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山だけじゃない
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「…………相変わらず食べ方がなっていませんね」
「悪い、が。俺は今、学生じゃなくて、ハンターだ。そんな事、気にする訳ない、だろ」
結局イーリスたちと共に遊泳のアビリティを手に入れる為の訓練を行うことになり、普通に腹が減った。
そのため、夕食は昨日と同じぐらいがっつり食べる。
「ふぅ~~~。それに、魚メインの料理は美味いだろ」
「それはそうかでしょうが……はぁ~~~」
「溜息付きたいぐらい疲れてるのはこっちだっての」
結局夕方頃になるまで、ずっと泳ぎ続けたが、誰一人として遊泳のアビリティを獲得できていない。
「……それはそうとして、ラガス。あなた、本当に遊泳のアビリティを体得出来ていませんの」
「出来てねぇよ。嘘ついてどうすんだよ」
「…………メリルが話していた通り、本当に泳ぎの才がずば抜けてるのかもしれませんわね」
「そりゃどうも」
もうそれに反応するのは面倒だ。
それに、泳ぎに関しては本当にまだまだ。
ビーチ近くの海にもそこまで大きくない魚が偶に来るんだが、掴もうと思って本気で手を伸ばしても逃げられた。
俺の身体能力を考えれば、全身が水中の中にあっても掴めると思ってたんだが、本当にあっさり逃げられた。
「はぁ~~~。ねぇ、ラガスたちはともかくうちらはぶっちゃけ水の中で戦う機会ってあんのかな?」
「ないとは言い切れませんけど……そうですね。そう何度もあるようには思えませんね」
確かに、水中と海って騎士の管轄内ではないか。
シェリカが遊泳ゲット訓練に文句あり気なのも、解らなくはない。
「……ラガス坊ちゃま、どう思われますか?」
「どうって……まぁ、出来るようになっておいて損はないとは思う。ただ、水中で生活してるモンスターがわざわざ陸に上がって、冒険者以外の人間がいるところまで移動するかは、疑問ではあるな」
海で何かしらのトラブルがあって、そこで騎士も戦えれば戦力になるだろうけど……その需要があるのって、パイラーデスみたいに海と隣接してる街に限りそうだしな。
「でしょ!!!」
「シェリカ、確かに水中や海中で戦う機会というのは少ないかもしれない。だが、暗黙のルール通り遊泳のアビリティを会得出来ていなければ、後でどうなるか解らない」
「うっ……ん~~~~…………無言の圧を受けそうではある、か」
「……デリサさんたちの騎士団に関してあまり知らないんですけど、団長の方は普段は温厚な方なんですか?」
「あぁ。あまり怒った姿は見たことがないが、それでも……注意や警告を受ける際は……背筋が凍る恐ろしさを感じる」
派手に怒鳴って怒る、って行動を無駄なエネルギーを使うだけって考えてるのかもしれないな。
「なるほど……俺はハンターとして活動してるんで、断言はしませんけど……世の中、山賊だけじゃなくて海賊もいるわけなんで、そういった相手にも対応出来るようになってほしいんじゃないですかね」
「あぁ~~~、海賊かぁ……状況次第じゃあ、船の上だけじゃなくて海の中でも戦うことになるかぁ…………賊相手に、泳げないから戦えないってのは、確かにふざけんなって話ね」
「そういうことだ」
「……でも、本当に難しいのよね~~~…………ねぇ、ラガス。こう、何か上手く戦う方法とかないの?」
「遊泳のアビリティを体得してないんで確かなことは言えませんけど、上下左右全て把握出来るようにして、敵が向かってくるなら主にカウンターを合わせて倒す……って感じで戦えば、上手く戦えるんじゃないですか」
「おぉ~~~、なるほどね~~。さっすが泳ぎの天才!!」
「それは関係無いと思うんですけど」
俺の場合は遠距離戦がメインになりそうだが……いつも以上に、咄嗟に動けるようにしないとだな。
「やぁ、ちょっと良いかい」
……せっかく美味い魚料理を食ってるのに、不味くなりそうな声が耳に入ってきた。
「悪い、が。俺は今、学生じゃなくて、ハンターだ。そんな事、気にする訳ない、だろ」
結局イーリスたちと共に遊泳のアビリティを手に入れる為の訓練を行うことになり、普通に腹が減った。
そのため、夕食は昨日と同じぐらいがっつり食べる。
「ふぅ~~~。それに、魚メインの料理は美味いだろ」
「それはそうかでしょうが……はぁ~~~」
「溜息付きたいぐらい疲れてるのはこっちだっての」
結局夕方頃になるまで、ずっと泳ぎ続けたが、誰一人として遊泳のアビリティを獲得できていない。
「……それはそうとして、ラガス。あなた、本当に遊泳のアビリティを体得出来ていませんの」
「出来てねぇよ。嘘ついてどうすんだよ」
「…………メリルが話していた通り、本当に泳ぎの才がずば抜けてるのかもしれませんわね」
「そりゃどうも」
もうそれに反応するのは面倒だ。
それに、泳ぎに関しては本当にまだまだ。
ビーチ近くの海にもそこまで大きくない魚が偶に来るんだが、掴もうと思って本気で手を伸ばしても逃げられた。
俺の身体能力を考えれば、全身が水中の中にあっても掴めると思ってたんだが、本当にあっさり逃げられた。
「はぁ~~~。ねぇ、ラガスたちはともかくうちらはぶっちゃけ水の中で戦う機会ってあんのかな?」
「ないとは言い切れませんけど……そうですね。そう何度もあるようには思えませんね」
確かに、水中と海って騎士の管轄内ではないか。
シェリカが遊泳ゲット訓練に文句あり気なのも、解らなくはない。
「……ラガス坊ちゃま、どう思われますか?」
「どうって……まぁ、出来るようになっておいて損はないとは思う。ただ、水中で生活してるモンスターがわざわざ陸に上がって、冒険者以外の人間がいるところまで移動するかは、疑問ではあるな」
海で何かしらのトラブルがあって、そこで騎士も戦えれば戦力になるだろうけど……その需要があるのって、パイラーデスみたいに海と隣接してる街に限りそうだしな。
「でしょ!!!」
「シェリカ、確かに水中や海中で戦う機会というのは少ないかもしれない。だが、暗黙のルール通り遊泳のアビリティを会得出来ていなければ、後でどうなるか解らない」
「うっ……ん~~~~…………無言の圧を受けそうではある、か」
「……デリサさんたちの騎士団に関してあまり知らないんですけど、団長の方は普段は温厚な方なんですか?」
「あぁ。あまり怒った姿は見たことがないが、それでも……注意や警告を受ける際は……背筋が凍る恐ろしさを感じる」
派手に怒鳴って怒る、って行動を無駄なエネルギーを使うだけって考えてるのかもしれないな。
「なるほど……俺はハンターとして活動してるんで、断言はしませんけど……世の中、山賊だけじゃなくて海賊もいるわけなんで、そういった相手にも対応出来るようになってほしいんじゃないですかね」
「あぁ~~~、海賊かぁ……状況次第じゃあ、船の上だけじゃなくて海の中でも戦うことになるかぁ…………賊相手に、泳げないから戦えないってのは、確かにふざけんなって話ね」
「そういうことだ」
「……でも、本当に難しいのよね~~~…………ねぇ、ラガス。こう、何か上手く戦う方法とかないの?」
「遊泳のアビリティを体得してないんで確かなことは言えませんけど、上下左右全て把握出来るようにして、敵が向かってくるなら主にカウンターを合わせて倒す……って感じで戦えば、上手く戦えるんじゃないですか」
「おぉ~~~、なるほどね~~。さっすが泳ぎの天才!!」
「それは関係無いと思うんですけど」
俺の場合は遠距離戦がメインになりそうだが……いつも以上に、咄嗟に動けるようにしないとだな。
「やぁ、ちょっと良いかい」
……せっかく美味い魚料理を食ってるのに、不味くなりそうな声が耳に入ってきた。
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