万分の一の確率でパートナーが見つかるって、そんな事あるのか?

Gai

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パクパクと

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「よし、やるぞ」

まだ残っている魚を取り出し、ささっと捌く。

モンスターを何体も解体していたのと、さっき数匹解体したのもあって、結構慣れてきた。
二分もしない内に捌き終わり、一口サイズにカットしていく。

「……………………とりあえず次だな」

「? これは食べられないのですか?」

「いや、食べても良いけどあれだろ。メリルとしちゃあ、腹痛や最悪死に繋がる要因、存在をしっかり見つけられないと不安だろ」

「……それはそうですね」

という訳で、いない方が良いんだけど、メリルを安心させるためにも、寄生虫がいる魚が出てきてほしい。

そう思いながら捌いていくと、三体目にしてようやく発見した。

「ちょっと待ってろ…………よし。メリル、気配感知を使ってこの切り身を見てくれ」

「分かりました……………………っ!!! た、確かに気配を感知、出来ましたが…………こ、こんな小さな生物が、私たちを脅かしていた、と」

「みたいだな。飲み込んでも消化出来ない? ってなると、体の……深い場所? に侵入して、悪さしてたんだろ」

「……我々ハンターや、騎士であっても体内からの攻撃には弱いと」

「対策のしようがないからな」

もしかしたら、そういう生物の悪さを防げるというか、そういう存在が侵入したら体内で消滅させられる人はいるかもな。

「…………しかし、焼き魚などを食べても、腹痛などに襲われないということは、焼けば死ぬのでしょうか?」

「だろうな。熱さに弱いなら、寒さに弱い可能性もあるだろうから、どっちかすれば死にはするだろうな」

とはいえ、何度で何分熱すればとか、マイナス何度で何時間冷凍すれば死ぬってのが明確に解らないからな。

「んで、この切り身は焼却」

「…………」

「これで食べられるだろ」

「そ、そうですね……では」

恐る恐るといった様子ではあるけど、メリルは刺身を口にした。

「…………………………美味しい、ですね」

「だろ。ちゃんと美味いだろ」

「俺としては、腹痛とかのリスクがあっても、食いたくなる気持ちが解るんだよな~~~」

「死ぬ可能性を含めればどうかと思いますけど……しかし、そうですね。本当に……美味しいですね」

メリルの食べる手が止まらない止まらない。
本当に美味しいと思ってるのが解る……というか………………うん、メリルにしてはあっという間に食べ終わりそう。

「ふぅーーーー……ラガス坊ちゃま、そちらの方の魚には、よろしくない存在はいなかったのですよね」

「お、おぅ。いなかったぞ」

「では、いただきますね」

……いや、本当に珍しいな。
美味いって感じてくれたなら、さっきまで遊泳の訓練を行ってたし、腹は減ってるんだろうけど、二匹目までいくか。

「……、ふぅーーー…………ラガス坊ちゃま、もう一匹の分も頂いてよろしいでしょうか」

「も、勿論良いぞ」

今は食欲より疲れが勝ってるから、俺とシュラも食べようと思わないから無駄にならずに有難いんだけど……びっくりするぐらい食べるな。

「メリルのやつ、無茶苦茶食べるっすね」

「それだけ刺身を美味いって感じたんだろうな……勧めた身としては嬉しい反応だな。まぁ、この食いっぷりはちょっとびっくりだけどな」

一匹目から食べるスピードが変わらない。
食べ方が普段と変わらないのはメリルらしいけど…………魚三匹分の刺身が、あっという間に消えてしまった。

「…………少々、食べ過ぎてしまいましたね。申し訳ありません、ラガス坊ちゃま」

「いや、全然……海にいけば幾らでも取れるだろうから。にしても、随分気に入ってくれたみたいだな」

「えぇ、そうですね。正直、生の身の味がここまで美味しいとは思っていませんでした。セルシア様にも勧めたいところですが……」

「そんなに考え込まなくても良いんじゃないか? さっきみたいに、要注意存在を見せれば、ある意味安心してくれるんじゃないか」

「……そうですね。そうしましょうか」

話は纏まり、再び遊泳訓練を開始。

因みに、俺は後でセルシアたちに食べさせるための魚を取ることに集中した。
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