、逆にカルパみたいな街のハンターギルドで働いてるんだから、それぐらい察せる頭を持っていてほしい。
「なるほど……あの台座も壊してしますし、確かにそのぼかし方で把握してくれそうですね」
「だろ」
まぁ、絶対とは限らないし、察した上でそこに関しては正確に教えてくれって言われるかもしれないけど…………。
「……なぁ、セルシア」
「ん?」
「いざという的には、公爵家の力を借りても良いか?」
「………………うん。使っても、良いと、思う。ラガス、なら、父様も怒らない、と思う」
よし。
確定ではないけど、そうなれば遠慮く力を借りよう。
「ラガス坊ちゃま、何かを考え付いたのですか?」
「……また顔に出ていたか」
「考え込んでいましたので」
そのまま過ぎるが、その通りなんだよな。
「他の人間が思い付いてほしくない事を、思い付いてしまってな」
「…………………………っ、なるほど。そういう事ですか」
「あぁ、そういう事だ」
メリルも毒を扱うからか、直ぐに気付いたか。
「それは、最悪の発想ですね。しかし、よく思い付きましたね、ラガス坊ちゃま」
「おいこら、引くんじゃねぇ。しょうがないだろ。あのやり方がそもそも悪い連中に渡ったらって考えてたんだから、そういう事を思い付いても仕方ないだろ」
「……それもそうですね」
俺だって思い付いたからって、実行しようなんて気持ちはサラサラないし、誰かに話そうとすら思わねぇっての。
「しかし……それは、さすがに非効率というものではないでしょうか」
高ランクモンスターの心臓と、実力者の心臓……普通に考えれば、後者の方が問題になるから選択肢としてはあり得ないだろうな。
「ヤバい連中が思い付いても、ほぼほぼ実行に移さないというか、移せないだろうな」
「でしょうね…………とはいえ、ゼロではないと言いたいのですね」
「活動を始めたばかりの頃に、バカな事をやってるクソ科学者がいただろ」
「いましたね、その様なクソが」
通常の思考回路を持ってたたら、普通はあんな事しない。
ただ、あのクソマッドサイエンティストは人に迷惑を掛け、命を奪う事を何とも思わない研究をやってやがった。
「あぁいったクソが、クソみたいな野心を持つ権力者と組めば、絶対に起こりえないと言えないだろ」
「そうなれば、確実に戦争が起こりそうですね」
「…………そうか。その方が、自然と言えば自然なのか」
「なぁ、二人とも二人だけで勝手に理解して話してるけど、なんの話をしてるんだ?」
気が付くと、シュラとセルシアを無視して二人で話し合ってしまっていた。
……シュラを疑ってる訳じゃないけど、人間どこでポロっと零してしまうか解らないからな。
「いや、なんでもない。あれだ……戦争なんて起こらない方が良いって話をしてただけだ」
「あぁ、なるほど。元の地下遺跡ほどの建物があるかは解らないっすけど、馬鹿な権力者ならそういうのを目的で戦争を起こしてもおかしくないっすもんね」
シュラの言う通り、確かにあれを再現したいと考える馬鹿がいれば、その為に一石二鳥になる戦争を起こしてもおかしくない、か…………情報がないから、あのダンジョン擬きがどういった経緯で造られたのか知らないけど、攻められた国か街が、奪われるくらいならと実行した可能性もあり得そうだな。
「それで、ラガス坊ちゃま。ギルドにはどこまで伝えるのですか?」
「………………巨大な、良く解らない物たちが浮かんでいた。そう伝えよう」
「随分と抽象的ですね。ギルドがそれで納得してくれるでしょうか」
「伝えるのは、上の人間だ。ほら……あれだ、刺青コボルトの一件があるだろ」
「そんな件もありましたね」
「他にもあるだろうから、俺がそういう風になんでぼかしたかを察してもらわないとな」
無茶言うなって言われるかもしれないけど、逆にカルパみたいな街のハンターギルドで働いてるんだから、それぐらい察せる頭を持っていてほしい。
「なるほど……あの台座も壊してしますし、確かにそのぼかし方で把握してくれそうですね」
「だろ」
まぁ、絶対とは限らないし、察した上でそこに関しては正確に教えてくれって言われるかもしれないけど…………。
「……なぁ、セルシア」
「ん?」
「いざという的には、公爵家の力を借りても良いか?」
「………………うん。使っても、良いと、思う。ラガス、なら、父様も怒らない、と思う」
よし。
確定ではないけど、そうなれば遠慮く力を借りよう。
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