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202 超素敵な贈り者
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ルラは父親からの連絡を受け、転移魔法を発動させた。
魔法陣の中から出てきたのは、あっと驚く美少女。誰?
ただ者ではなさそうだけど。
「ルラ様でしょうか?」
「そうですが……」
「アルス王国第二王女、エリーナ・アルセアでございます。
俊也様の嫁の、末席に加えていただきたく参りました」
やってくれたな、あの狸オヤジたち。
ルラは天を仰いだ。
俊也は日本政府からの通報を受け、北陸のとある自衛隊秘密基地に跳んでいた。
同盟国からの情報によれば、某国でミサイルの発射実験準備が進行中だったという。
俊也は、かつて日本政府に「核の魔法の傘」を約束した。その義理で、秘密基地内に、転移魔法陣を作っていた。
「レーダーで捕捉しました!
三次元スクリーンに映写します!」
自衛隊のオペレーターが叫んだ。
猫又ナイトは、スクリーンをにらみつけ、記憶に焼きつけた某国のミサイルをイメージする。
つかめた!
「追尾型爆裂熱球!」
ナイトは魔法陣に手を突っ込み、そう唱えた。
「レーダーサイトから反応消えました!
ネズミ狩りシステム、大成功です!」
オペレーターは、興奮を隠さず叫ぶ。
わ~! と歓声と拍手。
「じゃ、花火が上がりそうなときは呼んでね」
そう言ってナイトは、帯同していたローランの足元へ。
ローランは、ナイトを抱き上げ、転移専用の小部屋に向かった。
「俊也さんに、超素敵な贈り者(者、は誤字でありません)が届いているそうです。
帰りましょう」
魔法陣を警備していたユーノが言う。ユーノは鼻ツンで俊也の姿に帰す。
「贈り物?」
俊也は服を身につけながら聞く。
「帰ってからのお楽しみです。
問題はお楽しみの後にあるようですが」
ユーノは内側から魔法の鍵をかけた。この鍵を破れる者は地球上に存在しないはずだ。
三人は次々と魔法陣に入り、館へ跳んだ。
某国では…
「失敗? 何をやってる!
原因はなんだ!」
実験を視察していた、ユニークヘアスタイルで知られる某国の超お偉いさんは、作戦責任者をなじった。
「わかりません」
「原因を徹底的に究明しろ!
ほんとにもう……」
某国最高指導者は、怒りで顔を赤らめ、司令室から出ていった。
司令室に残っていた作戦責任者は思う。突然空間から飛び出した、あの強烈な熱源反応はなんだ?
迎撃ミサイルや、レーザーだとは思えない。
どこから発射されたのかも謎。そんなわけのわからないことを報告したら、あの方はいっそうブチ切れてしまう。そうなってしまえば、間違いなく「粛清」一直線。
なんとか納得してもらえる原因をでっちあげよう。
作戦責任者は、大きなため息をついた。
魔法陣の中から出てきたのは、あっと驚く美少女。誰?
ただ者ではなさそうだけど。
「ルラ様でしょうか?」
「そうですが……」
「アルス王国第二王女、エリーナ・アルセアでございます。
俊也様の嫁の、末席に加えていただきたく参りました」
やってくれたな、あの狸オヤジたち。
ルラは天を仰いだ。
俊也は日本政府からの通報を受け、北陸のとある自衛隊秘密基地に跳んでいた。
同盟国からの情報によれば、某国でミサイルの発射実験準備が進行中だったという。
俊也は、かつて日本政府に「核の魔法の傘」を約束した。その義理で、秘密基地内に、転移魔法陣を作っていた。
「レーダーで捕捉しました!
三次元スクリーンに映写します!」
自衛隊のオペレーターが叫んだ。
猫又ナイトは、スクリーンをにらみつけ、記憶に焼きつけた某国のミサイルをイメージする。
つかめた!
「追尾型爆裂熱球!」
ナイトは魔法陣に手を突っ込み、そう唱えた。
「レーダーサイトから反応消えました!
ネズミ狩りシステム、大成功です!」
オペレーターは、興奮を隠さず叫ぶ。
わ~! と歓声と拍手。
「じゃ、花火が上がりそうなときは呼んでね」
そう言ってナイトは、帯同していたローランの足元へ。
ローランは、ナイトを抱き上げ、転移専用の小部屋に向かった。
「俊也さんに、超素敵な贈り者(者、は誤字でありません)が届いているそうです。
帰りましょう」
魔法陣を警備していたユーノが言う。ユーノは鼻ツンで俊也の姿に帰す。
「贈り物?」
俊也は服を身につけながら聞く。
「帰ってからのお楽しみです。
問題はお楽しみの後にあるようですが」
ユーノは内側から魔法の鍵をかけた。この鍵を破れる者は地球上に存在しないはずだ。
三人は次々と魔法陣に入り、館へ跳んだ。
某国では…
「失敗? 何をやってる!
原因はなんだ!」
実験を視察していた、ユニークヘアスタイルで知られる某国の超お偉いさんは、作戦責任者をなじった。
「わかりません」
「原因を徹底的に究明しろ!
ほんとにもう……」
某国最高指導者は、怒りで顔を赤らめ、司令室から出ていった。
司令室に残っていた作戦責任者は思う。突然空間から飛び出した、あの強烈な熱源反応はなんだ?
迎撃ミサイルや、レーザーだとは思えない。
どこから発射されたのかも謎。そんなわけのわからないことを報告したら、あの方はいっそうブチ切れてしまう。そうなってしまえば、間違いなく「粛清」一直線。
なんとか納得してもらえる原因をでっちあげよう。
作戦責任者は、大きなため息をついた。
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