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23 これはあかんやつや! でも、しょうがねえだろ?
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科学の人ルラは、実験を命じた。ルラの命令は絶対。それに覚悟はできている。
とはいえ、羞恥心で真っ赤になったマサラとエンランは、並んで裸体を横たえ、がっつりと開脚。
二人のいたいけなR18を、俊也は凝視する。
俊也は思う。これはあかんやつや! あれはどう見てもアウトでしょ!
よって、描写なんてできない!
考えてみたら二人は朝陽より一、二歳上という感じ。向こうの世界では、見るだけで確実に犯罪だ。
いける、という感覚はある。だが、どういうふうにいけるのか、俊也にはわからなかった。
「どう思う?」
ルラが真顔で聞いた。
「いけそうな気がするんだけど、俺のあれ、拒否して……」
俊也は自分のオティンティンを見た。
全然拒否してなかった。俺、やっぱり完璧なロリコンだ。
十分熟れているお相手は、ルマンダだけだし。
「とりあえず、指で様子を見てみようか?」
ルラは科学者の冷厳な声で指示する。彼女的には、科学者に徹しなければやりきれない、というのが本音だった。
「OK。いくよ」
俊也はベッドサイドにしゃがみ、まずエンランに試みた。ローランもエンランも黒眼黒髪だから、なんとなく身近に感じられる。
延々と俊也の愛撫は続いた。
エンランもマサラも、大人と同様に感じているようだ。それを目撃している他のメンバーも、肉体の一部分がもぞもぞする。
目撃者たちは一様に思う。なんて器用な指なんだろう。俊也は同時に二人を愛撫している。二人が間断なくもらすあえぎ声の中に、時折つばを飲み込む音が混じる。
「ルラ様、俊也様の指、光ってますね。
俊也様の形体では魔力ゼロのはずでは?
あれは明らかに魔力を放ってます」
この中では最も理性的なユーノが言う。心持ちその声はかすれていた。
「全然気づかなかったけど、そうみたいね……、あ~!」
「光ってる! 細くなった!」
全員叫び声を抑えられなかった。俊也のパオ~ンが光っている。強烈な魔力を発しながら。
多分無意識でサイズも調整しているのだ。
俊也はエンランにズキュン、エンランは「あう」と漏らし、背筋をそらした。
恍惚とした表情で、俊也に抱きついた。
全員俊也の力を理解した。ああやって魔力を送っていたのだ。ルラがピーラチオで精をいただいたときは、ずっと固く目を閉じていた。それでも光を感じた。
さっき元気にしてやった時も、かすかに光りはじめたような。きっと性感が高ぶるとああなるのだ。
指の光り方とは明らかに違っている。
指は…そう、いたわりの光。ヒールの光に近い。そしてあれは……王者のオーラだ。そうとでも形容するしかない。
ルラはこうべを垂れ、絶対服従を誓った。あのオーラは、現在の王にかけらも見られないものだった。
世襲制は怖い。ルラはしみじみとそう思った。現在の王が頼りないから、反乱の兆候が起こる。
その時ルラは気づいた。兵士の反乱を防ぐのはいい。その兵士をしのぐ力を私たちは、もうすぐ持つ。
攻撃魔法だけに限れば、もう大魔導師ポナン様に勝っているとルラは自負している。
魔力量、そして何より、魔法発動の早さ。ルラはすでに猫又式魔法陣を体得していた。
ただし、抽象的な魔法、たとえば、防御魔法、強化魔法などは、うまくイメージできない。旧来の方式に頼るしかないのが実情だ。
その弱点さえ見せなければ、SAメンバーだけでも、国の脅威となる。
俊也と猫又ナイトにも弱点はある。猫形態のときは極端に防御力が悪い。はっきり言えば、白兵戦には完全に不向きだ。
また、レジ形態のときには、防御力は高いものの、レジは全く武器を扱った経験がない。つまり、肉弾戦の力は、未知数だと考えておいた方がいい。
そして、猫又2は無敵と言えるが、発動条件に問答無用の弱点がある。性交して射精しなければならないのだから。
さあ、ピンチだ、ズッコンバッコンでは、とうてい間に合わない。しかも活動限界が超短い。
今後とも、それらの弱点は、絶対知られてはならない。弱点を見せなければ、人々はレジや猫又をひたすら恐れるだろう。兵士も、貴族も。
ルラはそこまで考えて深くため息をついた。どうしよう……。
「どうした?」
気づいたら2は、猫又ナイトに変わっていた。仲間たちは実験台となった三人の魔力を量り合って、興奮しまくり。
どうやら無事魔力は上がったようだ。
「ねえ、ナイト、反乱の芽を摘んだ後、どうしたらいいと思う?」
ルラは率直に悩みをぶつけた。
「俊也殿の言うことには、王都にとどまれないそうだ。
辺境の地に安住のアジトを設ける。
そうするべきだと言っていた」
ルラの悩み、即解決。確かに王都から離れたら、ある程度抑止力を保ったままで、貴族や兵士の不安は、かなり解消されるはず。
不定期に王都を巡回すれば、抑止力は一層強く働く。
「先のことを考えるのは俊也に任せておけ。
あいつが魔力をふるえないのは、なぜだと思う?
逆に考えた方が、わかりやすいかもしれない。
俊也が魔力を発揮できるのはどんなときだ?」
ルラはすとんと腑に落ちた。つまり、俊也の知識や知力が邪魔をし、魔法を肯定しきれないからだ。
そして、セックスに興が乗ったら、知識や知力が働かなくなってしまう。
つまり、純粋スケベになってしまう。
パートナーを喜ばせよう。パートナーに力を与えたい。純粋なその思いを込めて、自然に魔力が発動する。
俊也は魔力ゼロではない。無意識的に魔力を抑え込んでいるのだ。それほど俊也の知は強大だ。
私はリーダー気取りになっていた。素直にそう認められた。
この地に不慣れな、俊也をフォローするだけでいいのだ。俊也に最終判断を任せたら、ほとんどがうまくいくはず。
「なんかわくわくしてきた。
俊也がお望みの冒険の旅に出よう!」
ルラは猫又ナイトを抱き上げ、鼻と鼻をくっつけた。瞬間裸の俊也に包まれる。
「ルラ、冒険の旅もいいけど、食料確保だけは忘れないで。
ライフラインを確保する。それ戦いの基本」
「はい。旦那様」
リラはそう言って、俊也に熱いキスを捧げた。
「もう、あかん……」
ボフン……。謎煙りと同時に、俊也は熟睡ただ猫に変身。
いい感じになってきたと思ったら……。だけど、超がんばってくれたんだね。
ルラは一同に目で合図し、静かに寝室から出て行った。
俊也、今日はまだまだ頑張ってもらわないと。それにしても、一日で何人ぐらいまで可能なのだろう?
ルラの研究課題が、また一つ増えた。
もう大丈夫! いくらでもズッコンバッコンやって!
見学だけでも、けっこうそそるし。
とはいえ、羞恥心で真っ赤になったマサラとエンランは、並んで裸体を横たえ、がっつりと開脚。
二人のいたいけなR18を、俊也は凝視する。
俊也は思う。これはあかんやつや! あれはどう見てもアウトでしょ!
よって、描写なんてできない!
考えてみたら二人は朝陽より一、二歳上という感じ。向こうの世界では、見るだけで確実に犯罪だ。
いける、という感覚はある。だが、どういうふうにいけるのか、俊也にはわからなかった。
「どう思う?」
ルラが真顔で聞いた。
「いけそうな気がするんだけど、俺のあれ、拒否して……」
俊也は自分のオティンティンを見た。
全然拒否してなかった。俺、やっぱり完璧なロリコンだ。
十分熟れているお相手は、ルマンダだけだし。
「とりあえず、指で様子を見てみようか?」
ルラは科学者の冷厳な声で指示する。彼女的には、科学者に徹しなければやりきれない、というのが本音だった。
「OK。いくよ」
俊也はベッドサイドにしゃがみ、まずエンランに試みた。ローランもエンランも黒眼黒髪だから、なんとなく身近に感じられる。
延々と俊也の愛撫は続いた。
エンランもマサラも、大人と同様に感じているようだ。それを目撃している他のメンバーも、肉体の一部分がもぞもぞする。
目撃者たちは一様に思う。なんて器用な指なんだろう。俊也は同時に二人を愛撫している。二人が間断なくもらすあえぎ声の中に、時折つばを飲み込む音が混じる。
「ルラ様、俊也様の指、光ってますね。
俊也様の形体では魔力ゼロのはずでは?
あれは明らかに魔力を放ってます」
この中では最も理性的なユーノが言う。心持ちその声はかすれていた。
「全然気づかなかったけど、そうみたいね……、あ~!」
「光ってる! 細くなった!」
全員叫び声を抑えられなかった。俊也のパオ~ンが光っている。強烈な魔力を発しながら。
多分無意識でサイズも調整しているのだ。
俊也はエンランにズキュン、エンランは「あう」と漏らし、背筋をそらした。
恍惚とした表情で、俊也に抱きついた。
全員俊也の力を理解した。ああやって魔力を送っていたのだ。ルラがピーラチオで精をいただいたときは、ずっと固く目を閉じていた。それでも光を感じた。
さっき元気にしてやった時も、かすかに光りはじめたような。きっと性感が高ぶるとああなるのだ。
指の光り方とは明らかに違っている。
指は…そう、いたわりの光。ヒールの光に近い。そしてあれは……王者のオーラだ。そうとでも形容するしかない。
ルラはこうべを垂れ、絶対服従を誓った。あのオーラは、現在の王にかけらも見られないものだった。
世襲制は怖い。ルラはしみじみとそう思った。現在の王が頼りないから、反乱の兆候が起こる。
その時ルラは気づいた。兵士の反乱を防ぐのはいい。その兵士をしのぐ力を私たちは、もうすぐ持つ。
攻撃魔法だけに限れば、もう大魔導師ポナン様に勝っているとルラは自負している。
魔力量、そして何より、魔法発動の早さ。ルラはすでに猫又式魔法陣を体得していた。
ただし、抽象的な魔法、たとえば、防御魔法、強化魔法などは、うまくイメージできない。旧来の方式に頼るしかないのが実情だ。
その弱点さえ見せなければ、SAメンバーだけでも、国の脅威となる。
俊也と猫又ナイトにも弱点はある。猫形態のときは極端に防御力が悪い。はっきり言えば、白兵戦には完全に不向きだ。
また、レジ形態のときには、防御力は高いものの、レジは全く武器を扱った経験がない。つまり、肉弾戦の力は、未知数だと考えておいた方がいい。
そして、猫又2は無敵と言えるが、発動条件に問答無用の弱点がある。性交して射精しなければならないのだから。
さあ、ピンチだ、ズッコンバッコンでは、とうてい間に合わない。しかも活動限界が超短い。
今後とも、それらの弱点は、絶対知られてはならない。弱点を見せなければ、人々はレジや猫又をひたすら恐れるだろう。兵士も、貴族も。
ルラはそこまで考えて深くため息をついた。どうしよう……。
「どうした?」
気づいたら2は、猫又ナイトに変わっていた。仲間たちは実験台となった三人の魔力を量り合って、興奮しまくり。
どうやら無事魔力は上がったようだ。
「ねえ、ナイト、反乱の芽を摘んだ後、どうしたらいいと思う?」
ルラは率直に悩みをぶつけた。
「俊也殿の言うことには、王都にとどまれないそうだ。
辺境の地に安住のアジトを設ける。
そうするべきだと言っていた」
ルラの悩み、即解決。確かに王都から離れたら、ある程度抑止力を保ったままで、貴族や兵士の不安は、かなり解消されるはず。
不定期に王都を巡回すれば、抑止力は一層強く働く。
「先のことを考えるのは俊也に任せておけ。
あいつが魔力をふるえないのは、なぜだと思う?
逆に考えた方が、わかりやすいかもしれない。
俊也が魔力を発揮できるのはどんなときだ?」
ルラはすとんと腑に落ちた。つまり、俊也の知識や知力が邪魔をし、魔法を肯定しきれないからだ。
そして、セックスに興が乗ったら、知識や知力が働かなくなってしまう。
つまり、純粋スケベになってしまう。
パートナーを喜ばせよう。パートナーに力を与えたい。純粋なその思いを込めて、自然に魔力が発動する。
俊也は魔力ゼロではない。無意識的に魔力を抑え込んでいるのだ。それほど俊也の知は強大だ。
私はリーダー気取りになっていた。素直にそう認められた。
この地に不慣れな、俊也をフォローするだけでいいのだ。俊也に最終判断を任せたら、ほとんどがうまくいくはず。
「なんかわくわくしてきた。
俊也がお望みの冒険の旅に出よう!」
ルラは猫又ナイトを抱き上げ、鼻と鼻をくっつけた。瞬間裸の俊也に包まれる。
「ルラ、冒険の旅もいいけど、食料確保だけは忘れないで。
ライフラインを確保する。それ戦いの基本」
「はい。旦那様」
リラはそう言って、俊也に熱いキスを捧げた。
「もう、あかん……」
ボフン……。謎煙りと同時に、俊也は熟睡ただ猫に変身。
いい感じになってきたと思ったら……。だけど、超がんばってくれたんだね。
ルラは一同に目で合図し、静かに寝室から出て行った。
俊也、今日はまだまだ頑張ってもらわないと。それにしても、一日で何人ぐらいまで可能なのだろう?
ルラの研究課題が、また一つ増えた。
もう大丈夫! いくらでもズッコンバッコンやって!
見学だけでも、けっこうそそるし。
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