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第1章 異世界らしい。
08 西の森
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翌朝、テントから出ると皆がもう起きていた。
「お早う、皆早いんだな。」
愛斗を見てアイシャが挨拶を返した。
「あ、マナトさん。お早うございます。眠れました?」
「まぁ…。眠れたが…恥じらいの欠片もないカトラがな。」
「私が何だって~?チラチラ見てた癖に~。えっち。」
「なっ?見てねぇわ。」
「またまた~。朝にテントの中でテント張ってたじゃない。」
「あれは生理現象だよ、男の。それより朝食終わったら移動しようぜ。」
朝食を終えた一行は、テントを片付け、西の森へと向かった。道中にもモンスターが結構現れ、西の森に着いたのは夕方近くになってからであった。
「ねぇ…これさ…全部回れなくない?南と西で終わろうよ。移動時間勿体無いよね。」
「…ですね。明日から森を拠点にして稼ぎましょうか。」
「賛成だ。移動中も結構倒したけど、あれは安い奴等ばかりだったからねぇ。」
確かに、移動中もモンスターと遭遇したが。
「コスト的には北の山よりこっちの森の方が稼げるのか?」
「はい。北の山は岩だらけで見晴らしが良い分、モンスターも警戒して中々遭遇しないので。あ、相手が自分より弱いと見たら躊躇無く襲い掛かって来ますが。森は死角も多いので索敵は難しいですが、数や種類は山より多いのです。」
成る程、弾数で勝負をかける訳ね。
「分かった、じゃあ明日から本格的に狩ろうか。」
2日目は移動で終わった。この夜、同じテントで寝る事になったのはリーリアだった。
「あの…森は寒いので一緒に毛布に入っても良いですか?マナトお兄ちゃん。」
「確かに…冷えるな。風邪でも引いたら大変だし、良いよ。入っておいで、リーリア。」
「は、はいっ♪」
リーリアはもぞもぞと愛斗の毛布に入ってきた。
「暖かいです~…。何か…家族で旅行してるみたい♪」
「確かになぁ。」
はっ!い、妹とキャンプで添い寝…!昔クラスの奴が自慢してたな…。いつか俺もと思っていたが…まさか異世界で叶うとはなぁ…。
《職業:夢追い人がレベル5になりました。》
またレベルが上がった…?夢って言うか…願望みたいなものでも上がるのな。今一上がる基準が分からんな。
愛斗は腕の中ですやすやと眠るリーリアを優しげな笑みを浮かべ、自分も眠るのであった。
翌朝、皆が装備を整え準備が完了したのを見計らい、愛斗が質問をした。
「じゃあ、今日からはこの森を中心にして狩りをするんだっけ?此処では何が出るんだ?」
カトラが答えた。
「ここには獣系モンスター、植物系モンスター、虫系モンスターが出るわ。どれも火に弱いモンスターだから松明か火炎ビンで威嚇しながら戦えば問題なく倒せるよ。でも、中にはポイズンフラワーやポイズンスパイダーとか毒を使うモンスターもいるから注意が必要なの。私が毒を食らったのも此処ね。」
成る程な。まぁ…大体そんな感じだと思ったわ。
「あ、そう言えば誰か生活魔法教えてくんない?俺使えなくてさ。俺が居た所じゃ誰も魔法を使ってなくてさ。魔力っつーの?それも今一わからんのよ。」
それを聞きリーリアが手を挙げた。
「あ、それでしたら私が。生活魔法ならスクロールも必要無いですし。直ぐに使える様になりますよ。」
「スクロール?」
「あ、スクロールとは魔法を覚えるのに使うアイテムみたいな物です。町に帰ったら買いに行きます?」
「そうだな。覚えられるなら覚えておきたい。じゃあ、生活魔法を教えてくれ。」
「はい。では両手を貸して下さい。」
愛斗は両手を前に出した。リーリアはそれを握る。
「今から愛斗さんの身体に私の魔力を流します。目を閉じて魔力の流れを全身で感じて下さい。では行きます。」
リーリアの手から暖かい何かが身体に流れてくる。その何かは愛斗の身体を駆け巡った。
「暖かい何かが身体を回っているな。」
「はい、それが魔力です。無事魔力泉が開いたみたいですね。後はそれを常に行い、魔力の流れを制御していくのです。私がしたように左手から私に魔力を流してみて下さい。出来たらスキルが得られる筈です。」
「む、こうか?」
愛斗は左手から魔力を放出する様にイメージをし、リーリアの身体に魔力を送り込む。
「は、はいっ!そ、そうです…!んっ、マナトお兄ちゃんの魔力が…あっ…こ、濃いっ!わ、私の中に流れて…んんっ…♪」
カトラとジルコはそれを見て思った。
「「何か…エロくね?こんなんだったっけ??」」
愛斗は構わずリーリアに魔力を送っていった。
「ふむ、手から送るイメージが大事だな。大体の流れは分かった。」
「は、はい。後はどの魔法でもその手から出すイメージを思い浮かべながら唱えれば使える様になる筈です。はふぅ…♪マナトさんの…凄い濃い魔力でしたぁ…♪」
リーリアはガクガクと足を震わせ、崩れ落ちた。愛斗はそっと支えて抱えた。
「す、すみません!」
「なに、いいさ。少し休もうか。」
愛斗はリーリアを椅子に座らせ休ませた。
「じゃあ此処からは私が教えてあげるね。」
「カトラか、頼む。」
「うん、では生活魔法には火を起こす【トーチ】。水を出す【アクア】。濡れた物を乾かす【ドライ】。服や身体を綺麗にする【クリーン】等の魔法があるのね。」
成る程、生活を便利にする系の魔法っぽいな。
「先ずは【トーチ】!」
ポッ。
カトラの指先から小さな火が出た。
「おぉ!火だ!」
「簡単でしょやってみて?」
「よ、よし。」
愛斗は指先から火を出すイメージを浮かべ、呪文を唱えた。
「【トーチ】!」
ゴォォォォォォッ!
「うぉぉぉぉっ!?」
愛斗の指先から巨大な火柱が上がった。
「は?な、何それ!?出せて火の玉より小さい筈なんだけど!?」
「知らん。イメージしたらこうなった。あ、そうか!」
愛斗は火炎放射器をイメージしていた。次にガスバーナーをイメージしてもう一度唱えた。
「【トーチ】!」
ゴォォォォォォッ!!
「成る程なぁ。」
「火、火が青い!?」
次にライターの火をイメージして唱えた。
「【トーチ】!」
ボッ。
「ふむふむ、大体分かったぞ。魔力プラスイメージで魔法が出るのだな。」
愛斗は要領が良かった。流石に神童と呼ばれただけの事はある。それに加え、現代日本では回りに便利な物が多数あったのでイメージもしやすい。
「て、天才かっ!?」
ジルコは凄く驚いていた。
「これで魔法を使った事がなかったなんて、ビックリですよ…。マナトさんなら色んな魔法を使える様になれるかも…。」
リーリアは目をキラキラさせながら愛斗を見上げていた。
「最初のやつなんて…明らかに黒魔法でしょ?生活魔法の枠外よ…。トーチであんな事が出来るなんて初めて知ったわ…。」
カトラは愛斗の能力に、いや可能性に驚きを隠せないでいた。
こうして、愛斗は人生初となる魔法を手に入れたのであった。
「お早う、皆早いんだな。」
愛斗を見てアイシャが挨拶を返した。
「あ、マナトさん。お早うございます。眠れました?」
「まぁ…。眠れたが…恥じらいの欠片もないカトラがな。」
「私が何だって~?チラチラ見てた癖に~。えっち。」
「なっ?見てねぇわ。」
「またまた~。朝にテントの中でテント張ってたじゃない。」
「あれは生理現象だよ、男の。それより朝食終わったら移動しようぜ。」
朝食を終えた一行は、テントを片付け、西の森へと向かった。道中にもモンスターが結構現れ、西の森に着いたのは夕方近くになってからであった。
「ねぇ…これさ…全部回れなくない?南と西で終わろうよ。移動時間勿体無いよね。」
「…ですね。明日から森を拠点にして稼ぎましょうか。」
「賛成だ。移動中も結構倒したけど、あれは安い奴等ばかりだったからねぇ。」
確かに、移動中もモンスターと遭遇したが。
「コスト的には北の山よりこっちの森の方が稼げるのか?」
「はい。北の山は岩だらけで見晴らしが良い分、モンスターも警戒して中々遭遇しないので。あ、相手が自分より弱いと見たら躊躇無く襲い掛かって来ますが。森は死角も多いので索敵は難しいですが、数や種類は山より多いのです。」
成る程、弾数で勝負をかける訳ね。
「分かった、じゃあ明日から本格的に狩ろうか。」
2日目は移動で終わった。この夜、同じテントで寝る事になったのはリーリアだった。
「あの…森は寒いので一緒に毛布に入っても良いですか?マナトお兄ちゃん。」
「確かに…冷えるな。風邪でも引いたら大変だし、良いよ。入っておいで、リーリア。」
「は、はいっ♪」
リーリアはもぞもぞと愛斗の毛布に入ってきた。
「暖かいです~…。何か…家族で旅行してるみたい♪」
「確かになぁ。」
はっ!い、妹とキャンプで添い寝…!昔クラスの奴が自慢してたな…。いつか俺もと思っていたが…まさか異世界で叶うとはなぁ…。
《職業:夢追い人がレベル5になりました。》
またレベルが上がった…?夢って言うか…願望みたいなものでも上がるのな。今一上がる基準が分からんな。
愛斗は腕の中ですやすやと眠るリーリアを優しげな笑みを浮かべ、自分も眠るのであった。
翌朝、皆が装備を整え準備が完了したのを見計らい、愛斗が質問をした。
「じゃあ、今日からはこの森を中心にして狩りをするんだっけ?此処では何が出るんだ?」
カトラが答えた。
「ここには獣系モンスター、植物系モンスター、虫系モンスターが出るわ。どれも火に弱いモンスターだから松明か火炎ビンで威嚇しながら戦えば問題なく倒せるよ。でも、中にはポイズンフラワーやポイズンスパイダーとか毒を使うモンスターもいるから注意が必要なの。私が毒を食らったのも此処ね。」
成る程な。まぁ…大体そんな感じだと思ったわ。
「あ、そう言えば誰か生活魔法教えてくんない?俺使えなくてさ。俺が居た所じゃ誰も魔法を使ってなくてさ。魔力っつーの?それも今一わからんのよ。」
それを聞きリーリアが手を挙げた。
「あ、それでしたら私が。生活魔法ならスクロールも必要無いですし。直ぐに使える様になりますよ。」
「スクロール?」
「あ、スクロールとは魔法を覚えるのに使うアイテムみたいな物です。町に帰ったら買いに行きます?」
「そうだな。覚えられるなら覚えておきたい。じゃあ、生活魔法を教えてくれ。」
「はい。では両手を貸して下さい。」
愛斗は両手を前に出した。リーリアはそれを握る。
「今から愛斗さんの身体に私の魔力を流します。目を閉じて魔力の流れを全身で感じて下さい。では行きます。」
リーリアの手から暖かい何かが身体に流れてくる。その何かは愛斗の身体を駆け巡った。
「暖かい何かが身体を回っているな。」
「はい、それが魔力です。無事魔力泉が開いたみたいですね。後はそれを常に行い、魔力の流れを制御していくのです。私がしたように左手から私に魔力を流してみて下さい。出来たらスキルが得られる筈です。」
「む、こうか?」
愛斗は左手から魔力を放出する様にイメージをし、リーリアの身体に魔力を送り込む。
「は、はいっ!そ、そうです…!んっ、マナトお兄ちゃんの魔力が…あっ…こ、濃いっ!わ、私の中に流れて…んんっ…♪」
カトラとジルコはそれを見て思った。
「「何か…エロくね?こんなんだったっけ??」」
愛斗は構わずリーリアに魔力を送っていった。
「ふむ、手から送るイメージが大事だな。大体の流れは分かった。」
「は、はい。後はどの魔法でもその手から出すイメージを思い浮かべながら唱えれば使える様になる筈です。はふぅ…♪マナトさんの…凄い濃い魔力でしたぁ…♪」
リーリアはガクガクと足を震わせ、崩れ落ちた。愛斗はそっと支えて抱えた。
「す、すみません!」
「なに、いいさ。少し休もうか。」
愛斗はリーリアを椅子に座らせ休ませた。
「じゃあ此処からは私が教えてあげるね。」
「カトラか、頼む。」
「うん、では生活魔法には火を起こす【トーチ】。水を出す【アクア】。濡れた物を乾かす【ドライ】。服や身体を綺麗にする【クリーン】等の魔法があるのね。」
成る程、生活を便利にする系の魔法っぽいな。
「先ずは【トーチ】!」
ポッ。
カトラの指先から小さな火が出た。
「おぉ!火だ!」
「簡単でしょやってみて?」
「よ、よし。」
愛斗は指先から火を出すイメージを浮かべ、呪文を唱えた。
「【トーチ】!」
ゴォォォォォォッ!
「うぉぉぉぉっ!?」
愛斗の指先から巨大な火柱が上がった。
「は?な、何それ!?出せて火の玉より小さい筈なんだけど!?」
「知らん。イメージしたらこうなった。あ、そうか!」
愛斗は火炎放射器をイメージしていた。次にガスバーナーをイメージしてもう一度唱えた。
「【トーチ】!」
ゴォォォォォォッ!!
「成る程なぁ。」
「火、火が青い!?」
次にライターの火をイメージして唱えた。
「【トーチ】!」
ボッ。
「ふむふむ、大体分かったぞ。魔力プラスイメージで魔法が出るのだな。」
愛斗は要領が良かった。流石に神童と呼ばれただけの事はある。それに加え、現代日本では回りに便利な物が多数あったのでイメージもしやすい。
「て、天才かっ!?」
ジルコは凄く驚いていた。
「これで魔法を使った事がなかったなんて、ビックリですよ…。マナトさんなら色んな魔法を使える様になれるかも…。」
リーリアは目をキラキラさせながら愛斗を見上げていた。
「最初のやつなんて…明らかに黒魔法でしょ?生活魔法の枠外よ…。トーチであんな事が出来るなんて初めて知ったわ…。」
カトラは愛斗の能力に、いや可能性に驚きを隠せないでいた。
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