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第02章 少年期
13 ベリーツの決断
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女スパイが孕まされて戻って来た。ベリーツ王は女スパイに申し訳無いと思いつつも、何か有益な情報を得て来たのかと尋ねた。
「…ふざけているのか…。そいつは確かにそう言ったんだな?」
「…はい。グレゴールと繋がりのある国は敵。勇者を喚ぶ国も敵。そして…助けるのは女のみ。確かにそう語っていました…うぅっ…。」
「…そうか、ご苦労だった。」
王は女を下がらせ、考えた。
「…男が助かる道は無い…か。甘いな。助かる道はある!勇者を召喚していない国、かつグレゴールと繋がりの無い国に逃げれば良い。そんな国が有るとは知らなかった様だな。直ぐに支度をしなければ…。」
王は急ぎ近親者を集め国を捨てる事を話した。
「こ、国民を見捨てると言うのですか!」
「これしか助かる道は無いのだ。それとも…10万もの軍勢を一瞬で殲滅させる魔族に戦いを挑むか?なら何時でも王の座は譲るぞ?」
「だ、だからって私達だけ逃げるなんて…。せめて国民にも話してあげては…。」
王は言った。
「これから行く場所は【グラジオラス】だ。」
「「「グラジオラス!?本気か!?」」」
「ああ。あそこしか助かる道は無い。」
王の弟が言った。
「彼処は国を追われた者達が暮らす所だぞ!?犯罪者や亡命者、兎に角ワケアリな人間ばかりが集まる場所だ!確かにあれは国じゃないが…危険過ぎる!法も何もない無法地帯じゃないか!」
「なら…魔族に妻や子を犯され、男は処刑されるのを待つか?送ったスパイはキッチリ孕まされて帰って来たわ。」
女達が黙る。
「あんな狭い場所に国民全員連れて行けるか?此処に居ても男は死ぬかも知れんが…女は助かるんだ。俺には…勝てる道が見つけられんのだ。今は逃げ、グレゴールが魔族を倒してくれるのを待つ。それが俺の考えだ。」
「グレゴールは勝てると思うか?」
「…分からん。あの国がどれだけ勇者を抱えているかも分からんのだ。予測は出来ない。可能性があるとしたらグレゴールしか無いだろう。あの国で無理ならもう無理だ。全ての国は魔族に勇者を差し出し、二度と勇者を喚ばないと宣言するしか人間が助かる道は無い。」
全員黙ってしまった。
「兎に角、国を出る準備だ。残りたい奴は好きにしろ。俺は逃げる!魔族に殺されるなんて真っ平御免だ!」
「私も行こう。生きてさえいればまた国は興せる。」
「…そうね。今は逃げるしか助かる道は無いなら…。」
「決まりだな。深夜、皆が寝静まったら逃げよう。それまでに必要最低限の荷物を纏めておけ。」
「「「「分かった。」」」」
王族は国民を見捨て、逃げる道を選択した。全て蓮に聞かれているとも知らずに。
蓮はスパイが必ず王に報告するだろうと思い、スパイの身体に遠隔式の盗聴機を仕掛けていた。この盗聴機は人間の目には見えない程小さく、かつクリーンな音声を拾う事が可能なモノだ。
「まさか自分達だけ助かろうとするなんてなぁ…。最低な王族だ。そう思わないか?女スパイさん?」
「…最低…だな。こんな王の為に私は…孕んでまで…。」
「あ~、それ嘘だから。まだ孕んで無いぜ?」
「は?はぁぁぁぁ!?」
女は叫んだ。
「ほ、本当か!?私は孕んで無いのか!?」
「ああ。ガッカリしたか?」
「…いや、残念だよ。そうか…。なら…取引しよう。」
「あ?取引だ?なんだよ?」
「私を雇わないか?避妊魔法を使ってくれたら好きな時に抱いて良い。その代わり、私は貴方の為に働く。だから…必ずあの王族を殺してくれ。」
蓮はニヤリと嗤った。
「良いだろう。じゃあ宿に行こうか。深夜まで時間潰しにセクロスしようぜ!」
「貴方の頭にはそれしかないのか…。し、したいなら好きにしてくれ。」
「実はハマりかけてんだろ?」
「ば、バカを言うな!早く行くぞ?抱きたいんだろ?」
「…やる気満々じゃねぇか。」
その後、蓮は深夜まで彼女と宿で時間を潰した。
「あ、避妊魔法忘れてた。」
「なっ!?…はぁ…もう諦めたわよ。最初から避妊する気なんて無かったでしょ?またこんなに射精して…。」
「まぁな~。ま、働かせる気は最初から無いから。お前の役目はのんびり町で暮らして子供を育てる事だ。こんな世界からは足を洗え。どうせ誰にも俺は倒せねぇよ。」
「ん…♪分かった…。」
蓮は服を着て女に言った。
「明日、この町の広場でイベントやるからさ、良かったら見に来いよ。きっと笑えるからよ。」
「イベント?分かった。取り敢えず行ってみるわ。」
「ああ。じゃ…捕まえてくるわ。」
「ええ。」
深夜、蓮は城を出て国境を越えようとする集団を監視し、国境を越えるまで捕まえるのを待った。国内で捕まえたら言い訳されて逃げるかもしれないからだ。国境さえ越えてしまえば国外逃亡確定だ。
「よし、アレを抜ければ国境だ!急げっ!」
「「「あ、ああっ!」」」
しかし、越えた先には地獄が待っていた。
「よ~し、もう大丈夫だ。後はゆっくり北を目指して…」
「あっれ~?もしかしてベリーツ王ですか~?それに皆さん王族の。こんな時間にどうしたんっすか~?」
「だ、誰だ!」
蓮はニヤリと嗤い、全員にバインドを掛けた。そして正体を露にした。
「ボドールを潰した魔族で~す。お前達を捕まえに来ました~。全部バレてんのに必死で走る姿…笑えたわ。」
「「「なっ!?」」」
蓮は王族を見た。
「ふむふむ。お、お前に決めた。」
「え?きゃあぁぁぁっ!?」
蓮は少女のバインドを解除し、服を引き裂いた。
「な、何をする!」
「時間潰しだよ。国民が起きるまでな。明日、お前等を国民の前で処刑する。女はこうやって抱かれるなら助けてやっても良いぜ?そらよっと。」
「いっ!いたぁぁぁぁっ!な、何っ!?痛い痛い痛いっ!」
「き、貴様っ!む、娘を離せっ!」
「あ~?ならこいつは王女か?くくっ、なら見ておけよ。お前の娘が女に変わる瞬間をな。」
蓮は王に見せ付ける様に王女の足を抱えて持ち上げ、後ろからモノを突き刺し上下に動かしていた。
「た、助けっ…い、痛いよぉっ!」
「き、貴様っ!止めろっ!止めてくれっ!」
「はぁ?何故人間の言う事を聞かなきゃならん。っく、滑りが悪いな。一回射精しとくか。」
「え?あっ!や、やだ!何か入って来てるっ!な何…!?」
「あ…あぁぁぁぁっ!!貴様っ!それを抜けぇっ!」
蓮は構わず再び上下に動かし始めた。
「あっ…♪な、何…今の…ぉ♪な、何か…き、気持ち良くなって…あっあっ♪」
「感じてきたようだな。可愛い声が出始めたぜ。」
ベリーツ王が言った。
「…気に入ったならそれはくれてやる。だから…逃がしてはくれまいか?」
「………お、お父様…な、何を…いって…?」
「う、うるさい!取引だ!な、なんなら妻もくれてやる!ほ、他の女もだ!全部渡すから…!に、逃がしてくれ…頼む!」
ベリーツ王は女を餌に命乞いしてきた。
「…良いぜ?なら野郎だけ逃がしてやるよ。バインド解除。」
「「「う、動ける!に、逃げるぞっ!」」」
王達は脱兎の如く逃げ出した。それを動けない女達はただ見ているしかなかった。
「え…嘘…でしょ?私達…見捨てられ…。」
「ひ、酷い…。」
蓮は王女に言った。
「酷い父親だな。娘や妻を餌に自分達だけ逃げ出すなんてな。これからは俺が可愛がってやるよ。今までより良い暮らしもさせてやる。」
「「「「「…え?」」」」」
王女だけでなく王妃や王の親族の妻や娘も反応した。
「い、良い暮らしって…王族の私達より貴方の町の暮らしぶりが上だと言うのですか?」
「当たり前だろ?黙っていても金は入るし、俺に抱かれりゃ更に金は手に入る。町は綺麗だし、部屋にはトイレも風呂も完備。町では様々な食材も買えるし、何でも揃ってるからな。町には男はいないから襲われる心配も無いし、住民は全員俺の女だから争う事も無い。」
「はぁ…はぁ…♪ま、魔族さん…♪もっと動かしてっ…♪」
「おっと、すまんすまん。こうだな?」
「あんっあっあっ♪ぬるぬるしてぇっ♪凄く気持ち良いのぉっ♪」
王女はセックスに夢中の様だ。
「まあ、実際見た方が早いよな。俺の町に行こうか。【テレポート】。」
蓮は見捨てられた女達を連れ、マンションへと飛ぶのであった。
「…ふざけているのか…。そいつは確かにそう言ったんだな?」
「…はい。グレゴールと繋がりのある国は敵。勇者を喚ぶ国も敵。そして…助けるのは女のみ。確かにそう語っていました…うぅっ…。」
「…そうか、ご苦労だった。」
王は女を下がらせ、考えた。
「…男が助かる道は無い…か。甘いな。助かる道はある!勇者を召喚していない国、かつグレゴールと繋がりの無い国に逃げれば良い。そんな国が有るとは知らなかった様だな。直ぐに支度をしなければ…。」
王は急ぎ近親者を集め国を捨てる事を話した。
「こ、国民を見捨てると言うのですか!」
「これしか助かる道は無いのだ。それとも…10万もの軍勢を一瞬で殲滅させる魔族に戦いを挑むか?なら何時でも王の座は譲るぞ?」
「だ、だからって私達だけ逃げるなんて…。せめて国民にも話してあげては…。」
王は言った。
「これから行く場所は【グラジオラス】だ。」
「「「グラジオラス!?本気か!?」」」
「ああ。あそこしか助かる道は無い。」
王の弟が言った。
「彼処は国を追われた者達が暮らす所だぞ!?犯罪者や亡命者、兎に角ワケアリな人間ばかりが集まる場所だ!確かにあれは国じゃないが…危険過ぎる!法も何もない無法地帯じゃないか!」
「なら…魔族に妻や子を犯され、男は処刑されるのを待つか?送ったスパイはキッチリ孕まされて帰って来たわ。」
女達が黙る。
「あんな狭い場所に国民全員連れて行けるか?此処に居ても男は死ぬかも知れんが…女は助かるんだ。俺には…勝てる道が見つけられんのだ。今は逃げ、グレゴールが魔族を倒してくれるのを待つ。それが俺の考えだ。」
「グレゴールは勝てると思うか?」
「…分からん。あの国がどれだけ勇者を抱えているかも分からんのだ。予測は出来ない。可能性があるとしたらグレゴールしか無いだろう。あの国で無理ならもう無理だ。全ての国は魔族に勇者を差し出し、二度と勇者を喚ばないと宣言するしか人間が助かる道は無い。」
全員黙ってしまった。
「兎に角、国を出る準備だ。残りたい奴は好きにしろ。俺は逃げる!魔族に殺されるなんて真っ平御免だ!」
「私も行こう。生きてさえいればまた国は興せる。」
「…そうね。今は逃げるしか助かる道は無いなら…。」
「決まりだな。深夜、皆が寝静まったら逃げよう。それまでに必要最低限の荷物を纏めておけ。」
「「「「分かった。」」」」
王族は国民を見捨て、逃げる道を選択した。全て蓮に聞かれているとも知らずに。
蓮はスパイが必ず王に報告するだろうと思い、スパイの身体に遠隔式の盗聴機を仕掛けていた。この盗聴機は人間の目には見えない程小さく、かつクリーンな音声を拾う事が可能なモノだ。
「まさか自分達だけ助かろうとするなんてなぁ…。最低な王族だ。そう思わないか?女スパイさん?」
「…最低…だな。こんな王の為に私は…孕んでまで…。」
「あ~、それ嘘だから。まだ孕んで無いぜ?」
「は?はぁぁぁぁ!?」
女は叫んだ。
「ほ、本当か!?私は孕んで無いのか!?」
「ああ。ガッカリしたか?」
「…いや、残念だよ。そうか…。なら…取引しよう。」
「あ?取引だ?なんだよ?」
「私を雇わないか?避妊魔法を使ってくれたら好きな時に抱いて良い。その代わり、私は貴方の為に働く。だから…必ずあの王族を殺してくれ。」
蓮はニヤリと嗤った。
「良いだろう。じゃあ宿に行こうか。深夜まで時間潰しにセクロスしようぜ!」
「貴方の頭にはそれしかないのか…。し、したいなら好きにしてくれ。」
「実はハマりかけてんだろ?」
「ば、バカを言うな!早く行くぞ?抱きたいんだろ?」
「…やる気満々じゃねぇか。」
その後、蓮は深夜まで彼女と宿で時間を潰した。
「あ、避妊魔法忘れてた。」
「なっ!?…はぁ…もう諦めたわよ。最初から避妊する気なんて無かったでしょ?またこんなに射精して…。」
「まぁな~。ま、働かせる気は最初から無いから。お前の役目はのんびり町で暮らして子供を育てる事だ。こんな世界からは足を洗え。どうせ誰にも俺は倒せねぇよ。」
「ん…♪分かった…。」
蓮は服を着て女に言った。
「明日、この町の広場でイベントやるからさ、良かったら見に来いよ。きっと笑えるからよ。」
「イベント?分かった。取り敢えず行ってみるわ。」
「ああ。じゃ…捕まえてくるわ。」
「ええ。」
深夜、蓮は城を出て国境を越えようとする集団を監視し、国境を越えるまで捕まえるのを待った。国内で捕まえたら言い訳されて逃げるかもしれないからだ。国境さえ越えてしまえば国外逃亡確定だ。
「よし、アレを抜ければ国境だ!急げっ!」
「「「あ、ああっ!」」」
しかし、越えた先には地獄が待っていた。
「よ~し、もう大丈夫だ。後はゆっくり北を目指して…」
「あっれ~?もしかしてベリーツ王ですか~?それに皆さん王族の。こんな時間にどうしたんっすか~?」
「だ、誰だ!」
蓮はニヤリと嗤い、全員にバインドを掛けた。そして正体を露にした。
「ボドールを潰した魔族で~す。お前達を捕まえに来ました~。全部バレてんのに必死で走る姿…笑えたわ。」
「「「なっ!?」」」
蓮は王族を見た。
「ふむふむ。お、お前に決めた。」
「え?きゃあぁぁぁっ!?」
蓮は少女のバインドを解除し、服を引き裂いた。
「な、何をする!」
「時間潰しだよ。国民が起きるまでな。明日、お前等を国民の前で処刑する。女はこうやって抱かれるなら助けてやっても良いぜ?そらよっと。」
「いっ!いたぁぁぁぁっ!な、何っ!?痛い痛い痛いっ!」
「き、貴様っ!む、娘を離せっ!」
「あ~?ならこいつは王女か?くくっ、なら見ておけよ。お前の娘が女に変わる瞬間をな。」
蓮は王に見せ付ける様に王女の足を抱えて持ち上げ、後ろからモノを突き刺し上下に動かしていた。
「た、助けっ…い、痛いよぉっ!」
「き、貴様っ!止めろっ!止めてくれっ!」
「はぁ?何故人間の言う事を聞かなきゃならん。っく、滑りが悪いな。一回射精しとくか。」
「え?あっ!や、やだ!何か入って来てるっ!な何…!?」
「あ…あぁぁぁぁっ!!貴様っ!それを抜けぇっ!」
蓮は構わず再び上下に動かし始めた。
「あっ…♪な、何…今の…ぉ♪な、何か…き、気持ち良くなって…あっあっ♪」
「感じてきたようだな。可愛い声が出始めたぜ。」
ベリーツ王が言った。
「…気に入ったならそれはくれてやる。だから…逃がしてはくれまいか?」
「………お、お父様…な、何を…いって…?」
「う、うるさい!取引だ!な、なんなら妻もくれてやる!ほ、他の女もだ!全部渡すから…!に、逃がしてくれ…頼む!」
ベリーツ王は女を餌に命乞いしてきた。
「…良いぜ?なら野郎だけ逃がしてやるよ。バインド解除。」
「「「う、動ける!に、逃げるぞっ!」」」
王達は脱兎の如く逃げ出した。それを動けない女達はただ見ているしかなかった。
「え…嘘…でしょ?私達…見捨てられ…。」
「ひ、酷い…。」
蓮は王女に言った。
「酷い父親だな。娘や妻を餌に自分達だけ逃げ出すなんてな。これからは俺が可愛がってやるよ。今までより良い暮らしもさせてやる。」
「「「「「…え?」」」」」
王女だけでなく王妃や王の親族の妻や娘も反応した。
「い、良い暮らしって…王族の私達より貴方の町の暮らしぶりが上だと言うのですか?」
「当たり前だろ?黙っていても金は入るし、俺に抱かれりゃ更に金は手に入る。町は綺麗だし、部屋にはトイレも風呂も完備。町では様々な食材も買えるし、何でも揃ってるからな。町には男はいないから襲われる心配も無いし、住民は全員俺の女だから争う事も無い。」
「はぁ…はぁ…♪ま、魔族さん…♪もっと動かしてっ…♪」
「おっと、すまんすまん。こうだな?」
「あんっあっあっ♪ぬるぬるしてぇっ♪凄く気持ち良いのぉっ♪」
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「まあ、実際見た方が早いよな。俺の町に行こうか。【テレポート】。」
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