学生時代

Me-ya

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3.雨やどりの教室で消えた初恋

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……………………………………………………。

………………………………………。

…………………………。

-シャワーを浴びながら、僕は教室で見た光景を思い出す。

キス、していた。

治夫と寧々。

二人は付き合っていたのか。

いつから?

全然、知らなかった。

二人ともそんな気配、少しも見せなかったし。

気付かなかった。

治夫もそんな雰囲気……全然なかったし。

あんなに毎日、会っていたのに。

寧音に会えなくて落ち込んでいた僕を慰めてくれたり、勉強を教えてくれたり………。

信じられない。

そんな治夫を親友だと思っていた僕も。

馬鹿みたいだ。

「………う……っ…」

僕はシャワーを浴びながら、声を殺して泣いた。

いつまでも。

いつまでも、泣いた。

-この日、僕の初恋は終わった。
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