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146 魔王の娘との邂逅
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ケーン一行は、再び城塞都市クオークに跳んでいた。
魔族領を侵すことはできないが、はぐれ不良ドラゴンの情報が入る可能性は、魔族領に近いクオークが、最も高いだろうという判断だ。
まあ、不良ドラゴンが、魔族領に引きこもったままなら、無理に狩ることもない。
ダンジョンや夜の王宮特別区以外で、今の総子をレベリングするとしたら、クオークの他はありえないし。
ケーン一行が、クオーク城門をくぐると、小柄な女が歩み寄ってきた。
「やあ! サミアちゃん」
ケーンは気づいて、その女に声をかけた。彼女はシャドーの一員である。多分、正義の影供を命じられている。
「お久しぶりです。
おかげさまで、正義殿も神官を受け入れてくださいました。
アラン様という、聖騎士の資格も持った手練れでございます。
及ばずながら、私も当分勇者パーティに加わります。
あのお二方のパーティに、欠けているのは斥候と折衝役。
もちろん私など役不足ですが、適当な人材が見つかるまで、お手伝いさせていただきます」
「そうなんだ?
まあ、あいつには男がいいかもね。
それと、君みたいな……」
「海千山千の、すれっからしおばさん。
自分でもわかっております」
「そんなご謙遜を。
なんかちゃん付けしたくなるキャラ?
女は年齢じゃないよ」
サミアはとびぬけた美人とは言えない。ボディーもすべてがコンパクト。
だが、ケーンの言うように、若々しく見える。多分年齢はジャスミンより上だろうが。
「私など、ケーン様の奥方に比べたらとてもとても……。
ケーン様に、是非お引き合わせしたい方がいます。
お付き合いいただけますか?」
サミアは苦笑気味の表情でそう言った。
「俺に引き合わせたい?」
「夜の女王様一推しの方です。
どうぞ私に付いてきてください」
母ちゃんの?
母ちゃんがシャドーに?
どういうこと?
ケーンは頭の上にハテナマークを飛ばしながら、とりあえずサミアについて行った。
キキョウとユリは顔を見合わす。
女王様、とうとうしびれを切らしたか。
不思議なことに、ケーンが夜の王宮へ帰ったとき、すれ違いになっていた。あの子と。ケーンは、意外にせっかちなところがあるから。
ケーンがサミアに案内された高級宿。サミアが部屋のドアをノックする。
「どうぞ」
の声で、サミアはケーンを目で促す。
ケーンはドアを開けた。
「初めまして。
旦那様。
サーシャといいます」
妖しい雰囲気を醸し出す、絶世の美女が、ケーンを迎えた。
サミアは思う。どうしてシャドーの私が、魔王の娘と、ケーンさんを引き合わせる!
まあ、光の神殿側にも、サーシャをよろしく、ということなのだろうが。
光の女神様も、しぶしぶながら首を縦に振ったらしい。
それにしても、なんという嫁の陣容。あきれながらサミアは、正義が宿泊する宿へ帰った。
「今、旦那様、と言ったよね?」
ケーンはびっくり。初対面のはずなのに、なにゆえ?
こんな超絶美人、俺が忘れるわけない。
「お目にかかるのは初めてですが、ケーンさんは私を所望されたとか?」
サーシャは、ぞくっとするような笑顔を浮かべた。一種妖気と形容すべきような。
「俺が君を?
まさか……」
「その、まさかです。
どうか一生添い遂げてくださいませ」
サーシャはケーンに歩みより、彼を抱きしめた。
チュッ!
軽くキスをする。
「参ったね……。
また母ちゃんが、成長促進の魔法かけた?」
「そうです。ケーンさんをいつでもお迎えできるように。
私の体に」
ケーンは、据え膳をありがたくいただくことにした。
悲願の聖神女と、魔王の娘完全制覇! 本当ならロリ規制の範囲だけど。
まあ、父ちゃんを、軽く超えちゃったね!
夜の女王を通し、サーシャの魂は、自分の本体とケーンが交わるさまを、ありありと感じていた。
なにこれ!
な、なんか、いい!
超気持ちいいんですけど!
ケーンも…ケンイチにそっくり。
まあ、悪くはないかな……。
エッチは超いい!
サーシャのいじけひねくれ魂は、急速に変化していった。
夜の女王は思う。ケーンの盾と剣はそろった。剣の方は、もう少しなじませてから、完全体にすべきだろうが。
エルファード星人、ご愁傷様……。
光の女神が守護する聖神女と、聖神女に近い力を持つ娘。
魔族の頂点である魔王の娘。
我が夫に匹敵する才を秘めた元勇者。
超トリプルS冒険者。
竜王の娘。
多くの才能を円滑につなぐ、落ちこぼれ勇者の末裔。
全くありえないほどの戦力だ。
我が息子は、不可能を可能にした。どんだけ幸運に、恵まれてるんだよ!
私や眷属はもちろん、夫や側室たちも、今は長くこの星から離れられない。へたしたら、ケーンとアンドロイドたちだけで、迎え撃たなければならないと、思っていたのだが。
そうなれば、前回の戦法は使えない。ケーンの転移魔法は、目的地を認識できなければ使用不能。
少なくとも、エルファード艦船を映像によって視認する必要がある。
聖神女と聖神女に匹敵する嫁二人。あの子たちがいれば、前回と同じように、超長距離の転移魔法が使えるだろう。
それに、敵艦の制圧も極めて容易。
ケーンと嫁たちになら、安心してこの星の運命を、ゆだねられる。
予想される戦闘まで、後三年少々か。そのころには、みんなもっとたくましく成長していることだろう。
頼んだわよ。みんな。
息子と魔王の娘の第二ラウンドを、ほほえましくピーピングする、夜の女王だった。
今晩三発は、お願いしよう~っと。
魔族領を侵すことはできないが、はぐれ不良ドラゴンの情報が入る可能性は、魔族領に近いクオークが、最も高いだろうという判断だ。
まあ、不良ドラゴンが、魔族領に引きこもったままなら、無理に狩ることもない。
ダンジョンや夜の王宮特別区以外で、今の総子をレベリングするとしたら、クオークの他はありえないし。
ケーン一行が、クオーク城門をくぐると、小柄な女が歩み寄ってきた。
「やあ! サミアちゃん」
ケーンは気づいて、その女に声をかけた。彼女はシャドーの一員である。多分、正義の影供を命じられている。
「お久しぶりです。
おかげさまで、正義殿も神官を受け入れてくださいました。
アラン様という、聖騎士の資格も持った手練れでございます。
及ばずながら、私も当分勇者パーティに加わります。
あのお二方のパーティに、欠けているのは斥候と折衝役。
もちろん私など役不足ですが、適当な人材が見つかるまで、お手伝いさせていただきます」
「そうなんだ?
まあ、あいつには男がいいかもね。
それと、君みたいな……」
「海千山千の、すれっからしおばさん。
自分でもわかっております」
「そんなご謙遜を。
なんかちゃん付けしたくなるキャラ?
女は年齢じゃないよ」
サミアはとびぬけた美人とは言えない。ボディーもすべてがコンパクト。
だが、ケーンの言うように、若々しく見える。多分年齢はジャスミンより上だろうが。
「私など、ケーン様の奥方に比べたらとてもとても……。
ケーン様に、是非お引き合わせしたい方がいます。
お付き合いいただけますか?」
サミアは苦笑気味の表情でそう言った。
「俺に引き合わせたい?」
「夜の女王様一推しの方です。
どうぞ私に付いてきてください」
母ちゃんの?
母ちゃんがシャドーに?
どういうこと?
ケーンは頭の上にハテナマークを飛ばしながら、とりあえずサミアについて行った。
キキョウとユリは顔を見合わす。
女王様、とうとうしびれを切らしたか。
不思議なことに、ケーンが夜の王宮へ帰ったとき、すれ違いになっていた。あの子と。ケーンは、意外にせっかちなところがあるから。
ケーンがサミアに案内された高級宿。サミアが部屋のドアをノックする。
「どうぞ」
の声で、サミアはケーンを目で促す。
ケーンはドアを開けた。
「初めまして。
旦那様。
サーシャといいます」
妖しい雰囲気を醸し出す、絶世の美女が、ケーンを迎えた。
サミアは思う。どうしてシャドーの私が、魔王の娘と、ケーンさんを引き合わせる!
まあ、光の神殿側にも、サーシャをよろしく、ということなのだろうが。
光の女神様も、しぶしぶながら首を縦に振ったらしい。
それにしても、なんという嫁の陣容。あきれながらサミアは、正義が宿泊する宿へ帰った。
「今、旦那様、と言ったよね?」
ケーンはびっくり。初対面のはずなのに、なにゆえ?
こんな超絶美人、俺が忘れるわけない。
「お目にかかるのは初めてですが、ケーンさんは私を所望されたとか?」
サーシャは、ぞくっとするような笑顔を浮かべた。一種妖気と形容すべきような。
「俺が君を?
まさか……」
「その、まさかです。
どうか一生添い遂げてくださいませ」
サーシャはケーンに歩みより、彼を抱きしめた。
チュッ!
軽くキスをする。
「参ったね……。
また母ちゃんが、成長促進の魔法かけた?」
「そうです。ケーンさんをいつでもお迎えできるように。
私の体に」
ケーンは、据え膳をありがたくいただくことにした。
悲願の聖神女と、魔王の娘完全制覇! 本当ならロリ規制の範囲だけど。
まあ、父ちゃんを、軽く超えちゃったね!
夜の女王を通し、サーシャの魂は、自分の本体とケーンが交わるさまを、ありありと感じていた。
なにこれ!
な、なんか、いい!
超気持ちいいんですけど!
ケーンも…ケンイチにそっくり。
まあ、悪くはないかな……。
エッチは超いい!
サーシャのいじけひねくれ魂は、急速に変化していった。
夜の女王は思う。ケーンの盾と剣はそろった。剣の方は、もう少しなじませてから、完全体にすべきだろうが。
エルファード星人、ご愁傷様……。
光の女神が守護する聖神女と、聖神女に近い力を持つ娘。
魔族の頂点である魔王の娘。
我が夫に匹敵する才を秘めた元勇者。
超トリプルS冒険者。
竜王の娘。
多くの才能を円滑につなぐ、落ちこぼれ勇者の末裔。
全くありえないほどの戦力だ。
我が息子は、不可能を可能にした。どんだけ幸運に、恵まれてるんだよ!
私や眷属はもちろん、夫や側室たちも、今は長くこの星から離れられない。へたしたら、ケーンとアンドロイドたちだけで、迎え撃たなければならないと、思っていたのだが。
そうなれば、前回の戦法は使えない。ケーンの転移魔法は、目的地を認識できなければ使用不能。
少なくとも、エルファード艦船を映像によって視認する必要がある。
聖神女と聖神女に匹敵する嫁二人。あの子たちがいれば、前回と同じように、超長距離の転移魔法が使えるだろう。
それに、敵艦の制圧も極めて容易。
ケーンと嫁たちになら、安心してこの星の運命を、ゆだねられる。
予想される戦闘まで、後三年少々か。そのころには、みんなもっとたくましく成長していることだろう。
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