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148 ミスト魔法研修使節団
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俊也と館三幹部は、ミスト王国魔法使節団を迎えていた。
一通り挨拶を終えた後、まずエレンが、団員の魔力量を計測してみた。
「率直に申し上げます。
団長のミーナ様が中級。
他の方は、イスタリア魔法学校に、入学可能かどうか、そういったところです」
エレンの言葉に、フィード伯爵はため息をついた。彼は交渉と警護のため、研修使節団に付き添っていた。
「そうですか」
フィードは、もう少し魔力が高い娘を用意したかった。だが、名門貴族やその娘は、首を縦に振らなかった。
「魔力の器は、普通劇的に上昇するものではありません」
ルラの言葉に、フィードはうなずく。それは常識だ。
ふと気づいた。
「今、普通、とおっしゃいましたが?」
「わたくしたちの経験上言えることです。
妊娠すれば、相当魔力の器が広がります。
多分としか申せませんが、胎内の子の魔力量が、影響するのではと、推定しております」
ルラの言葉に、フィードは困惑する。そんな話は聞いたことがない。
「御不審に思われるのも、もっともです。
ですが、館の妊婦四人は、はっきり実感しております。
それは胎内の子の、魔力量が極めて大きいから。
だからこそ実感できた。
わたくしたちはそう考えております」
ルラは、最近妊婦セックスが解禁されたばかりだ。
魔力がさらに増えたという実感を、ルラを含め四人とも持っている。
「ミストにどうせよと?」
フィードは、話をうながす。
「わたくしたちは妊娠して一年半経ちます。
全然そう見えないでしょう?」
ルラは苦笑を浮かべて言う。
「たしかに」
「母体の魔力が高いほど、妊娠期間は長い。
それはご存じだと思います。
実験、と言ったら不謹慎ですが、二人目、三人目を妊娠したらどうなるのか、わたくしたちは早く知りたいのです。
正直申しまして、わたくしたち三人は、二人目をどうしようか迷っております。
いかがですか?」
「もちろん高い魔力を持つ者は、多いほど好都合ですが……。
つまり、五年の期限が過ぎても、館にとどめておきたい。
そういうことですか?」
「待てないとおっしゃるなら、無理にとは申しません。わが夫は、当分避妊します。
ですから、お返事は全然急ぎません。
ロン王とご相談ください」
ルラの言葉に、フィードは考えた。
長期的に考えたら、従う方が絶対得だ。だが、ナームが待つだろうか?
魔導師の即戦力は、喉から手が出るほど欲しいのが実情だ。
「ナームが侵攻した場合、ご助力いただけますか?」
フィードは、まず無理だろうと思ったが、一応言ってみた。
「後方撹乱。その程度のお手伝いなら。
具体的に言えば、糧道をたたいてもいいです」
今まで黙っていた俊也が、はっきり言った。嫁たちは「やっぱりね」と思う。
というのも、俊也は情を通じてしまえば、研修生の祖国ミストに肩入れするだろうと、嫁たちは予想していたから。
それに、ナームとミストが、本格的に戦うなら、ミストに勝ってほしい。それはイスタルトの国益にもつながる。
館三幹部は、すでに父親と相談している。イスタルトの派兵は可能な限り避けたいが、経済力が高く、交易も盛んなミストに勝ってほしい。
それは三大貴族の意向であり、秘密裏に手を貸すことは了承している。
「この場ではお返事しかねますが、王は喜ぶでしょう」
フィードは内心大喜び。
「さて、我々の方から、研修生の方に、確認しておきたいことがあります。
恐れ入りますが、団長とお三方だけと話をさせていただけますか?」
俊也が言う。
「私がいたら、何か不都合なことでも?」
フィードは用心深く聞く。
「私の個人的な秘密に関わる問題です。
その秘密が受け入れられなければ、研修使節団のお話はなかったことに」
俊也はフィードを見据えて言った。
「それは明かせない秘密ですか?」
「その通りです。
他にも誓約していただく事柄がいくつかあります。
絶対明かせない秘密に関わることです。
それもご承諾いただけないなら……」
「いや、ですが……」
俊也の言葉に、フィードは困惑する。
魔導師の人材確保も大きいが、その「トップシークレット」を、絶対突き止めたい、というのも本音である。
「甘えるのもいい加減にしてください。
我々は無条件で、ミストの脅しに妥協しました。
これ以上の妥協はできません」
ルラは険しい顔で言った。
「脅しとおっしゃいましたか!」
フィードは意識的に怒りを装う。
「違いますか?
ではこちらも脅しを。
俺はミスト王宮、一瞬で崩壊させることも可能です」
俊也はフィードの牽制を鼻で笑う。
「夫の言葉が、大げさだとお思いなら、倒壊寸前のスンド城、更地にして差し上げましょうか?」
ルラの言うスンド城とは、先の独立戦争で廃墟と化している。
ミスト国は資金の関係で、再建も取り壊しも百年以上見送ってきた。
老獪な外交官、フィードは、これ以上の揺さぶりが危険だと判断した。
研修使節団の話が、立ち消えになることだけは、避けなければならない。
スンド城を更地にしてもらえるならありがたいのだが。
「失礼いたしました。どれほど待てばよろしいですか?」
フィードは表情を和らげて言う。
「一時間ほど。では、みなさんはこちらへ」
ルラは、固い表情の使節団四人に呼びかけた。
四人はうなずき、ルラの後に従った。
「さて、最初に謝っておきます。君たちを実験動物みたいに言ってごめんね」
俊也は自分の寝室に四人を招き入れ、そう切り出した。
ルラだけが俊也に付き添っている。
「いえ。なんとも思っておりませんから。
要するに、できるだけミストとナームの大きな戦を遅らせたい。
そういうことでしょうか?」
ミーナが柔らかな表情で言う。
「その通りです。戦いは多分避けられない。
ならば、皆さんをできるだけ育て、ミストに勝ってもらいたい。
それが本音です」
さすが元王妃。俊也は感心しながら答えた。現状で三人の研修生は、上級魔導師に届くかどうか。
妊娠という裏技を使ったら、多分余裕で上級魔導師になれるだろう。
「皆さんに絶対守っていただきたい秘密は三つです。
一つ。後でお見せしますが、夫は四つの変身形態を持っております。館で皆さんと共に暮らす以上、それは隠しきれません。
もう一つ。みなさんにお教えできない魔法が二つあります。
なるべく皆さんに見せないよう努めますが、目撃した場合、どうなっているのだろうと思っても、見なかったことにしてください。
約束していただけますか?」
ルラが注文をつける。
転移魔法と猫又式魔法発動は、門外不出と決めている。
ミーナと三人は「約束します」とはっきり答えた。
「最後に。夫は異世界から来た人間です。
私たちは、その異世界と行き来する手段を持っております。
この館には、その異世界から持ち込んだ物が多数あります。
たとえば…ブルー! 入って」
寝室のドアが開いた。
「いらっしゃいませ、お嬢様!
お部屋のお掃除させていただきます」
アキバ系メイドファッションのブルーが、充電式掃除機を作動させた。
ミーナ達四人は、その音にびびる。ブルーは袋に入れたごみをばら撒く。そしてきれいに吸引。
「お邪魔しました~!」
ブルーは、ニンマリ笑って一礼。部屋から出て行った。
「あれは掃除機という道具です。便利でしょ?」
四人はコクコクとうなずく。よくわからないが、あの道具がゴミを吸いこんだらしい。
もちろん、あの女の子の衣装にもビビったが。
あんなに短いスカートで平気なのだろうか?
「館の道具を使うことはかまいません。
ですが、その存在は秘密で」
ルラの言葉に、四人はまたうなずく。
「最初に申し上げた、四つの変身形態をお見せします」
ルラは俊也を目で促す。
「ニャンニャン!」
俊也は猫又に変身。いまだにこの変身の仕方は恥ずかしい。
「妖怪猫のナイトです。ミーナ様だったらおわかりでしょ?
ナイトが膨大な魔力を持っていること」
ルラはナイトを抱き上げながら言う。四人は口をぽかんと半開き、茫然自失。
「ナイトだ。変身するのは俺と俊也がミックスした結果だ。ルラ」
ナイトはルラを促す。ルラはナイトの唇にチュッ! ナイトはレジ形態に変身。
「レジ形態です。
この形態は、考えられないほどの身体能力を有します。レジとセックスしたら、筋力、瞬発力、動体視力、反射神経がアップします。
身体能力を上げたいなら、この形態とのセックスをお勧めします。
そして、最大の秘密は猫又の戦闘形態です。それは俊也が射精したら変身する形態です。
しばらく大きな猫の、おっかない外見に変身します。
セックスの過程と変身後の姿、見る覚悟はありますか?
その覚悟がないなら、研修に参加できません」
でっかくなった素っ裸のレジと、ナニにビビりながらも、四人はうなずくしかなかった。
ミーナ以外は、もちろん処女だ。
「あの、ミーナ様も、その気ですか?」
ルラは一応聞いてみる。
「もちろんです。魔導を極め、時が訪れたら故国のために闘う。
それが私の覚悟です」
ミーナは、はっきりと答えた。
それが夫を裏切り、実家に多大な迷惑をかけた、自分の義務だと思いつめていた。
「それでは、隣の部屋へどうぞ」
ルラは四人に言った。隣室では、アンが他の嫁たちに、下準備を整えてもらいつつあった。もちろん百合的に。
セックス公開を誰にするか、くじ引きで決めようと話し合っていたとき、アンが申し出た。
アンは神経の一番太い自分が、適役だと思ったから。
見られるのが案外好き、ということもあるが。
いささか変態チックな趣味は、俊也とばっちりかみ合っている。
一通り挨拶を終えた後、まずエレンが、団員の魔力量を計測してみた。
「率直に申し上げます。
団長のミーナ様が中級。
他の方は、イスタリア魔法学校に、入学可能かどうか、そういったところです」
エレンの言葉に、フィード伯爵はため息をついた。彼は交渉と警護のため、研修使節団に付き添っていた。
「そうですか」
フィードは、もう少し魔力が高い娘を用意したかった。だが、名門貴族やその娘は、首を縦に振らなかった。
「魔力の器は、普通劇的に上昇するものではありません」
ルラの言葉に、フィードはうなずく。それは常識だ。
ふと気づいた。
「今、普通、とおっしゃいましたが?」
「わたくしたちの経験上言えることです。
妊娠すれば、相当魔力の器が広がります。
多分としか申せませんが、胎内の子の魔力量が、影響するのではと、推定しております」
ルラの言葉に、フィードは困惑する。そんな話は聞いたことがない。
「御不審に思われるのも、もっともです。
ですが、館の妊婦四人は、はっきり実感しております。
それは胎内の子の、魔力量が極めて大きいから。
だからこそ実感できた。
わたくしたちはそう考えております」
ルラは、最近妊婦セックスが解禁されたばかりだ。
魔力がさらに増えたという実感を、ルラを含め四人とも持っている。
「ミストにどうせよと?」
フィードは、話をうながす。
「わたくしたちは妊娠して一年半経ちます。
全然そう見えないでしょう?」
ルラは苦笑を浮かべて言う。
「たしかに」
「母体の魔力が高いほど、妊娠期間は長い。
それはご存じだと思います。
実験、と言ったら不謹慎ですが、二人目、三人目を妊娠したらどうなるのか、わたくしたちは早く知りたいのです。
正直申しまして、わたくしたち三人は、二人目をどうしようか迷っております。
いかがですか?」
「もちろん高い魔力を持つ者は、多いほど好都合ですが……。
つまり、五年の期限が過ぎても、館にとどめておきたい。
そういうことですか?」
「待てないとおっしゃるなら、無理にとは申しません。わが夫は、当分避妊します。
ですから、お返事は全然急ぎません。
ロン王とご相談ください」
ルラの言葉に、フィードは考えた。
長期的に考えたら、従う方が絶対得だ。だが、ナームが待つだろうか?
魔導師の即戦力は、喉から手が出るほど欲しいのが実情だ。
「ナームが侵攻した場合、ご助力いただけますか?」
フィードは、まず無理だろうと思ったが、一応言ってみた。
「後方撹乱。その程度のお手伝いなら。
具体的に言えば、糧道をたたいてもいいです」
今まで黙っていた俊也が、はっきり言った。嫁たちは「やっぱりね」と思う。
というのも、俊也は情を通じてしまえば、研修生の祖国ミストに肩入れするだろうと、嫁たちは予想していたから。
それに、ナームとミストが、本格的に戦うなら、ミストに勝ってほしい。それはイスタルトの国益にもつながる。
館三幹部は、すでに父親と相談している。イスタルトの派兵は可能な限り避けたいが、経済力が高く、交易も盛んなミストに勝ってほしい。
それは三大貴族の意向であり、秘密裏に手を貸すことは了承している。
「この場ではお返事しかねますが、王は喜ぶでしょう」
フィードは内心大喜び。
「さて、我々の方から、研修生の方に、確認しておきたいことがあります。
恐れ入りますが、団長とお三方だけと話をさせていただけますか?」
俊也が言う。
「私がいたら、何か不都合なことでも?」
フィードは用心深く聞く。
「私の個人的な秘密に関わる問題です。
その秘密が受け入れられなければ、研修使節団のお話はなかったことに」
俊也はフィードを見据えて言った。
「それは明かせない秘密ですか?」
「その通りです。
他にも誓約していただく事柄がいくつかあります。
絶対明かせない秘密に関わることです。
それもご承諾いただけないなら……」
「いや、ですが……」
俊也の言葉に、フィードは困惑する。
魔導師の人材確保も大きいが、その「トップシークレット」を、絶対突き止めたい、というのも本音である。
「甘えるのもいい加減にしてください。
我々は無条件で、ミストの脅しに妥協しました。
これ以上の妥協はできません」
ルラは険しい顔で言った。
「脅しとおっしゃいましたか!」
フィードは意識的に怒りを装う。
「違いますか?
ではこちらも脅しを。
俺はミスト王宮、一瞬で崩壊させることも可能です」
俊也はフィードの牽制を鼻で笑う。
「夫の言葉が、大げさだとお思いなら、倒壊寸前のスンド城、更地にして差し上げましょうか?」
ルラの言うスンド城とは、先の独立戦争で廃墟と化している。
ミスト国は資金の関係で、再建も取り壊しも百年以上見送ってきた。
老獪な外交官、フィードは、これ以上の揺さぶりが危険だと判断した。
研修使節団の話が、立ち消えになることだけは、避けなければならない。
スンド城を更地にしてもらえるならありがたいのだが。
「失礼いたしました。どれほど待てばよろしいですか?」
フィードは表情を和らげて言う。
「一時間ほど。では、みなさんはこちらへ」
ルラは、固い表情の使節団四人に呼びかけた。
四人はうなずき、ルラの後に従った。
「さて、最初に謝っておきます。君たちを実験動物みたいに言ってごめんね」
俊也は自分の寝室に四人を招き入れ、そう切り出した。
ルラだけが俊也に付き添っている。
「いえ。なんとも思っておりませんから。
要するに、できるだけミストとナームの大きな戦を遅らせたい。
そういうことでしょうか?」
ミーナが柔らかな表情で言う。
「その通りです。戦いは多分避けられない。
ならば、皆さんをできるだけ育て、ミストに勝ってもらいたい。
それが本音です」
さすが元王妃。俊也は感心しながら答えた。現状で三人の研修生は、上級魔導師に届くかどうか。
妊娠という裏技を使ったら、多分余裕で上級魔導師になれるだろう。
「皆さんに絶対守っていただきたい秘密は三つです。
一つ。後でお見せしますが、夫は四つの変身形態を持っております。館で皆さんと共に暮らす以上、それは隠しきれません。
もう一つ。みなさんにお教えできない魔法が二つあります。
なるべく皆さんに見せないよう努めますが、目撃した場合、どうなっているのだろうと思っても、見なかったことにしてください。
約束していただけますか?」
ルラが注文をつける。
転移魔法と猫又式魔法発動は、門外不出と決めている。
ミーナと三人は「約束します」とはっきり答えた。
「最後に。夫は異世界から来た人間です。
私たちは、その異世界と行き来する手段を持っております。
この館には、その異世界から持ち込んだ物が多数あります。
たとえば…ブルー! 入って」
寝室のドアが開いた。
「いらっしゃいませ、お嬢様!
お部屋のお掃除させていただきます」
アキバ系メイドファッションのブルーが、充電式掃除機を作動させた。
ミーナ達四人は、その音にびびる。ブルーは袋に入れたごみをばら撒く。そしてきれいに吸引。
「お邪魔しました~!」
ブルーは、ニンマリ笑って一礼。部屋から出て行った。
「あれは掃除機という道具です。便利でしょ?」
四人はコクコクとうなずく。よくわからないが、あの道具がゴミを吸いこんだらしい。
もちろん、あの女の子の衣装にもビビったが。
あんなに短いスカートで平気なのだろうか?
「館の道具を使うことはかまいません。
ですが、その存在は秘密で」
ルラの言葉に、四人はまたうなずく。
「最初に申し上げた、四つの変身形態をお見せします」
ルラは俊也を目で促す。
「ニャンニャン!」
俊也は猫又に変身。いまだにこの変身の仕方は恥ずかしい。
「妖怪猫のナイトです。ミーナ様だったらおわかりでしょ?
ナイトが膨大な魔力を持っていること」
ルラはナイトを抱き上げながら言う。四人は口をぽかんと半開き、茫然自失。
「ナイトだ。変身するのは俺と俊也がミックスした結果だ。ルラ」
ナイトはルラを促す。ルラはナイトの唇にチュッ! ナイトはレジ形態に変身。
「レジ形態です。
この形態は、考えられないほどの身体能力を有します。レジとセックスしたら、筋力、瞬発力、動体視力、反射神経がアップします。
身体能力を上げたいなら、この形態とのセックスをお勧めします。
そして、最大の秘密は猫又の戦闘形態です。それは俊也が射精したら変身する形態です。
しばらく大きな猫の、おっかない外見に変身します。
セックスの過程と変身後の姿、見る覚悟はありますか?
その覚悟がないなら、研修に参加できません」
でっかくなった素っ裸のレジと、ナニにビビりながらも、四人はうなずくしかなかった。
ミーナ以外は、もちろん処女だ。
「あの、ミーナ様も、その気ですか?」
ルラは一応聞いてみる。
「もちろんです。魔導を極め、時が訪れたら故国のために闘う。
それが私の覚悟です」
ミーナは、はっきりと答えた。
それが夫を裏切り、実家に多大な迷惑をかけた、自分の義務だと思いつめていた。
「それでは、隣の部屋へどうぞ」
ルラは四人に言った。隣室では、アンが他の嫁たちに、下準備を整えてもらいつつあった。もちろん百合的に。
セックス公開を誰にするか、くじ引きで決めようと話し合っていたとき、アンが申し出た。
アンは神経の一番太い自分が、適役だと思ったから。
見られるのが案外好き、ということもあるが。
いささか変態チックな趣味は、俊也とばっちりかみ合っている。
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