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22 ロリ規制? こちらの適齢期です!

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俊也はイヴ兼妹の誕生会を祝い、猫又ナイトに変身してイスタリアへ帰った。

びっくり。ルラの部屋には、彼女含め、九人の美少女がひしめいていた。

見知った顔はルラとエレンだけ。つまり、他の七人は「選ばれた女性」というわけだ。俊也は知らないが、ルラと巫女契約を交わした少女は、一人増えていた。

いずれ詳しく紹介する機会があるだろうから、ここでは触れない。

「吾輩が猫又ナイトである。ナイトは騎士ではなく夜の意味だ。今後よろしく頼む。
そこの愛らしい少女よ。名前はなんという?」
 ナイトの視線は、ローランに向けられていた。

「ローラン・ヤンと申します。先祖は東方からやってきた……」

「ローラン、とりあえず猫又ナイトを人間にもどしてあげて。
全員の紹介が終わったら、約束どおり昼食まで二人の時間よ」
 ルラが会話を遮って言った。最初に言葉を交わした者が、セックスの権利を得る。そう話はついていた。

できるだけ早く一巡させたい。それがルラの目論見だった。王からSAに身を預けるよう、家長に命じてもらう必要がある。

魔力量上昇の実績を見せれば、家長も納得するだろう。全員すでに、現在の魔力量を家族の誰かに量ってもらっている。

「では……、失礼します」
 ローランは猫又ナイトを抱き上げ、ツン。鼻と鼻をくっつけた。

「きゃっ…」
 と小さく叫ぶ。全裸の男子に抱きしめられていた。

「俊也です。本当にいいの?」

「もちろんです! 好きにして」
 頬を上気させて、ローランは応えた。

「その前に、全員注目!」
 ルラが歩み寄ってきた。ルラは俊也にハグ&キス。つ~っと舌を下方に這わせ、パクン、レロレロ。たちまち俊也のおティンティンはパオ~ン。

「これが俊也の戦闘形態よ。遠慮なく観察して」
 俊也はやけくそでパオ~ンを誇示した。八対のぎらつく瞳が向けられていることを意識する。な、なんだか……。

俊也のパオ~ンは、一層硬度を増した。俊也は再認識した。

俺って変態要素たっぷり。露出癖でロリウエルカムの体質だったんだ。



 俊也はベッドで横たわるローランを観察。

 現在目は固く閉じられているが、黒のすっきりした瞳の持ち主。
 いかにも優しそうな目だが、知性と意思の輝きは見て取れた。

 セミロングの髪も黒。眉毛のあたりで、まっすぐ切りそろえられている。
 明らかに東洋系の血が濃いと思われる。だが、純粋な東洋系ではもちろんない。他のメンバーのような、北欧系の要素も感じられる。

 とにかくとんでもない美少女だ。今日いたほとんどの女の子たちもそうだけど。

 俊也はローランの横に添い寝する。

 まずはチューからだよね!

 俊也はローランに覆いかぶさり、ちゅ、ちゅっ。

「ふ~ん……」
 ローランの硬く閉じられた唇から、深い吐息がもれた。

 ローランは感じていた。本当に甘い。ルラさんが言ってたとおりだ。

 俊也は、ローランの緊張が、ややほぐれたことを感じた。ベロチューもOK、だよね?

 俊也はローラン攻略の第二段階、濃いめのチューに移行した。

「ん、くちゅ、くちゅ……」
 当初控えめだったローランが、立派に応戦してきた。

 俊也はおっぱいに手を乗せた。まだ青いながらも確かな存在感。ブラウスのボタンを一個ずつはずし……。

 わお! かわゆい! ルラより小さいけど、立派に先がとんがって……。
 見た目は高校生低学年? でも、こちらでは適齢期だという。

 ロリ規制? なにそれ? 俊也はやさしくローランを生まれたままの姿に。

 すんなりと小柄な肢体。なだらかな双丘の先は健気にとんがり……。
 まだ生えそめし若草の丘……。

 エロくはない。

だがしかし!
 いい! 実にすばらしい! いただきます!

 俊也は実食にとりかかった。



 書斎で待機していたルラは感じた。この圧倒的な魔力!

猫又ナイト2降臨! 

つまり、なんらかの形で射精したということだ。猫又ナイト2によれば、猫又では勝てないような強敵と遭遇した場合、あの形態に変身するそうだ。

あの形態ならどんな大妖怪にも、負けたことがないという。だだし、引き分けは多数。つまり、持久力は大妖怪にかなわない。

眠くなるから、変身が解ける前に逃げちゃうらしい。はぐれメタ×並に逃げ足が早く、逃走成功確率百パーセント。

少し残念な気はするが、「負けない」ということは、とてつもなくすごいことだ。無敵と形容してもいい。

ただし、新しい変身発動条件は、全く融通がきかない。どうしたものだろう?

おっと、みんなに猫又ナイト2を紹介しなくちゃ。寝ちゃう前に。

ルラは待機メンバーを引き連れ、寝室になだれ込んだ。



「ローラン、どうだった?」
 ルラは大きく足を開いたままのローランに駆け寄った。

「清浄!」
 猫又ナイト2は魔法を発動する。ローランのチョメチョメは、生々しく痕跡を残していたが、すっかり普通の状態に戻った。

「超気持ち良かったです。
は~……。清浄の魔法がかけられたの、ひどく残念な気がします。
天国から現世に引き戻されたような」

 わかる~! ルラは自らの記憶を呼び起こして思う。まったくローランの言う通りなのだ。

だが、ルラはどうしても確かめなければならないことがあった。

「あなた、もちろん初めてよね?」

「もちろんです!」
 ローランは憤慨しながら叫ぶ。

「ごめんね。で、中に入れられて痛かった?」

「全然。そういえば、初めてはひどく痛いそうですね? 
私は特別なのかな? 
一切苦痛はありませんでした」

 やっぱり……。はっきり言って、ローランの肉体は本格セックスには早すぎる。自分もエレンも全然苦痛なく、初めてが経験できた。

俊也が普通でない、ということなのだ。

俊也が言うには、痛くしないという自信があったから、私やエレンを抱いたそうだ。根拠はまるでなし。ただそう思っただけと言う。

ローランに対しても、自信があったに違いない。


「マサラ、エンラン、大至急裸になって。全部脱ぐのよ」
 ルラはそう命じた。彼女たちの年齢を三で割れば、十二歳である。ルラは、挿入は無理と思っていたが、ひょっとしたら可能なのかもしれない。

彼女たちにとって、ピーラチオごっくんの方が、多分抵抗は大きいだろう。効率から言っても、本格セックスが勝る。

 二人は慌てて服を全部脱いだ。連チャンでセックスしてもらえるのだろうか? 
若干の期待と大きな不安。


「ナイト2様、この二人、俊也なら痛くしないで貫通できますか?」
 ルラは真顔で聞く。

「ん? どうだろう? 
普通なら傷つけると思うが、俺にはわからん。おやすみ」
 猫又ナイト2は、猫又ナイトに変身して、ローランの股間に頭を埋めた。

ローランは、「はう」と声を漏らし、猫又ナイトの頭をなでた。

「それ、超気持ちいいのはわかるんだけど、急いでるの。
鼻をくっつけて」

「はい……」
 ローランは別の個所にナイトの鼻をくっつけた。

「あふ~……」
 ローランは悩ましく身もだえる。

「わかってるんでしょ! 鼻と鼻をくっつける!」
 いらっとしたルラは、叫ぶように命じた。

内心思っていた。あの従順そうに見えて、芯はしっかりしているローランが、たった一度で骨抜きになった。

「はい!」
 ローランは身を起し、ナイトの鼻と鼻をくっつけた。

「俊也様、愛しております!」
 ローランは再び骨抜きローランとなり、俊也にむしゃぶりついた。

恐るべし、俊也の力。
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