万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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休暇中

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休息を取る。
そう決めてから三日後、予定通り俺は休息を取って楽しんでいた。

楽しんでいたと言っても、朝メリルに起こされたら二度寝して、朝食を食べてからは街をぶらぶらするか、未開拓地
や地下遺跡で手に入れたモンスターの素材を使って、魔靴を造る。

他人から見れば、それは本当に休んでるのかってツッコまれそうだけど、俺としては十分休暇を楽しんでいると言える。
そんな中……ある客が、魔靴を造っている最中の俺の元を訪れてきた。

「すまないな、急に尋ねてきて」

「いえいいえ。俺一人で暇してたんで」

来客、エスエールさんに伝えた通り、現在宿には俺一人しかいない。
シュラの奴は鍛冶ギルドから鍛冶場を貸出料を払って借り、武器造りにのめり込んでる。

メリルの奴は……なんだかんだでセルシアが心配なんだろうな。
予定通りルーフェイスと一緒に未開拓地を探索するセルシアに付いて、一緒に探索している。

「……あの地下遺跡が、ダンジョン擬きが本当にダンジョンに変わった」

「らしいですね。俺もその話はチラッと聞きました」

「そうか…………俺たちとしては、ラガスたちに依頼をしたいと思ってる」

ハンターがハンターに依頼するってのは変な話だけど、まぁそれが妥当なんだろうな。

「依頼って言うのは、俺たちにダンジョンの攻略を手伝ってほしい、ということですか」

「話が早くて助かる。俺の予想では、あのダンジョンの階層数は地下遺跡だった時の階層数か、それ以上だと思っている」

「同感です。俺もダンジョン化したことを考えれば、階層数が更に増えていてもおかしくないかと思います」

あんなものを見せられたら、本当にそう思ってしまう。

なんなら、一番下のボス部屋にはSランクのモンスターが現れてもおかしくない。
そうじゃなくても、基本的な能力値がAランクの中でもトップクラス、他の一部の能力がSランクに届いていてる個体がボスの可能性は高いだろうな。

「ラガスと同じ意見だと、ホッと一安心だ……お前たちほどのハンターに頼むのもあれなのは解っている。だが、それでも探求者のクラン代表として、お前たちに攻略手伝いの依頼を出したい」

「…………俺たちの実力を買ってくれてるのは、本当に嬉しいです。ただ、探求者からの依頼は受けられません」

「……ハンターであれば、新たなダンジョンの発見、攻略というのは盛り上がるイベントの一つだと思うが」

「それは間違ってないと思います。ただ、先日兄姉にも言われたんですが、俺たちは元々今回の一件? が終われば、休息を取ろうと思ってたんです」

「むっ、そうか…………そういえば、ここに来る前は墓場を探索していたんだったな」

その通り。
今振る変えると、全く休んでいなかったわけじゃないけど、中々に激しい探索を続けてきたと思う。

「そうか……ふぅーーーーーーーーー。休息を取った後も、あのダンジョンに潜るつもりはないってことか」

「はい」

「お前たちの力が借りれないことを残念に思うべきか、強力な競争相手が参加しないことを喜ぶべきか…………それじゃあ、別の話に移るか」

そう言うと、エスエールさんはアイテムバッグの中から五枚の白金貨を取り出し、テーブルの上に置いた。

「一番下で何があったのか、教えてほしい」

…………これはもう、あれだよな。一番下の階層で、俺たちがビルネクトスケルトンを討伐したことを確信してるって顔だな。

「……ふぅーーーーー。あの、情報料にしても、これは」

「安心しろ。これはお前たちがさっきの依頼を受けてくれるってなった時に渡そうと思ってた前金だ」

……うん、全くもって何をどう安心したら良いのか解らない。

「それじゃあ、料金は俺が話す内容を聞いてからにしてください」

ひとまず、ビルネクトスケルトンに関しては全て話した。
エスエールさんも既に知ってるかもしれないが、俺が知る事を全部伝えた。

そして、ビルネクトスケルトンを討伐した後の話に関しては、やはりエスエールさんが相手であっても、少々渋ってしまう。

「………………この前、俺たちが考えていた通り、あまり……広く知られて良い内容ではないかと」

「そうか…………あれか、最初から知らなかった、って感じにした方が良いってことだな」

「すいません、若僧の俺がこんなことを言って」

「はっはっは!!!!! 気にすんな気にすんな。俺もそこら辺は解ってるつもりだ。だから、ラガス。お前のその判断は間違っちゃいねぇよ」

エスエールさんからお前の判断は間違ってないと言ってもらえ、本当に心の底から一安心するのだった。

因みに、結果的に情報料に関しては白金貨五枚を渡された。
本当に太っ腹だなと思いつつも、ギルドハウスに戻ったら幹部メンバーから怒られないのかと、ほんの少し心配に思った。
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