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ずれてゆくこわれてゆく-優紀の章-
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「…~~~っ!!~~~~~っ!!~~っ!!」
冷や汗が流れ、躰が硬直し、抱え上げられている足がガクガクと震える。
あまりの衝撃に、声も出ない。
苦しさに、息もできない。
躰が引き裂けるような痛みに、自然と涙が零れ落ちる。
「…躰の力を抜けよ…まだ、先っぽが入ったばかりだぜ。そんなんじゃ裂けちゃうぞ」
(………無理……っ…)
躰は強張り、異物を受け入れようとしない。
そんな僕には構わず、男のペニスは僕の中を侵入しようとぐいぐい進んでくる。
「…あ……が………っ……っ!!」
…このままでは裂けるどころか、壊れてしまう…!!
(助けて…眞司…っ!!)
「…あ…っ…が…っ…い…っ…」
腰が…痛くて…苦しくて…何度も心の中で眞司に助けを求めた…無駄だと分かっていても…。
僕の中に受け入れるには、男性のペニスは大きすぎ…オマケに真珠を埋め込んで出っ張っている場所が引っ掛かって…なかなか入らない。
それでも、少しずつペニスが僕の中に入ってきているのが分かる。
(…痛い…苦しい…助けて…眞司…眞司…)
「…ねぇ、まだなの?」
なかなか進まない事に焦れたのか、女性が男性に質問する声が聞こえた。
女性の声に反応してか、男性が急に腰を力強く進めてきた。
その時。
躰の中からメリッという音がしたかと思うと_。
「……………っ!!…………っ!!…………っ!!」
メリメリ…という音と共にズリズリと入ってくる男性のペニス。
「……………っ!……………っ!!」
僕は声を出す事も動く事もできず、痛みに躰を震わせているだけ。
男性の太いペニスが、僕の中の内壁をゴリゴリと擦って進んでくるのが気持ち悪い。
…奥の奥まで犯される…。
今まで誰にも犯された事のない場所まで…。
(…嫌だ…助けて…眞司…っ!!)
眞司が僕を助けてくれるはずなんて、ないのに…。
分かっているのに………。
意識を失いかけては、引き戻される…。
そんな事を何度か繰り返していく内に、男性のペニスが全て僕の中に入ってしまった。
「…凄い……」
女性の興奮したような声が聞こえた。
「あんなに太い物が全部入っちゃうなんて…でも、少し血が出てる…痛い?」
その言葉に、女性にソコをマジマジと見られている事を感じて逃げ出したくなったが…男性に躰を串刺しにされている今、逃げる事もできない。
…ていうか、動く事が怖い…。
少しでも動いたら…どうにかなってしまいそうで…。
下半身一杯にペニスが入っているみたいな感じがして…重くて…苦しい…。
おまけに、こんな…仰向けで…足を大きく拡げて…カエルみたいな格好で男性のペニスを入れている姿を女性に見られるなんて…。
…これまでの事で…プライドとか…羞恥とか…そういったもの全て無くしたと思っていたけど…。
まだ…ほんの少し、残っていんだ…でも、今日で本当に…全て…無くしたけど…。
「…ねぇ、動いて」
女性の興奮したような上擦った声に、僕は恐怖した。
「…や…止めて…っ」
(こんな太くて長いモノに動かれたら…どうにかなってしまう…!!)
僕の恐怖に震えてかすれた声は、当然のごとく無視された。
ズルッとペニスが内壁を擦り、僕の中から出て行こうとする。
「……あぁ………っ!!」
その、排泄にも似た感覚に、たまらず僕はアヌスを締める。
男性のペニスは半分まで抜いたところで、また再びゆっくりと僕の中に入ってきた。
「…ぐぅ……っ!!」
今度は、その、圧迫感に苦しめられる。
男性はその、ピストン運動を何度も、何度も繰り返す。
最初はゆっくり…段々、早く激しくなっていって…。
前立腺を攻められて…頭の中が真っ白になる。
…腰と足が、勝手に跳ねる。
「…~~っ!!~~~っ!!…~~っ!!」
前立腺を攻められ、無理矢理、勃起させられたペニスが蜜を零して揺れている。
眞司にペニスの根元を紐で強く縛られているので、イキたいのに…イケない。
前立腺ばかりを攻められている内に、頭の中はイク事ばかりで一杯になり…他の事は何も考えられなくなっていく。
「…し…眞司…」
僕を見詰めている女性の事も…。
「…眞司…」
僕を抱いている男性の存在も…。
「…眞司…眞司…」
ただ………。
「…眞司ぃ…眞司ぃ…」
眞司の温もりと、香りに包まれて…。
僕はこの、快感の苦痛から解放されたくて…無意識の内に……甘い声で…ねだるように眞司の名前を呼んでいた。
「…眞司ぃ…も…イカせて…」
ペニスの根元を縛られて、前立腺ばかりを攻められながら…息も絶え絶えに僕は眞司に訴える。
…快感も過ぎると、苦痛になる。
僕の下半身の中、欲望がマグマみたいにドクロを巻いて出口を求めて暴れ回る。
男性のペニスが前立腺を刺激する度に、僕の頭の中はスパークして真っ白に…。
「…眞司ぃ…外して…イカせてよぅ…」
快感に支配されて、僕は無意識に腰を振りながら甘い声で眞司にねだるように哀願する。
眞司の温もりと香りに包まれているせいで、眞司に抱かれていると錯覚してしまう。
そんなはずないと分かっているのに…。
勘違いをしてしまう。
「…眞司ぃ…イカせて…眞司…ぃ…」
「…イキたいの…?」
誰かも分からない問いかけに、首を縦に何度も振って懇願する。
「…イ…キたい…お願い…」
「…後だけで…イケるの…?」
意識が朦朧としていて…眞司の温もりに包まれているせいか、眞司の香りに包まれているせいなのか…分からないが…声が、眞司の声に頭の中で変換されて聞こえる。
「…イ…きたい…イカせてよぅ…眞司…ぃ…」
僕は腰を振り、躰を揺さぶられながら眞司にねだる。
僕の顔は快感で緩み、涎と涙と鼻水で見られた物じゃないだろう。
下半身では相変わらず欲望が出口を求めて暴れ回っているし…ペニスからは先走りの密が溢れ続けている。
そんな情けない僕の姿を、女性がスマホに撮っているシャッター音も聞こえない。
ただ…僕の下半身で暴れ回っている欲望を吐き出してしまいたい…それだけが頭を占める。
「…眞司…眞司…」
ただ…眞司の名前を呼び続けるだけ。
「…そうね…もう…ちょっと…待って…OK、いいわよ」
女性の声が切れ切れに聞こえる…。
………すると。
男性のペニスがギリギリまで引き抜かれ、一気に奥まで突き上げられた。
「…ぅあああぁぁぁ…っ!!」
それと同時に、僕のペニスの根元を縛っていた紐が外された。
今まで以上に…奥の奥まで突き上げられて、悲鳴が漏れた。
その時に、ペニスに埋め込んでいる真珠に前立腺を強く擦られ…目の裏がスパークする。
僕は欲望を噴水のように勢いよく飛ばしながら…今まで感じた事がないくらいの快感と、開放感に躰を震わせ……果てた。
そのまま、フェードアウト。
…後で眞司が『白目剥いたま気絶してた』と笑いながら教えてくれた。
そして-。
-意識が戻った時、全ては終わっていた-。
ベッドの上、動けずぼんやりとしている僕の目の前で女性が眞司に封筒を渡していた。
「じゃ、またよろしくね」
「おう」
-それだけで分かってしまった。
(…お金か……)
今日は珍しく、現金を手渡しらしい。
-僕の中で、また何かが壊れていく…。
冷や汗が流れ、躰が硬直し、抱え上げられている足がガクガクと震える。
あまりの衝撃に、声も出ない。
苦しさに、息もできない。
躰が引き裂けるような痛みに、自然と涙が零れ落ちる。
「…躰の力を抜けよ…まだ、先っぽが入ったばかりだぜ。そんなんじゃ裂けちゃうぞ」
(………無理……っ…)
躰は強張り、異物を受け入れようとしない。
そんな僕には構わず、男のペニスは僕の中を侵入しようとぐいぐい進んでくる。
「…あ……が………っ……っ!!」
…このままでは裂けるどころか、壊れてしまう…!!
(助けて…眞司…っ!!)
「…あ…っ…が…っ…い…っ…」
腰が…痛くて…苦しくて…何度も心の中で眞司に助けを求めた…無駄だと分かっていても…。
僕の中に受け入れるには、男性のペニスは大きすぎ…オマケに真珠を埋め込んで出っ張っている場所が引っ掛かって…なかなか入らない。
それでも、少しずつペニスが僕の中に入ってきているのが分かる。
(…痛い…苦しい…助けて…眞司…眞司…)
「…ねぇ、まだなの?」
なかなか進まない事に焦れたのか、女性が男性に質問する声が聞こえた。
女性の声に反応してか、男性が急に腰を力強く進めてきた。
その時。
躰の中からメリッという音がしたかと思うと_。
「……………っ!!…………っ!!…………っ!!」
メリメリ…という音と共にズリズリと入ってくる男性のペニス。
「……………っ!……………っ!!」
僕は声を出す事も動く事もできず、痛みに躰を震わせているだけ。
男性の太いペニスが、僕の中の内壁をゴリゴリと擦って進んでくるのが気持ち悪い。
…奥の奥まで犯される…。
今まで誰にも犯された事のない場所まで…。
(…嫌だ…助けて…眞司…っ!!)
眞司が僕を助けてくれるはずなんて、ないのに…。
分かっているのに………。
意識を失いかけては、引き戻される…。
そんな事を何度か繰り返していく内に、男性のペニスが全て僕の中に入ってしまった。
「…凄い……」
女性の興奮したような声が聞こえた。
「あんなに太い物が全部入っちゃうなんて…でも、少し血が出てる…痛い?」
その言葉に、女性にソコをマジマジと見られている事を感じて逃げ出したくなったが…男性に躰を串刺しにされている今、逃げる事もできない。
…ていうか、動く事が怖い…。
少しでも動いたら…どうにかなってしまいそうで…。
下半身一杯にペニスが入っているみたいな感じがして…重くて…苦しい…。
おまけに、こんな…仰向けで…足を大きく拡げて…カエルみたいな格好で男性のペニスを入れている姿を女性に見られるなんて…。
…これまでの事で…プライドとか…羞恥とか…そういったもの全て無くしたと思っていたけど…。
まだ…ほんの少し、残っていんだ…でも、今日で本当に…全て…無くしたけど…。
「…ねぇ、動いて」
女性の興奮したような上擦った声に、僕は恐怖した。
「…や…止めて…っ」
(こんな太くて長いモノに動かれたら…どうにかなってしまう…!!)
僕の恐怖に震えてかすれた声は、当然のごとく無視された。
ズルッとペニスが内壁を擦り、僕の中から出て行こうとする。
「……あぁ………っ!!」
その、排泄にも似た感覚に、たまらず僕はアヌスを締める。
男性のペニスは半分まで抜いたところで、また再びゆっくりと僕の中に入ってきた。
「…ぐぅ……っ!!」
今度は、その、圧迫感に苦しめられる。
男性はその、ピストン運動を何度も、何度も繰り返す。
最初はゆっくり…段々、早く激しくなっていって…。
前立腺を攻められて…頭の中が真っ白になる。
…腰と足が、勝手に跳ねる。
「…~~っ!!~~~っ!!…~~っ!!」
前立腺を攻められ、無理矢理、勃起させられたペニスが蜜を零して揺れている。
眞司にペニスの根元を紐で強く縛られているので、イキたいのに…イケない。
前立腺ばかりを攻められている内に、頭の中はイク事ばかりで一杯になり…他の事は何も考えられなくなっていく。
「…し…眞司…」
僕を見詰めている女性の事も…。
「…眞司…」
僕を抱いている男性の存在も…。
「…眞司…眞司…」
ただ………。
「…眞司ぃ…眞司ぃ…」
眞司の温もりと、香りに包まれて…。
僕はこの、快感の苦痛から解放されたくて…無意識の内に……甘い声で…ねだるように眞司の名前を呼んでいた。
「…眞司ぃ…も…イカせて…」
ペニスの根元を縛られて、前立腺ばかりを攻められながら…息も絶え絶えに僕は眞司に訴える。
…快感も過ぎると、苦痛になる。
僕の下半身の中、欲望がマグマみたいにドクロを巻いて出口を求めて暴れ回る。
男性のペニスが前立腺を刺激する度に、僕の頭の中はスパークして真っ白に…。
「…眞司ぃ…外して…イカせてよぅ…」
快感に支配されて、僕は無意識に腰を振りながら甘い声で眞司にねだるように哀願する。
眞司の温もりと香りに包まれているせいで、眞司に抱かれていると錯覚してしまう。
そんなはずないと分かっているのに…。
勘違いをしてしまう。
「…眞司ぃ…イカせて…眞司…ぃ…」
「…イキたいの…?」
誰かも分からない問いかけに、首を縦に何度も振って懇願する。
「…イ…キたい…お願い…」
「…後だけで…イケるの…?」
意識が朦朧としていて…眞司の温もりに包まれているせいか、眞司の香りに包まれているせいなのか…分からないが…声が、眞司の声に頭の中で変換されて聞こえる。
「…イ…きたい…イカせてよぅ…眞司…ぃ…」
僕は腰を振り、躰を揺さぶられながら眞司にねだる。
僕の顔は快感で緩み、涎と涙と鼻水で見られた物じゃないだろう。
下半身では相変わらず欲望が出口を求めて暴れ回っているし…ペニスからは先走りの密が溢れ続けている。
そんな情けない僕の姿を、女性がスマホに撮っているシャッター音も聞こえない。
ただ…僕の下半身で暴れ回っている欲望を吐き出してしまいたい…それだけが頭を占める。
「…眞司…眞司…」
ただ…眞司の名前を呼び続けるだけ。
「…そうね…もう…ちょっと…待って…OK、いいわよ」
女性の声が切れ切れに聞こえる…。
………すると。
男性のペニスがギリギリまで引き抜かれ、一気に奥まで突き上げられた。
「…ぅあああぁぁぁ…っ!!」
それと同時に、僕のペニスの根元を縛っていた紐が外された。
今まで以上に…奥の奥まで突き上げられて、悲鳴が漏れた。
その時に、ペニスに埋め込んでいる真珠に前立腺を強く擦られ…目の裏がスパークする。
僕は欲望を噴水のように勢いよく飛ばしながら…今まで感じた事がないくらいの快感と、開放感に躰を震わせ……果てた。
そのまま、フェードアウト。
…後で眞司が『白目剥いたま気絶してた』と笑いながら教えてくれた。
そして-。
-意識が戻った時、全ては終わっていた-。
ベッドの上、動けずぼんやりとしている僕の目の前で女性が眞司に封筒を渡していた。
「じゃ、またよろしくね」
「おう」
-それだけで分かってしまった。
(…お金か……)
今日は珍しく、現金を手渡しらしい。
-僕の中で、また何かが壊れていく…。
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