改訂 勇者二世嫁探しの旅

nekomata-nyan

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 その日の昼下がり。ケーン主従は冒険者ギルドを訪れた。

「ペンペンソウ採集クエスト、達成したよ」
 ケーンは、巨乳受付嬢の前に薬草が入った籠を置いた。

「確かめさせていただきます」
 朝とは違って、仕事に余裕のある巨乳受付嬢は、ケーンの視線を意識しながら、籠を受け取った。

 ちなみに、キキョウが残した希少な薬草は、出していない。あんなの青の森に生えているわけがない。
 あれを出したら、変な情報がギルドに広まってしまう。

ケーンはその程度の気配りはできる。

受付嬢は、取り澄ました顔を作りながら思う。
このスケベさん。
見て見て! 
どうだ、このおっぱい! 

よく見たらあんた、わりとかわいいよ……。

「たしかに。登録カードをお渡しください」
 巨乳受付嬢は、にっこりと微笑みかける。

ケーンは、おっぱいの谷間をガン見しながらカードを渡す。

受付嬢は魔道具にカードをかざし、クエスト達成を記録する。

「報酬は換金カウンターで、お受け取りください」
 そう言ってカードを返す。

「採集のついでに、魔物を何頭か倒したのですが。
換金可能部位、引き取っていただけますか?」
 ブラックが渋い声で言う。

「もちろんです。お出し下さい」
「このカウンターでは、若干狭いかと」
「外に置いてるんですか? 
不用心ですよ」
 受付嬢は親切心で言う。

この人、超たくましそうで、すてきなんだもん! 
顔と鼻は長いけど……。

「アイテムバッグに入れてあります。
ここに出してもいいんですか?」
 ブラックは、背負ったバッグをカウンターに置く。

「アイテムバッグ……。
もしかして、魔道具?」

「さようですが、何か?」

「いえ……。それでは隣室へどうぞ」
 受付嬢はブラックを案内した。

魔道具のアイテムバッグも、ピンからキリまである。だが、キリでも初心者には高根の花だ。

この人、要チェックや! 
受付嬢は、さりげなく胸の谷間を広げた。


その日の夜、ギルド担当職員は、ブラックが持ち込んだ部位の整理のため、深夜まで残業した。

翌日、ブラックの名は、職員や冒険者の間でかしましく噂されることとなる。

案外気が利かないブラックは、誰がその魔物を倒したのか、話さなかったから。

そしてブラックが所有するバッグは、「ブラックバッグ」と呼ばれ、冒険者垂涎の的となった。

実はそのバッグ、採集部位を入れるために持ってきた二級品なのだが。

やっぱケモノ臭くなるし。

ケーンとブラックは、王宮内の倉庫や食糧庫から、直接物を呼び出すことができる、超便利なスキルを持っていた。
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