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馨の想い~エピローグ~
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最近、亨の様子がおかしい。
…いや、理由は分かっている。
他に気になる奴でもできたんだろう。
でも、亨の浮気なんていつもの事。
今更、驚いたり落ち込んだりするぼどの事でもない。
ていうか、浮気とも呼べない…亨にとって、これは遊び。
女の子に間違われるような可愛い顔をした亨は、その事がコンプレックスなのか…格好いい、ハンサム、二枚目…いわゆるイケメンといわれる人達に対して、もの凄く敵対心を持っていたりする(勝手に)。
『だってさ、皆、ボクが寄りかかると鼻の下を伸ばしちゃってさ、下心丸見えなんだもん。今までだ~れもボクに抱かれるなんてこれっぽっちも思ってないんだよ?そんなボクに抱かれて喘がされている時の皆の顔ったら、サイコーだよ。止められないね』
嬉しそうにそんな事を話す亨を見て、もしかして亨はその為にこの全寮制である男子校を選んだんじゃないだろうか…そう思える程、狙った相手を楽しそうに落としていく亨。
そのくせ、手に入れてしまった相手には途端に興味を無くしてしまう。
そして、次の相手に…。
なぜなら、亨にとってこれはゲームだから。
難関なら、難関な程、亨は相手に夢中になる。
相手を落とす事に必死になる。
周りが見えなくなる程に
その間、僕は放っておかれる。
…何故、僕は亨と付き合っているんだろう?
ていうか、僕と亨って付き合っているのか…?
自分は好き勝手しているのに、僕の事は支配したがり、自由を許さない。
お互い付き合おうと言った覚えもないし、言われた記憶もない。
気が付いたら、こうなっていた。
もしかしたら、亨にとっては誰でもよかったのかなとは思う。
たまたま寮で同室になったのが僕だったというだけで。
僕も、亨の事が好きなのかも分からない。
亨が狙った相手をどう落として、情事がどうだったか逐一報告されても何とも思わないし。
ただ、亨に『お前が必要なんだ』と言われると、抵抗できなくなってしまう。
ただ、『好きだ』とはよく言われる。
だけど、亨にとって『好き』は挨拶がわりの言葉だという事も知っている。
だから、亨に本気の相手ができたところで僕は驚かないし、ショックも受けないような気がする。
…いや、理由は分かっている。
他に気になる奴でもできたんだろう。
でも、亨の浮気なんていつもの事。
今更、驚いたり落ち込んだりするぼどの事でもない。
ていうか、浮気とも呼べない…亨にとって、これは遊び。
女の子に間違われるような可愛い顔をした亨は、その事がコンプレックスなのか…格好いい、ハンサム、二枚目…いわゆるイケメンといわれる人達に対して、もの凄く敵対心を持っていたりする(勝手に)。
『だってさ、皆、ボクが寄りかかると鼻の下を伸ばしちゃってさ、下心丸見えなんだもん。今までだ~れもボクに抱かれるなんてこれっぽっちも思ってないんだよ?そんなボクに抱かれて喘がされている時の皆の顔ったら、サイコーだよ。止められないね』
嬉しそうにそんな事を話す亨を見て、もしかして亨はその為にこの全寮制である男子校を選んだんじゃないだろうか…そう思える程、狙った相手を楽しそうに落としていく亨。
そのくせ、手に入れてしまった相手には途端に興味を無くしてしまう。
そして、次の相手に…。
なぜなら、亨にとってこれはゲームだから。
難関なら、難関な程、亨は相手に夢中になる。
相手を落とす事に必死になる。
周りが見えなくなる程に
その間、僕は放っておかれる。
…何故、僕は亨と付き合っているんだろう?
ていうか、僕と亨って付き合っているのか…?
自分は好き勝手しているのに、僕の事は支配したがり、自由を許さない。
お互い付き合おうと言った覚えもないし、言われた記憶もない。
気が付いたら、こうなっていた。
もしかしたら、亨にとっては誰でもよかったのかなとは思う。
たまたま寮で同室になったのが僕だったというだけで。
僕も、亨の事が好きなのかも分からない。
亨が狙った相手をどう落として、情事がどうだったか逐一報告されても何とも思わないし。
ただ、亨に『お前が必要なんだ』と言われると、抵抗できなくなってしまう。
ただ、『好きだ』とはよく言われる。
だけど、亨にとって『好き』は挨拶がわりの言葉だという事も知っている。
だから、亨に本気の相手ができたところで僕は驚かないし、ショックも受けないような気がする。
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