盟約の花婿─魔法使いは黒獅子に嫁ぐ─

沖弉 えぬ

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「光の魔法と黒の呪い」後編

16新たな企て

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 タルジにはもう後が無かった。種族の名誉を挽回すると言って独学で始めた裁縫の道。始めはなだらかで行けども行けども見えてくる新しい景色に苦労しながらもわくわくが止まらなかった。一つ学べば一つ新しい服を作れるようになる。そうして自分の技術が日々進化していくのを目でも肌でも感じる事が出来ていた。
 やがて独学に限界を感じるとシリオで一番栄えた商業の都アルタナ地区へと足を運び、最新の技術と服や靴の流行を学んだ。タルジの一族の模様は都市部では珍しいらしく、当時は素人に毛が生えた程度だったタルジの作った服でも多少買い手がついてくれた。困ったら売りなさいと言って持たされた母の織ったクラム織物のおかげだ。そのまま売ってしまうよりタルジの技術を認めてもらうために肩に羽織るケープの形に縫ったのだ。結局誰が作ったのかではなく『誰が織ったのか』をしつこく客に訊かれるのに嫌気がさして、クラムの在庫がなくなったところで今度は王都ジャナヴァラへとやってきた。
 タルジは別に金儲けがしたいのではない。タルジの目的は『種族の名誉挽回』である。
 タルジは猿族の近縁種『大猩猩おおしょうじょう族』──ゴリラの事──の族長の長子だ。ゴリラは猿の近縁ではあるが他の近縁種たちのように〈共生都市〉を作らない小さな集落で生きてきた。ゴリラはゴリラたちだけで細々と暮らし、穏やかな生活を守ってきたのだ。
 だがそれも数百年前に起きた内乱でゴリラは他種族から疎まれる事になってしまった。それもこれもみんな猿族のせいだ。ゴリラは猿に似ているというだけでちょっと大きな町に買い物に行くだけで後ろ指を指される。
 タルジはそんな惨めな毎日を終わらせるために服飾を学び、故郷を旅立ったのだ。
 ジャナヴァラへ来た理由は二つ。一つはこの国の伝統を学ぶため。もう一つは王族にゴリラの作るものを認めさせるためだ。
 そしてとうとうお誂え向きのイベントがやってきたのである。そう、王族の結婚式だ。
 先の馬闘祭で、王太子であるアスラン王子が観客の前で高らかに宣言した。
『近く婚礼の儀を行う。仕立て屋はこのカルディアに相応しい一着を考案し、城へと参上せよ!』
 タルジはこの時をどれほど待ちわびた事だろう。仕立物師という職の道を目指したのも、この瞬間のためだった。
 しかし、ある問題が発生していた。
 服飾を学び始めた頃は苦労はあれど、日々新しい事を覚えて次々と技術が身につく自身の成長が、手に取るように分かった。アルタナ地区では大猩猩族の伝統の織物でも注目してもらえる事が分かった。その上で、王族に相応しい婚礼の衣装をタルジがデザインする。そして王太子と王太子配の両殿下に選んでもらえたら、挙式のパレードで大猩猩族の作った衣装が評判になってゴリラたちの地位も回復する。その算段だった。
 タルジは何も思いつかなかった。
 描けども描けども、納得のいくデザインが思いつかない。やけくそになってゴリラサイズのドレスを作ってみたりして、あの華奢なフォトスの王子様にはどう見ても合わないと冷静になっては焦りを募らせる。
 これまでタルジが学んできたものは何だったのだろうか。このままでは故郷に残してきた父母に見せる顔が無い。
 形にならなず端切れと化してしまったたくさんの生地を広げて絶望する。
 そうこうしているうちに期限の日が迫っていた。そうでなくとも、既に二人の王子はとっくに婚礼の衣装を決めてしまったかも知れない。そう思うとますます頭が真っ白になって、タルジはとうとう荷造りを始めてしまった。
 もう帰ろう。父母には誠心誠意、謝ろう。大猩猩の仲間たちに白い目で見られるかも知れないが、タルジはもう十分頑張った。
「がん、頑張ったよねぇっ」 
 ぶわりと涙が溢れてくる。こんなはずではなかったのに。故郷を旅立つ時は夢と志で胸をいっぱいにしていたのに今この厚い胸に残ったのは己の無力感ばかり。どんなに泣いたところで才能が物を言うこの世界にタルジの居場所は無いらしい。
 大きなバッグを担ぎ下宿先の家主に挨拶をし、がっくりと肩を落として歩き始める。
 王都からタルジの故郷はとても遠い。山を二つ越えた先の鬱蒼とした森の中に大猩猩たちの暮らす集落がある。乾いたジャナヴァラと違って森は自然が豊かで食糧に恵まれていた。何度都会の物価の高さに驚いたか知れない。思えば新しく来た王子の伴侶は森の出身だった。きっとクラムで織った衣装がよく似合ったろう。クラムは木の皮を細く紡いだ糸で織った布で、故郷は違えど森の民ならクラムの柔らかな色彩が映えただろう。
「あの!! そこの人止まって下さい!」
 姿形も見知らぬ王太子配が故郷の民族衣装を着ている姿を想像してメソメソしていたタルジに声が掛けられた。最初な自分の事だと思わず喧しい人がいるなと思うともなしに思っていたが、全速力で走る足音が近づいてきてぎょっとして振り返った。
「あ、良かった、気付いてくれて。突然ですがあなたは大猩猩族のタルジという方で間違いないですか?」
 タルジはその獅子族の青年を見下ろした。王都ジャナヴァラは獅子族の町なのでどこもかしこも獅子族だらけだが、青年が腰に巻いている布を見て青褪める。
「はわわ、へ、兵士さんですか……?」
 じっとりとした汗が額を伝う。兵士の世話になるような身に覚えはないがもしや知らず知らず販売法にでも引っ掛かったのだろうか。それともジャナヴァラで買ったものがご禁制の品だったかも知れない。兵士の質問に答えず考え込んでいると、兵士は困ったような顔になる。
「そんなに怯えないでください。仕立物師のタルジさんですよね? 折り入ってあなたに頼みたい事があって声を掛けたんです」
「はぁ、頼みたい事、ですか」
 兵士が? という言葉を寸でで飲み込む。兵士の用事があるのなんて鍛冶師か甲冑職人の間違いだろう。自分はしがない服作りが趣味の──そう、仕事に出来なかったのだから仕立物師なんて立派な肩書は相応しくない。服飾は『趣味』だ──どこにでもいる田舎者。夢破れて故郷に帰るばかりの敗者に一体何を勘違いしたものか。
「どうか話だけでも聞いてもらえませんか。王宮で」
 王宮で?





 シリオの王族の婚儀は伴侶となった二人が丸一日かけてジャナヴァラ中を馬で回って国民から祝福される事になる。そのためには季節選びが重要である。まず雨季は言わずもがな、夏の盛りと冬も避けたいところ。となると候補は秋の雨季の直前か、春の雨季の前後に絞られてくる。カルディアとアスランは夏の始めに準備を始めたばかりなので今年の秋に式を挙げるのはさすがに難しいという事で来年の春を想定して計画が進行していた。
「絹が不足している?」
 王族の婚儀を取り仕切るのは基本的に家政の仕事になる。オスマが中心となって必要なものを手配していたが、馬闘祭の日に触れを出した婚礼衣装の進捗が非常に悪いという報告が入った。触れを出してから一月経っても未だ一人も案を持ち込む仕立て屋が無いという。
「はい。原因は原産地の気象の影響で霜害が発生し、今年は東亜から入ってくる絹が激減しているようです。そのため絹が高騰し、ジャナヴァラの仕立て屋はどこも絹を仕入れていないようなのです」
 親父は何してんだよ。ボソリとアスランが呟く。
 東亜とはその名から分かる通りイーヴ大陸の東にある海を渡った先にある国の事を指して言う。絹は古くに東亜から伝わったものでイーヴ大陸でも絹を作ろうという試みはあったが、土壌や気候が合わず産業と呼べるほどには発展していない。シリオ武獣国の東の地域でも養蚕業を営む種族があるが、東亜の国から渡ってくる絹とは質も量もまるで勝てないのだそう。
 それら国内を流通する品に関しては当然、国王の管理下にある。自分の息子の結婚式に合わせて布も宝石も貴金属も当然必要になるというのに、ジェサーレは絹の高騰について関知していなかった。
 絹に限らずジェサーレの治世について、少しずつアスランの公務を手伝うようになったカルディアの耳にも噂が伝わってきていた。内政外政問わずジェサーレの采配はいい加減で獅子族贔屓。不満は水面下で密かに募りつつあるようで、それを主に象族が中心となって上手く折衝しているらしい。なるほどアスランの頭は痛む訳である。
 カルディアの中のシリオ武獣国に対する印象は、故郷に居た頃から今日までの間に変化し続けてきた。最初は獣の野蛮な国。次は広大な土地と異文化を取り入れた柔軟で賑やかな国。そして今は、強大な武力や他国との盛んな外交の影に、大きな内憂を抱えている事を知った。クファルの事、アスランの狂獣化、そしてジェサーレの悪政。正すべきものはカルディアの目に見えるだけでも多くある。
「絹の高騰だけじゃないみたいですよ」
 カルディア、アスラン、オスマ、ケディの面々が揃った使用人執務室にマーサムが遅れてやってくる。手にはメモ書きのような小さい紙を握っている。
「仕立て屋側の断り文句が妙だって報告が上がってます。何でも、『アスラン様のお眼鏡に敵うような品はうちには無い』とか。どこも似たような言い訳を使って婚礼衣装の仕立てを断った、と」
 彼の握るメモにその報告が書いてあったのだろう。苦々しく言ってメモをくしゃっと丸めてしまう。
「とことんまで邪魔をしたいみたいですね」
 マーサムは「誰が」とは言わなかった。だがこの場に居る全員がその『誰』に心当たりがあった。
 重い沈黙が流れる。仮に皆の想像通り仕立て屋が王族に協力しないように象族が根回しをしていたとしても、絹の高騰という根本的な問題を解決しない事には話は進展しない。次代の王となるアスランとその配偶者となるカルディアの婚礼衣装に質の悪い絹を使う訳にもいかないのだそうだ。
「婚儀を再来年に延期するっていうのは、駄目なの?」
 絹の生産に関して詳しい事は分からないが、植物とは人間が思うよりもしぶとく強い。再来年と言わず数年ほど延期してしまえばやがて絹の生産も復活するのではと思って何気なく提案したつもりだったが、アスランとオスマは露骨に渋い顔付きになってしまった。
「それは難しいでしょう。馬闘祭でアスラン様が宣言なさった以上、最低でも二年以内が望ましい。それ以上延ばすと信用に関わってくるかと」
 オスマの説明になるほどそういうものかと頷く。亜獣人たちには独特のプライドのようなものがある。種族によって異なるが、特に戦闘を得意とする獅子族は言行一致、信義を重んじて約束は必ず果たすべしという信念がある。それは命のやり取りをする戦場において、何より必要なのは仲間を信頼する事、という考え方が由来だと聞いた。言ったからにはやらねばならぬのが獅子の王のあるべき姿だ。
「それに、子供の事もある」
「子供?」
 カルディアが聞き返すと、一拍遅れてケディが照れたような顔になり、マーサムがお茶を吹き出した。オスマが取り乱すとしたらよっぽど謀反でも起きた時だろう。
 一人、アスランの言った意味が分からなかったカルディアが首を傾げるとアスランも僅かに首に角度をつけて言う。
「作るだろ、子供。別にお前がいらないというならそれでも構わないが」
「子供……」
 ボンッと音がするほど頬を真っ赤にさせてカルディアは顔を覆う。さすがにこれだけ人の居る前でそういう話をされてしまってはカルディアも平常心ではいられない。ケディが照れた理由に察しがついたところで、努めて冷静に振る舞おうと落ち着いた声でマーサムが「惚気は二人きりの時にお願いします」と妥当な指摘を入れる。しかしアスランはそれを否定した。
「惚気だろうが何だろうが、もし二年三年と婚儀を延ばしてその間に子でも出来たら、ますます日取りを決めるのが難しくなるだろう。俺が言っているのはそういう話だ」
 極めて真面目に言っているが、内心では焦っているようで耳は立ち、閉じた目元はうっすら染まっている。恐らく惚気のつもりはなかったが周囲の反応でそれがとんでもない惚気だと、言った後で気付いたようだ。そうと分かるとカルディアはますます恥ずかしくなったが、オスマがコホンと一つ咳払いをするとあっという間に空気が引き締まった。熟練の家令の成せる技である。
「ひとまずクリーノスやトリンタフィーロの方から取り寄せられるか確認を取っておきます。絹ではなくリネンを使わせる事も検討の余地があるかと」
 アスランは返事ともつかない声で唸る。
「獅子族にこだわらなくていいんなら、他の種族から職人を呼ぶのは……どう?」
 今度こそ獅子族の矜持に関わると言って却下されるかと思いきや、アスランは顎に手をやり考えるような仕草をする。
「いいかもな。獅子族であると同時に、俺たちはシリオの王族だ。隣人が困窮すれば助け合う。そうして亜獣人たちは一つの国家を作り上げたという歴史に倣う良い手だ」
 カルディアを見るアスランの目元が、そうと分からないほど僅かに柔らかくなる。そうするとカルディアの胸はほっと温まるのだ。
 かくして、ジャナヴァラを中心に獅子族以外の仕立物師の噂を集め、大猩猩のタルジへと白羽の矢が立ったのである。
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