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たどりついた道程-逃避の章-
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―あの時、兄貴と契約を…?
(それしか、考えられない…)
俺の代わりに、兄貴と…。
優紀は、俺と瞳を合わそうとしない。
―それが答え―。
「………和巳」
俺の声は、少し震えていた。
「…優紀と二人で話をさせてくれないか」
俺の言葉に和巳は戸惑った顔をする。
当たり前だ。
和巳は知らない。
俺と兄貴の関係。
優紀と兄貴の関係。
薄々は、何か気付いているかもしれないけど。
知る必要もないし、知らせるつもりもない。
和巳には関係ない。
これは、俺と優紀の問題だ。
(それしか、考えられない…)
俺の代わりに、兄貴と…。
優紀は、俺と瞳を合わそうとしない。
―それが答え―。
「………和巳」
俺の声は、少し震えていた。
「…優紀と二人で話をさせてくれないか」
俺の言葉に和巳は戸惑った顔をする。
当たり前だ。
和巳は知らない。
俺と兄貴の関係。
優紀と兄貴の関係。
薄々は、何か気付いているかもしれないけど。
知る必要もないし、知らせるつもりもない。
和巳には関係ない。
これは、俺と優紀の問題だ。
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