63 / 195
止まない雨-眞司の章-
6
しおりを挟む
和巳はその写真を見て固まった。
俺は和巳にペットの写真を見せてやると言って、優紀が全裸で四つん這いになり、首輪と尻尾を付けた写真を見せた。
勿論、優紀のペニスも立派に勃起して、そこからこぼれ落ちている蜜が床に溜まっている姿。
虚ろな表情に引きつった笑顔をこちらに向けて映っている優紀の姿が綺麗に撮れている。
「可愛いだろ」
「……………」
写真を持つ和巳の手が震えている。
最近、どういうわけか和巳の人気が急上昇中。
その事を快く思っていなかった俺は、写真を見た和巳の青ざめた顔を見て溜飲を下げた。
何故か和巳は優紀を気に入っていて、優紀に話しかけたりちょっかいをかけたりしているが、優紀には気付かれず…というか、優紀は和巳を若干苦手にしている。
俺と優紀の仲は、俺が優紀に外では近づくな話しかけるなと言い含めていた事もあり、誰にもバレていない。
勿論、和巳にも。
和巳が気にしている優紀を俺がペットにしていると知ったら、和巳はどんな顔をするだろうか…そう思い見せた写真だったが、想像以上の反応に俺は気をよくする。
「俺のペット見ての通り今、発情中なんだ。交尾の相手を捜していてさ」
写真を食い入るように見詰めていた和巳は、俺の言葉に勢いよく顔を上げて俺を見た。
予想通りの和巳の反応に俺は満足した。
「コイツこう見えて結構、人気あってさ~。普通ならこれくらいもらっているんだけど…」
俺は手の指を五本全部広げて肩の辺りまで上げてみせる。
「でも、和巳なら友人割引で特別これ位にしてもいいけど」
人差し指を一本だけ残して、後の指は握り締める。
「…どうする?」
和巳は再び優紀が映っている写真を見ていたが、やがて顔を上げると俺を見て頷いた。
「…分かった」
その言葉を聞いて、俺は心の中でガッツポーズを作った。
本当は五万と言おうとしたが、写真を見ている和巳の顔を見て一万にしてやった。
……………特別に。
俺は和巳にペットの写真を見せてやると言って、優紀が全裸で四つん這いになり、首輪と尻尾を付けた写真を見せた。
勿論、優紀のペニスも立派に勃起して、そこからこぼれ落ちている蜜が床に溜まっている姿。
虚ろな表情に引きつった笑顔をこちらに向けて映っている優紀の姿が綺麗に撮れている。
「可愛いだろ」
「……………」
写真を持つ和巳の手が震えている。
最近、どういうわけか和巳の人気が急上昇中。
その事を快く思っていなかった俺は、写真を見た和巳の青ざめた顔を見て溜飲を下げた。
何故か和巳は優紀を気に入っていて、優紀に話しかけたりちょっかいをかけたりしているが、優紀には気付かれず…というか、優紀は和巳を若干苦手にしている。
俺と優紀の仲は、俺が優紀に外では近づくな話しかけるなと言い含めていた事もあり、誰にもバレていない。
勿論、和巳にも。
和巳が気にしている優紀を俺がペットにしていると知ったら、和巳はどんな顔をするだろうか…そう思い見せた写真だったが、想像以上の反応に俺は気をよくする。
「俺のペット見ての通り今、発情中なんだ。交尾の相手を捜していてさ」
写真を食い入るように見詰めていた和巳は、俺の言葉に勢いよく顔を上げて俺を見た。
予想通りの和巳の反応に俺は満足した。
「コイツこう見えて結構、人気あってさ~。普通ならこれくらいもらっているんだけど…」
俺は手の指を五本全部広げて肩の辺りまで上げてみせる。
「でも、和巳なら友人割引で特別これ位にしてもいいけど」
人差し指を一本だけ残して、後の指は握り締める。
「…どうする?」
和巳は再び優紀が映っている写真を見ていたが、やがて顔を上げると俺を見て頷いた。
「…分かった」
その言葉を聞いて、俺は心の中でガッツポーズを作った。
本当は五万と言おうとしたが、写真を見ている和巳の顔を見て一万にしてやった。
……………特別に。
10
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
皇帝陛下の精子検査
雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。
しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。
このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。
焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる