僕が玩具になった理由

Me-ya

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かりそめの日々の鎖-雅樹の章-

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「映画、面白かったね」 

「そう?なら、よかった」

「…でも、ボクの見たい映画でよかったのかな…眞司は他に見たい映画があったんじゃない?」

「いや、俺もこの映画、見たいと思っていたんだ。ちょうどよかったよ」

「…本当に?」

「うん」

「なら、よかった」 

「…でも、いつもありがとう。僕の送り迎えをしてもらって…」

「いや、最近は男も気を付けないとね。特に、雅樹は可愛いから…」

「…そんな事は…でも…助かります。男にストーカーされているなんて事、誰にも相談できなくて…」 

「俺でよければいつでも力になるよ」 

「ありがとう…それで…あの…この後、予定がなければ食事にでも行かない?お世話になっているお礼に奢るから…」

「……え…」

「…あ…何か…予定、ある?」

「…いや、いいよ。行こうか。ただし、奢りはなしな」
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