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第3章 国づくり
第31話 アース語る
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三体の竜が帰って来た事でアースは新たな考えが浮かんだ。その考えとは、竜たちに各種族を鍛えさせ戦に備えさせるというものだった。
「バーン兄さんは魔族をお願い出来るかな?」
「おう、構わんぜ」
「ヴァン兄さんはエルフでもいい?」
「ケーキくれるならね~」
「アクア姉さんは獣人を担当してもらえる?」
「オッケー。でアースは何を?」
「俺はちょっと海の様子を見に行ってくるよ。建造した船の調子も確かめたいしね」
火竜がアースに問い掛ける。
「アース、前から気になってたんだがよ……。お前のその知識量はなんなんだ? 俺達は人間の世界も見てきたがお前は見た事もないし、ましてやこの大陸から出た事もないだろ?」
アースはどう説明するか迷った末、三体の竜にのみ自分の事を話した。
「「「前世の記憶がある!?」」」
「うん。俺は地球と言う星で産まれ、百と数年、人間として生きてきたんだ。寿命で死んだ時にさ、神様に会ってね。未熟なこの星の発展に協力してくれって頼まれたんだよ。その時いくつかスキルをもらってこの世界に転生してきたんだ」
「なるほど……。転生か。それがアースの秘密だったのか。って事はあの船や料理なんかも?」
「うん、全部元いた世界のものだよ」
今度は水竜がアースに質問する。
「その地球ってどんな所だったの?」
「そうだなぁ……。まず、地球には魔力がない」
「魔力がない!?」
「そう。魔物もいなければダンジョンもない。もちろん魔法も竜も存在しないんだよ」
「へぇ~」
「その代わりに科学が発展したんだよ」
「科学?」
「そう。例えば照明や水道、風呂や建築資材、娯楽や生活を豊かにするために必要なものは魔法を使えなかったからどうにか快適な生活を送ろうと機械に頼るようになっていったんだよ」
「なるほどねぇ~。で、アースもそれに関わってたの?」
「関わってたって言うか、会社やってたんだ。俺が子供の時に世界大戦ってのがあってね、俺の国は大敗したんだ。しかも国土のほとんどは焼け野原。食糧も物資もないなかでなんとか暮らしを豊かに出来ないかと考えに考え、人生の半分以上をかけて様々なモノを作ってきたんだよ」
風竜が問い掛ける。
「その地球って所の人間もここと同じみたいだね。いつも戦争ばっかりだ」
「そうだね。毎日世界のどこかで争いが起こり、人が死んでたよ。原因は格差だ。なぜ自分の所は貧しいのか、なぜあっちは贅沢に暮らせるのか、なら殺して騙して奪えば良い。それが大きくなると国と国が争うようになる。どこの世界も争う原因は他人が妬ましいから起こるんだと俺は思ってる」
火竜が首を傾げる。
「なら皆平等にしちまえば良いんじゃね?」
「それは極論だね」
「バカね。出来るわけないでしょ。この世界には竜、人間、魔族、エルフ、獣人が存在してるのよ? 他にも、少数だけどドワーフ、妖精族なんかもね。それらを全部平等にするなんて無理な話よ」
「バーン兄さんはバカだなぁ~」
「……焼き尽くしたろうかっ!?」
皆に罵られバーンは逆切れしていた。
「バーン兄さん、だから国があって王がいるんだよ。全ての国が平等ってわけにはいかないけどさ、王の采配次第で国も人も豊かになれるんだよ。そもそもこの世界には俺の世界とは違ってダンジョンなんていう無限の素材庫まであるんだからさ。豊かになれないはずがないんだよ」
「まぁ……だがよ、ダンジョンには危険がつきまとうぜ? 罠もあれば冒険者からお宝だけかすめ盗る悪どいやつもいる。お前が思うよりダンジョンってのは万能じゃないんだぜ?」
アースはまだ他に人がいるダンジョンを知らなかった。確かに火竜の言う事ももっともだ。
「そっか。でもさ、ダンジョンってのは管理者がいるものじゃない?」
「ああ、名ばかりのな。親父から聞いた話じゃダンジョンは冒険者ギルドって所が管理してるらしい。だがそれも千年以上前の話だ。こう戦争ばっかりじゃ冒険者ギルドももう潰れてんじゃないか。それによ、こう戦争ばかりだ、民は困窮し犯罪に走る奴らも多くなんだろうよ。冒険者も戦争に駆り出されただろうしな。おそらくいまじゃ野ざらしだぞ」
「ふ~ん……。ま、他はどうか知らないけどさ、デモン大陸はちゃんと管理して皆平等になるようにしなきゃね。間違ってもここでは戦なんて起こさせないようにしなきゃ」
それに三体の竜も頷く。
「まぁ……ここに住む奴らは戦の悲惨さを知ってるからな。よほどバカじゃなけりゃ戦なんてしようとは思わねぇよ多分」
「ああ、そう信じたいよ」
水竜が尋ねる。
「アースが色んな知識を持ってた理由はわかったけどさ、じゃあ人間はどうするの?」
「人間かぁ……。全部が全部悪い奴らってわけじゃないんでしょ?」
「まぁそうね。いっそ全部悪人ならとことん洗い流しちゃうんだけど」
どうやら良い人間の国もあるらしい。
「だから基本攻めてきた奴らだけを撃退するって事で。人間に飛行手段ってあるのかな?」
「いや、なかったはずよ」
「なら大丈夫だよ。船でいくら攻めて来ようと上陸前に撃沈しちゃうから」
「どうやって?」
アースは三体の竜に迎撃砲の説明をした。さらに戦艦の説明もする。
「戦艦ねぇ~。風も潮流も気にしないで良い船なんて信じられないわ」
「なら乗ってみる? そろそろ浸水式しようかと思ってたからさ」
「「「今すぐ行こう!」」」
「ははっ、了解」
アースは戦艦に興味津々な火竜達を連れ、地下港へと向かうのであった。
「バーン兄さんは魔族をお願い出来るかな?」
「おう、構わんぜ」
「ヴァン兄さんはエルフでもいい?」
「ケーキくれるならね~」
「アクア姉さんは獣人を担当してもらえる?」
「オッケー。でアースは何を?」
「俺はちょっと海の様子を見に行ってくるよ。建造した船の調子も確かめたいしね」
火竜がアースに問い掛ける。
「アース、前から気になってたんだがよ……。お前のその知識量はなんなんだ? 俺達は人間の世界も見てきたがお前は見た事もないし、ましてやこの大陸から出た事もないだろ?」
アースはどう説明するか迷った末、三体の竜にのみ自分の事を話した。
「「「前世の記憶がある!?」」」
「うん。俺は地球と言う星で産まれ、百と数年、人間として生きてきたんだ。寿命で死んだ時にさ、神様に会ってね。未熟なこの星の発展に協力してくれって頼まれたんだよ。その時いくつかスキルをもらってこの世界に転生してきたんだ」
「なるほど……。転生か。それがアースの秘密だったのか。って事はあの船や料理なんかも?」
「うん、全部元いた世界のものだよ」
今度は水竜がアースに質問する。
「その地球ってどんな所だったの?」
「そうだなぁ……。まず、地球には魔力がない」
「魔力がない!?」
「そう。魔物もいなければダンジョンもない。もちろん魔法も竜も存在しないんだよ」
「へぇ~」
「その代わりに科学が発展したんだよ」
「科学?」
「そう。例えば照明や水道、風呂や建築資材、娯楽や生活を豊かにするために必要なものは魔法を使えなかったからどうにか快適な生活を送ろうと機械に頼るようになっていったんだよ」
「なるほどねぇ~。で、アースもそれに関わってたの?」
「関わってたって言うか、会社やってたんだ。俺が子供の時に世界大戦ってのがあってね、俺の国は大敗したんだ。しかも国土のほとんどは焼け野原。食糧も物資もないなかでなんとか暮らしを豊かに出来ないかと考えに考え、人生の半分以上をかけて様々なモノを作ってきたんだよ」
風竜が問い掛ける。
「その地球って所の人間もここと同じみたいだね。いつも戦争ばっかりだ」
「そうだね。毎日世界のどこかで争いが起こり、人が死んでたよ。原因は格差だ。なぜ自分の所は貧しいのか、なぜあっちは贅沢に暮らせるのか、なら殺して騙して奪えば良い。それが大きくなると国と国が争うようになる。どこの世界も争う原因は他人が妬ましいから起こるんだと俺は思ってる」
火竜が首を傾げる。
「なら皆平等にしちまえば良いんじゃね?」
「それは極論だね」
「バカね。出来るわけないでしょ。この世界には竜、人間、魔族、エルフ、獣人が存在してるのよ? 他にも、少数だけどドワーフ、妖精族なんかもね。それらを全部平等にするなんて無理な話よ」
「バーン兄さんはバカだなぁ~」
「……焼き尽くしたろうかっ!?」
皆に罵られバーンは逆切れしていた。
「バーン兄さん、だから国があって王がいるんだよ。全ての国が平等ってわけにはいかないけどさ、王の采配次第で国も人も豊かになれるんだよ。そもそもこの世界には俺の世界とは違ってダンジョンなんていう無限の素材庫まであるんだからさ。豊かになれないはずがないんだよ」
「まぁ……だがよ、ダンジョンには危険がつきまとうぜ? 罠もあれば冒険者からお宝だけかすめ盗る悪どいやつもいる。お前が思うよりダンジョンってのは万能じゃないんだぜ?」
アースはまだ他に人がいるダンジョンを知らなかった。確かに火竜の言う事ももっともだ。
「そっか。でもさ、ダンジョンってのは管理者がいるものじゃない?」
「ああ、名ばかりのな。親父から聞いた話じゃダンジョンは冒険者ギルドって所が管理してるらしい。だがそれも千年以上前の話だ。こう戦争ばっかりじゃ冒険者ギルドももう潰れてんじゃないか。それによ、こう戦争ばかりだ、民は困窮し犯罪に走る奴らも多くなんだろうよ。冒険者も戦争に駆り出されただろうしな。おそらくいまじゃ野ざらしだぞ」
「ふ~ん……。ま、他はどうか知らないけどさ、デモン大陸はちゃんと管理して皆平等になるようにしなきゃね。間違ってもここでは戦なんて起こさせないようにしなきゃ」
それに三体の竜も頷く。
「まぁ……ここに住む奴らは戦の悲惨さを知ってるからな。よほどバカじゃなけりゃ戦なんてしようとは思わねぇよ多分」
「ああ、そう信じたいよ」
水竜が尋ねる。
「アースが色んな知識を持ってた理由はわかったけどさ、じゃあ人間はどうするの?」
「人間かぁ……。全部が全部悪い奴らってわけじゃないんでしょ?」
「まぁそうね。いっそ全部悪人ならとことん洗い流しちゃうんだけど」
どうやら良い人間の国もあるらしい。
「だから基本攻めてきた奴らだけを撃退するって事で。人間に飛行手段ってあるのかな?」
「いや、なかったはずよ」
「なら大丈夫だよ。船でいくら攻めて来ようと上陸前に撃沈しちゃうから」
「どうやって?」
アースは三体の竜に迎撃砲の説明をした。さらに戦艦の説明もする。
「戦艦ねぇ~。風も潮流も気にしないで良い船なんて信じられないわ」
「なら乗ってみる? そろそろ浸水式しようかと思ってたからさ」
「「「今すぐ行こう!」」」
「ははっ、了解」
アースは戦艦に興味津々な火竜達を連れ、地下港へと向かうのであった。
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