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休暇を満喫する場所
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SIDE ラガス
「へぇ~~~、そんな事話してたんだな」
「そうなんすよ」
朝食時、先日の夜にクレア姉さんたちと話していた内容をシュラに教えてもらった。
メリルは「なんで話すんですか!!」って顔してるけど、シュラは全く気付いていなかった。
「……アリクも、簡単には相談出来ないだろうから、シュラに相談出来て良かっただろうな」
「そうなんですかね?」
「うん。だって、他の人からすれば、何贅沢な悩みしてんだよとか、決定的な証拠もないのにどうせ夜は楽しく遊んでるんだろって思われるかもしれないだろ」
実際どうなのかは俺も知らないけど、少しでもそういう気配があったらメリルが勘付いてそうだから、多分ないだろう。
「あぁ~~~、それはそうかもしれないっすね」
「だろ。だから、俺はアリクがシュラに愚痴を零せて良かったと思う」
折角ハンターとして冒険して、活躍出来てるのに私生活? の方で問題があると本当の意味で毎日が楽しいとはならない。
アリクの場合、アリクに要因がないから尚更辛かっただろうな。
「ふぅーーーー……クレア様は、自分たちの方で早急に対策を行うと仰っていました」
「クレア姉さんのことだから、ただその場では言った訳ではなくて、本当にとりあえず実行できそうな案が浮かんだんだろうな」
「おそらくそうかと…………して、ラガス坊ちゃま。これからのご予定は、何となく浮かんでいますか」
「うっ………………いや、まだなにも」
ぶっちゃけた話、休暇に入ってから基本的に部屋に籠って魔窟を造るか、食べ歩きしながら散歩するか、偶にハンターギルドの訓練場に行って体を動かしたり、未開拓地で探索してただけ。
カルパから次はどこに行こうとか、全く考えてなかった。
「はぁ~~~~~、そんな事だろうと思いました」
「す、すまん」
「……構いませんよ。そういったことを考えていない事は、しっかり休暇を楽しまれているということですから」
「メリル……」
「リーダーとしては失格ですが」
「ぐっ!!」
頼むから上げるなら、その後に落とさないでくれよ。
「私とセルシア様からは、海に行くのが良いかと考えています」
「海、か」
「そうです。リフレッシュするという意味では、最適な場所らしいですので」
そうか……海か…………休暇って言っても、のんびり具合に関しては今の魔靴造ったり偶に体を動かしたりするので凄い十分だったから、全く思い浮かんでなかった。
けど、そうだよな。
この世界の事情を考えるなら、確かに休暇を満喫する最大の場所と言っても過言ではないか。
「海ってーと、池とか湖とかと違って、水が辛い場所だよな」
「そうらしいですね。当然ながら言った事はありませんが、まだまだ休暇を満喫するのであれば、海に行くのも悪くはないかと」
「あぁ……そうだな。確かに良い場所な気がする」
海に行けばあれだよな、生の魚が……刺身が食べられる!!!
寄生虫とかに関しては本気で狼竜眼を使って視れば問題無い。
あっ、でも醤油…………いや、海がある街なら、交易で手に入れてるかもしれない。
「海ね~~~。まっ、あれだよな。そこに行けば、まだ戦ったことがないモンスターとも戦えそうだな」
「シュラ……その通り」
「はぁ~~~~~~~~、全く」
はは、シュラらしい着眼点だな。
確かに海に行けば、まだ遭遇したことがないモンスターとも戦えそうだけど……海、水中って場所がネックになりそうだ。
「ラガス坊ちゃま、同じですか?」
「ん? ん~~~……まぁ、一応気になるは気になるかな」
「……珍しい反応ですね」
「そうか?」
メリルからすればそうなのかもな。
でも、今の俺にとっては海に生息してるモンスターよりも、海の傍の街で食える飯の方に興味が強く向いてる。
「とりあえず、色々と調べて準備したら、行ってみるか」
ふ、ふふ……想像すると、涎が零れそうになるぜ。
「へぇ~~~、そんな事話してたんだな」
「そうなんすよ」
朝食時、先日の夜にクレア姉さんたちと話していた内容をシュラに教えてもらった。
メリルは「なんで話すんですか!!」って顔してるけど、シュラは全く気付いていなかった。
「……アリクも、簡単には相談出来ないだろうから、シュラに相談出来て良かっただろうな」
「そうなんですかね?」
「うん。だって、他の人からすれば、何贅沢な悩みしてんだよとか、決定的な証拠もないのにどうせ夜は楽しく遊んでるんだろって思われるかもしれないだろ」
実際どうなのかは俺も知らないけど、少しでもそういう気配があったらメリルが勘付いてそうだから、多分ないだろう。
「あぁ~~~、それはそうかもしれないっすね」
「だろ。だから、俺はアリクがシュラに愚痴を零せて良かったと思う」
折角ハンターとして冒険して、活躍出来てるのに私生活? の方で問題があると本当の意味で毎日が楽しいとはならない。
アリクの場合、アリクに要因がないから尚更辛かっただろうな。
「ふぅーーーー……クレア様は、自分たちの方で早急に対策を行うと仰っていました」
「クレア姉さんのことだから、ただその場では言った訳ではなくて、本当にとりあえず実行できそうな案が浮かんだんだろうな」
「おそらくそうかと…………して、ラガス坊ちゃま。これからのご予定は、何となく浮かんでいますか」
「うっ………………いや、まだなにも」
ぶっちゃけた話、休暇に入ってから基本的に部屋に籠って魔窟を造るか、食べ歩きしながら散歩するか、偶にハンターギルドの訓練場に行って体を動かしたり、未開拓地で探索してただけ。
カルパから次はどこに行こうとか、全く考えてなかった。
「はぁ~~~~~、そんな事だろうと思いました」
「す、すまん」
「……構いませんよ。そういったことを考えていない事は、しっかり休暇を楽しまれているということですから」
「メリル……」
「リーダーとしては失格ですが」
「ぐっ!!」
頼むから上げるなら、その後に落とさないでくれよ。
「私とセルシア様からは、海に行くのが良いかと考えています」
「海、か」
「そうです。リフレッシュするという意味では、最適な場所らしいですので」
そうか……海か…………休暇って言っても、のんびり具合に関しては今の魔靴造ったり偶に体を動かしたりするので凄い十分だったから、全く思い浮かんでなかった。
けど、そうだよな。
この世界の事情を考えるなら、確かに休暇を満喫する最大の場所と言っても過言ではないか。
「海ってーと、池とか湖とかと違って、水が辛い場所だよな」
「そうらしいですね。当然ながら言った事はありませんが、まだまだ休暇を満喫するのであれば、海に行くのも悪くはないかと」
「あぁ……そうだな。確かに良い場所な気がする」
海に行けばあれだよな、生の魚が……刺身が食べられる!!!
寄生虫とかに関しては本気で狼竜眼を使って視れば問題無い。
あっ、でも醤油…………いや、海がある街なら、交易で手に入れてるかもしれない。
「海ね~~~。まっ、あれだよな。そこに行けば、まだ戦ったことがないモンスターとも戦えそうだな」
「シュラ……その通り」
「はぁ~~~~~~~~、全く」
はは、シュラらしい着眼点だな。
確かに海に行けば、まだ遭遇したことがないモンスターとも戦えそうだけど……海、水中って場所がネックになりそうだ。
「ラガス坊ちゃま、同じですか?」
「ん? ん~~~……まぁ、一応気になるは気になるかな」
「……珍しい反応ですね」
「そうか?」
メリルからすればそうなのかもな。
でも、今の俺にとっては海に生息してるモンスターよりも、海の傍の街で食える飯の方に興味が強く向いてる。
「とりあえず、色々と調べて準備したら、行ってみるか」
ふ、ふふ……想像すると、涎が零れそうになるぜ。
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