夢追い人~異世界に飛ばされた残念な男は気ままに暮らす~

夜夢

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第13章 新しい敵は魔法国家

01 偵察隊が来ました

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    愛斗がエルフの為の国を作ってから数日後、探索エリア内にエルフ以外の何かが反応した。

「マナト様!エリア内に数名の侵入者あり!」

「うむ。プリメーラ、射精すぞっ!」

「はいっ…♪いっぱい射精して下さいぃぃぃっ♪」

    愛斗は相変わらずエルフを抱いていた。中でも包容力のあるプリメーラがお気に入りで、事ある度にプリメーラを呼び、彼女と身体を重ねている。

「ふぅ…。何度抱いても飽きないな。プリメーラ、そろそろ孕んだ?」

「どうでしょうか。私はいつ出来てもおかしくはないと思っているのですが。長く生きると更に繁殖力が弱まるのかもしれません。」

「まぁ、それだけ何回も抱けるからありがたいんだけどね。」

「ふふっ…♪私も何回も注がれて幸せですわ♪」

    2人は緊急事態だと言うのにイチャイチャしていた。

「ま、マナト様!?敵ですよ敵!」

「分かってるって。誰もこの国には入れないし、攻撃も通じないんだ。慌てる必要など微塵も無いよ。でもまぁ…一応見てみますかね。映像、出して?」

「は、はいっ!」

    エルフは水晶を使った。

《あっあっあっ♪お兄ちゃん先生~♪またピノの膣内に射精したのぉ~っ?もう保健体育は満点取れるのにぃ~。まだ勉強させるのぉ~?》

    ブツン…。

「す、すみません。間違えました。」

「それ、この前撮った【家庭教師と生徒~教えるのは大人の授業~】じゃねぇか。お前、買ったのこれ?」

「…はい。ピノさんが可愛くて♪じゃなくて!次こそ!」

《あぁぁぁっ…!お、王妃たる私にこんな真似をっ!あ、あなたぁぁぁっ!ごめんなさいっ…このオチンポ気持ち良いのぉぉぉっ!あっ膣内でふくら…》

    ブツン! 

「次は【堕ちた王妃~世継ぎは敵将の子種から~】か。良い趣味してるな。お前。」

「ち、ちちち違うんですぅ~!これは借りただけでぇっ!」

「そろそろ写しませんこと?敵が来ているのでは?」

「はっ!そ、そうでした!」

    次は普通に映像が出た。画面には黒いローブを来た5人組が映っている。如何にも魔法使いっぽい服装だ。

「誰だコイツら。プリメーラ、知ってる?」

    プリメーラはじっと画面をみて気づいた。

「マナト様。あの帽子に書かれた紋章、あれはこの森にある魔法国家【ピカトリクス】のものですわ。」

「あぁ、そう言えばグレゴールの出身国が森の中にあるって言ってたっけ。奴等はエルフと敵対してんの?」

    プリメーラは答えた。

「敵対…していますね。と言うのも、ピカトリクスの方達が男エルフを連行しているのです。目的はエルフの種でしょうか。男エルフはバカですからね。少し胸が大きいだけの人間に飛び付き、拐われて行くのです。」

    耳が痛いな。

「成る程ねぇ。で…奴等の目的は何だと思う?」

「恐らく…エルフが1ヶ所に集まり国を作った事を察知したのでしょう。狙いは…分かりません。あの国にとって女エルフは価値がありませんから。」

「ふ~む…。ならば確認…か。エルフが団結してピカトリクスに襲い掛からないか確認しに来たんじゃないか?」

「あり得ますね。」

「あ、奴等堀の手前まで来ましたよ!ど、どうします!?」

「様子見かな。帰ろうとしたら…捕まえる。」

「分かりました!」

    愛斗達は映像を見ていた。

「な、何これ…!突然森にこんな物が…!いつの間に!?」

「どうします?中にはエルフ達が集まっている様ですが…。」

「だれかあの外壁に魔法撃ってみて?」

「は、はい!【フレイムランス】!」

    魔女の1人が外壁に向かって魔法を放った。が、外壁に触れるや否や魔法は掻き消された。

「き、キャンセルされた!?嘘っ!?」

「ふむ、皆、最大威力であれに撃ち込むぞ!【サンダーストーム】!」

「【ロックストーム】!」
「【アイスランス】!」
「【ホーリーバレット】!」
「【ダークフレイム】!」

    5人同時に魔法を撃ち込むが、外壁はビクともしなかった。

「ま、魔法が通じない!?まさか…結界!?」

「不味い…!中に強力な魔導師がいる可能性がある!一旦退くぞっ!」

「「「「は、はいっ!!」」」」

    5人が反転したその瞬間…。

「きゃっ!?」
「うわぁっ!?」
「お、落ちるっ!?」
「嫌っ!助け…」

「お、お前達っ!?これは…、【ワームホール】!やはり中に魔導師が!?直ぐに離れないとっ!!」

    リーダーらしき魔法使いは直ぐ様町から離れる。

「1人逃がしたか。まぁ良い。エルフの国へようこそ、ピカトリクスの魔法使い。態度次第では歓迎するよ。」

    愛斗は椅子から立ち上がり、魔法使いに近付いていく。

「貴方がエルフに力を?【フレイムランス】!」

    し~ん…。

「あ、あれ?【フレイムランス】!」

    し~ん…。

「ちょっと、何やってんのっ!」

「ま、魔法が使えない!」

「「「「嘘っ!?」」」」

    愛斗は彼女達に言った。

「バカだね。結界内で使える訳無いじゃん?俺達は使えるけど。」

    愛斗は右手に火、左手に氷を出した。

「死ぬか降伏するか選べ。降伏するなら手荒な真似はなるべくしない。」

「こ、降伏します!だから助けて…!」

「宜しい。では牢屋に移ろうか。【転移】。」

    愛斗は魔法使い4人を連れ、牢屋へと転移するのであった。牢屋と言っても、扉が鉄格子なだけでフカフカのベッドもあればトイレもある。ただし、壺だが。

「さて、囚人に服は要らないよな。【リーフカッター】。」

「「「「きゃあぁぁぁぁっ!!」」」」

    愛斗は彼女達の服を魔法でバラバラにした。室内には全裸の女が4人と愛斗が居た。

「さて…お楽しみの時間だ。お前達が堕ちるまで快楽を与えてやろう。先ずは最初に魔法を放ってくれた貴様からだ。良い声で鳴いてくれよ?」

「い、嫌っ…!来ないでっ!」

「なら此処に来た目的を言え。そしたら…考えてやる。」

    愛斗はそう言い、ニヤリと笑うのであった。


 
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