僕が玩具になった理由

Me-ya

文字の大きさ
13 / 195
ずれてゆくこわれてゆく-優紀の章-

12

しおりを挟む
「…あ…ん…っ…あぁ…っ」

眞司は先程から僕の中の一点ばかりを攻め続ける。

その度に、僕の下半身は僕の意思など関係ないかのように跳ね続けている。

最初…ソコを触られた時、全身を電気が走った。

それは初めての感覚で…もう少しで漏らす所だった…眞司が僕のペニスの根元を押さえ付けてくれてなければ…。

その時には、いつの間にか僕は眞司に背中から寄り掛かる姿勢になっていた。

「…気持ち良い?…もっと良くしてあげるね」

耳元で眞司にそう囁かれ…それだけで背中がぞくぞくする。

…熱が下半身に集まっていく…。

出口を求めて。

「…あ…はっ、はっ、はっ…出したい…お願い…指…外して…」

熱がマグマのように出口を求めて下半身で暴れている。

「そうだね…俺もそろそろ君のイク姿見たいし…イカしてあげる」

そう言うと同時に眞司は僕の中のソコを爪で引っ掻くと同時に、押さえていた僕のペニスを解放する。

ーその瞬間。

頭の中が真っ白にスパークし、弾けた。

「…ひぃぎゃあぁぁ~…っ!!」

「ひぎゃあって…色気ないなあ」

眞司に笑われても、僕は初めてイッた衝撃で惚けたまま。

「いっぱい出たな」

僕の顔を覗き込んで眞司が言う。

僕は先程の自分の醜態を思い出して赤面した。

「こんな事されても、俺が好き?」

…好きって言ったら、気持ち悪がられるだろうか…。

でも、会長が女も男もって言ってた…。

迷いながらも頷こうとした時。 

「ま、好きじゃないって言われてもお前は俺のペットになるしかないけど」

眞司はそう言うと、ポケットからスマホを取り出して画面を僕に向けた。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

  【完結】 男達の性宴

蔵屋
BL
  僕が通う高校の学校医望月先生に  今夜8時に来るよう、青山のホテルに  誘われた。  ホテルに来れば会場に案内すると  言われ、会場案内図を渡された。  高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を  早くも社会人扱いする両親。  僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、  東京へ飛ばして行った。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

処理中です...