42 / 170
42 いや~ん! どうしよう?
しおりを挟む
テレサが荷物を持って部屋に帰ると、部屋の中に小さなテントが張られていた。
借りた宿の部屋の中に、どうしてテントを?
意味不明なんだけど……。
テントの中からは、コトリとも音がしなかった。
どこかへ出かけたのだろうか? 部屋の鍵も掛けず不用心な、って…、荷物なんてなんにもないし……。
「お帰り。テントに入んなよ」
テントの中からユリが顔をのぞかせた。
「こんな小さなテントに、二人も入れるんですか?」
「ええから入りぃな」
ユリは下着姿でテントから出て、テレサを中に押し込んだテレサは押されながら思う。
なんなんだ、ユリさんのあの下着!
大切なポイント、隠す気ないの?
そして……、
「え~~~!」
小さなテントの中の広い部屋に、テレサは驚愕の叫びを上げた。
テレサは脱衣所で、ユリの手によって裸に剥かれ、浴室へ放り込まれた。ユリも下着を脱いで、浴室に入ってきた。
「どうやった?」
ユリが聞く。
「ユリさんがおっしゃった通り、潜入に成功したとだけ報告しました。
それより、どうなってるんですか?
このテント(とあなたの下着)」
「深う考えたらあかん。
ウチもようわからんけど、空間拡張魔法らしい。
夜の王宮製グッズは、こんなもんやと思い」
「はあ……」
夜の王宮では、あんな下着がスタンダードなの?
だから夜の空に浮かんでる?
性的に潔癖なテレサは、どちらかといえばそちらの方が気になる。
「あんたがその気になるまで、宿備え付けのベッドで寝たらええ。
このテントは、ガチガチに結界が張られとる。
ウチらのあえぎ声は聞こえんから」
「はあ……」
聞こえなければ安心?
テント内で起こっていることを想像したら、多分安心できない。下着はあんなだし……。
「風呂と飯はテントの中に来たらええし。
飯は夜の王宮シェフ特製や。
ごっつううまいで」
「はあ……」
まさか、夜の王宮のシェフ、下着姿で料理してるわけじゃないでしょうね? 噂レベルだが、王宮内は女性ばかりだという。
ケーンさんは、下着姿の女性に囲まれてる?
テレサの思考は、ユリの衝撃的な悩殺スタイルに、すっかり汚染されていた。
「ケーンのエッチも、ごっつううまいで。
正直、三交代でも持て余すほどの性豪や。
あんたが入ってくれたら助かるわ」
「はあ……」
テレサは「はあ」としか言えなかった。悩ましい下着女性に囲まれてたら、そうなるよね? テレサの思考は、ユリの衝撃下着でいっぱいいっぱいだった。ほとんどおっぱいおっぱいだったし……。
とりあえず一つの確信は持てた。ケーンは間違いなく夜の女王とケンイチの息子だ。
それにしても、ユリさん、いつまで私の体を洗うのだろう?
いや~ん……。そんなところまで……。
そんなところとは、彼女が物心ついて以来、初めて他人に触られるところだ。「手付」を堪能し、大満足のユリだった。
テレサは頬をほてらせ、浴槽につかっていた。ユリは先に上がっている。
『あんたが出るまで、本格的にせえへんから安心し』という言葉を残して。
ケーンさんは、ベッドでいたような気がする。本格的に、ではなくても、きっと今頃何かが起こっている。
ユリさんとケーンさん、お風呂一緒に入っているのだろうか?
入っているんでしょうね……。
ユリさん、私にしたようなやり方で、ケーンさんを洗ってる?
洗ってるんでしょうね……。
ケーンさんもユリさんを……。
いや~~~ん、どうしよう。
超気持ちよかった……。
清純乙女のお風呂体験は、強烈だった。
テレサは火照った体で、浴室から出た。
脱衣籠に、ユリに脱がされたテレサの服はなかった。
代わりに、幾何学模様が施された、服が入っていた。広げてみたら、今までに見たことがないデザインだった。マントやローブに近いが、袖がついている。着方がわからない。
その服? の下には、パンツが用意されていた。テレサはどきどきして、パンツを広げてみる。
ほっと一安心。面積は小さいが、透けていない。多分木綿でできているのだろう。青の横線がデザインされている。
とりあえず、最低限の防御を…。
テレサはパンツをはく。うん、はき心地はいいし、圧迫感がない。ユリさんのような下着、ちょっとはいてみたいような……。
はっ、無理、無理、無理! 私、薄い方だから……、
「テレサ、浴衣の着方、わかるか?」
ユリが脱衣室に入ってきた。マッパで……。
「わかりません!
これ、前が全開になりません?」
「帯で押さえるんや」
そう言って、ユリは浴衣をテレサに着せる。帯を二重に巻いて、前で結んでやる。
「浴衣って、独特の緊張感があるで。
着崩れしたら……。
まあ、メシにしょうか?」
ユリはニンマリ笑って脱衣室から出た。
テレサは、「独特の緊張感」の中、夕食をとった。
慣れない浴衣。食前酒の影響か、一瞬緊張がゆるんだテレサ。胸元がやばいことに……。
ケーンとユリは、王宮シェフの御馳走以上の御馳走を楽しんだ。
借りた宿の部屋の中に、どうしてテントを?
意味不明なんだけど……。
テントの中からは、コトリとも音がしなかった。
どこかへ出かけたのだろうか? 部屋の鍵も掛けず不用心な、って…、荷物なんてなんにもないし……。
「お帰り。テントに入んなよ」
テントの中からユリが顔をのぞかせた。
「こんな小さなテントに、二人も入れるんですか?」
「ええから入りぃな」
ユリは下着姿でテントから出て、テレサを中に押し込んだテレサは押されながら思う。
なんなんだ、ユリさんのあの下着!
大切なポイント、隠す気ないの?
そして……、
「え~~~!」
小さなテントの中の広い部屋に、テレサは驚愕の叫びを上げた。
テレサは脱衣所で、ユリの手によって裸に剥かれ、浴室へ放り込まれた。ユリも下着を脱いで、浴室に入ってきた。
「どうやった?」
ユリが聞く。
「ユリさんがおっしゃった通り、潜入に成功したとだけ報告しました。
それより、どうなってるんですか?
このテント(とあなたの下着)」
「深う考えたらあかん。
ウチもようわからんけど、空間拡張魔法らしい。
夜の王宮製グッズは、こんなもんやと思い」
「はあ……」
夜の王宮では、あんな下着がスタンダードなの?
だから夜の空に浮かんでる?
性的に潔癖なテレサは、どちらかといえばそちらの方が気になる。
「あんたがその気になるまで、宿備え付けのベッドで寝たらええ。
このテントは、ガチガチに結界が張られとる。
ウチらのあえぎ声は聞こえんから」
「はあ……」
聞こえなければ安心?
テント内で起こっていることを想像したら、多分安心できない。下着はあんなだし……。
「風呂と飯はテントの中に来たらええし。
飯は夜の王宮シェフ特製や。
ごっつううまいで」
「はあ……」
まさか、夜の王宮のシェフ、下着姿で料理してるわけじゃないでしょうね? 噂レベルだが、王宮内は女性ばかりだという。
ケーンさんは、下着姿の女性に囲まれてる?
テレサの思考は、ユリの衝撃的な悩殺スタイルに、すっかり汚染されていた。
「ケーンのエッチも、ごっつううまいで。
正直、三交代でも持て余すほどの性豪や。
あんたが入ってくれたら助かるわ」
「はあ……」
テレサは「はあ」としか言えなかった。悩ましい下着女性に囲まれてたら、そうなるよね? テレサの思考は、ユリの衝撃下着でいっぱいいっぱいだった。ほとんどおっぱいおっぱいだったし……。
とりあえず一つの確信は持てた。ケーンは間違いなく夜の女王とケンイチの息子だ。
それにしても、ユリさん、いつまで私の体を洗うのだろう?
いや~ん……。そんなところまで……。
そんなところとは、彼女が物心ついて以来、初めて他人に触られるところだ。「手付」を堪能し、大満足のユリだった。
テレサは頬をほてらせ、浴槽につかっていた。ユリは先に上がっている。
『あんたが出るまで、本格的にせえへんから安心し』という言葉を残して。
ケーンさんは、ベッドでいたような気がする。本格的に、ではなくても、きっと今頃何かが起こっている。
ユリさんとケーンさん、お風呂一緒に入っているのだろうか?
入っているんでしょうね……。
ユリさん、私にしたようなやり方で、ケーンさんを洗ってる?
洗ってるんでしょうね……。
ケーンさんもユリさんを……。
いや~~~ん、どうしよう。
超気持ちよかった……。
清純乙女のお風呂体験は、強烈だった。
テレサは火照った体で、浴室から出た。
脱衣籠に、ユリに脱がされたテレサの服はなかった。
代わりに、幾何学模様が施された、服が入っていた。広げてみたら、今までに見たことがないデザインだった。マントやローブに近いが、袖がついている。着方がわからない。
その服? の下には、パンツが用意されていた。テレサはどきどきして、パンツを広げてみる。
ほっと一安心。面積は小さいが、透けていない。多分木綿でできているのだろう。青の横線がデザインされている。
とりあえず、最低限の防御を…。
テレサはパンツをはく。うん、はき心地はいいし、圧迫感がない。ユリさんのような下着、ちょっとはいてみたいような……。
はっ、無理、無理、無理! 私、薄い方だから……、
「テレサ、浴衣の着方、わかるか?」
ユリが脱衣室に入ってきた。マッパで……。
「わかりません!
これ、前が全開になりません?」
「帯で押さえるんや」
そう言って、ユリは浴衣をテレサに着せる。帯を二重に巻いて、前で結んでやる。
「浴衣って、独特の緊張感があるで。
着崩れしたら……。
まあ、メシにしょうか?」
ユリはニンマリ笑って脱衣室から出た。
テレサは、「独特の緊張感」の中、夕食をとった。
慣れない浴衣。食前酒の影響か、一瞬緊張がゆるんだテレサ。胸元がやばいことに……。
ケーンとユリは、王宮シェフの御馳走以上の御馳走を楽しんだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…
美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。
※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。
※イラストはAI生成です
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる